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「きまりのない学校」

 2年生が道徳科の学習で「きまりのない学校」という教材文を読んでみんなで考えていました。「きまり」や「約束」なんてない方が楽でいいのかもしれません。でも、学校は集団生活をする場所ですから、面倒くさいけれど、そこには色々な約束やきまりが存在することになります。
 「廊下や階段を走らない。」というきまりがあります。これは転倒したり誰かとぶつかったりすることを防ぐためにあります。そのきまりを守ることで自分自身や友だちの安全を守ることになるのです。「赤いコーンが立てられている時は運動場に出ません」というきまりもあります。これは運動場の良いコンディションを保つためにあります。このようにきまりや約束には必ず理屈にあった理由があるのです。そのような理屈に合わないものは「ブラック校則」などと呼ばれたりします。
 子ども達には学校のきまりや約束を守るように指導しています。廊下を走っている子どもがいれば指導します。学校に不必要なものを持ってきていたら、もう持ってこないように指導します。遅刻をしていたら、登校時間内に来るように指導します。髪の毛を染めたり、ピアスをしていたらやめるように指導します。危険な遊び方をしていたら、遊び方のルールを守るように指導します。学校として当然のことです。
 ただ、学校だけの指導ではなかなか効果の上がらないこともあります。例えば「登校時間内に登校しよう」や「髪の毛を染めたり、ピアスをしてはいけません」というようなきまりがそれに当たります。これについては保護者の方のご協力があれば効果は確実に出てきます。
 金塚プライドの一つとして子ども達に提示しているものに「学ぼう 守ろう 整えよう」があります。どうか金塚の子ども達全員が「きまり」や「約束」の大切さを理解し、笑顔あふれる学校になりますように、ご家庭でもご協力頂きますようにお願い申し上げます。

             大阪市立金塚小学校長 山本信吾
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