靴のかかとを踏むということ
登校指導や下校指導で正門に立っている時、靴のかかとを踏んでいる子どもを見かけると「靴をしっかり履きなさい。」と声をかけています。ほとんどの子どもは「はい。」と素直に応じて、その場で靴を履いてくれるのですが、「お家の人も踏んでるからええねん。」という子どもがいて、びっくりしてしまうこともありました。私が子どもの頃は靴のかかと部分を踏んだりすると、とんでもない勢いで叱られたりしたものです。靴のかかとを踏むとなぜいけないのでしょうか。
1.靴が傷む。 もともと、あの部分は踏むようには作っていませんから、当然傷み が早くなります。 2.素早く動けない。 何かの危機回避のためにとっさに動かなければいけなかったり、走 らなければいけなかったりするときに動きにくくなります。温泉宿で 卓球をするとき以外、スリッパで運動する人はいません。 最近、気になっているのは高学年よりも低学年の子ども達に靴のかかとを踏んでいる子が多いということです。靴箱に入っている靴の中にはすっかり踏み込まれた型がついてしまっている靴もあります。いちど、お子さんの靴を点検してみてください。お子さんが靴のかかとを踏んでいるか、踏んでいないかは一目瞭然です。 |
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