本日の献立/4月18日(月)・ちくわの磯辺揚げ ・卵焼き ・小松菜のおひたし ・すまし汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 834kcal、たんぱく質 36.3g、脂質 26.0g ☆たまねぎ(玉葱)☆ タマネギの原産地は、諸説がありますが、中央アジアから地中海沿岸とされています。栽培の歴史は古く、古代エジプトやメソポタミア文明が栄えたころに始まったといわれています。ヨーロッパでは肉料理に合うことから、16世紀には各地に広がったようです。日本へは江戸時代にオランダ人が長崎に持ち込んだのが最初とされていますが、当時はネギが普及していたため定着しなかったようです。その後明治時代になってアメリカから導入された品種が、大阪で育成・選抜され、北海道でも栽培が成功し、全国に広まりました。 日本で栽培されるタマネギは、北海道産が6割を占め、8月から10月ごろにかけて収穫され、貯蔵されたものが、春まで順次出荷されます。本州産のものは、春から夏にかけて、多く出荷されています。大阪府では、「泉州たまねぎ」が「なにわの特産品」として選定されており、水分が多く、甘味があって柔らかいことから、オニオンスライスなど生でも煮てもおいしいことから人気があり、旬の5〜6月を中心に出荷されます。 タマネギの食用となる部分は、根の部分と思われがちですが、実は茎の根元が膨らんで大きくなった鱗茎(りんけい)と呼ばれる部分で、厳密にいうと葉の部分ということになります。ネギ類の仲間であるニンニクやラッキョウも同じことがいえます。 タマネギの成分で、最も多いのは糖質で、ビタミン類やミネラル類はあまり多い方ではありませんが、ネギ類に共通の香り成分である硫化アリルは、ビタミンB1の吸収を助け、新陳代謝を活発にします。また、コレステロールの代謝を促し、血液をサラサラにして動脈硬化、高血圧、糖尿病、脳血栓などの予防にも効果が期待されます。タマネギを切った時に涙が出るのもこの硫化アリルが原因で、刺激臭と辛味により目や鼻を刺激することから起こります。 今日は「豚肉の甘辛炒め」に使っています。 |