金塚小学校には、「トンボ池」という手づくりの池があります。創立９０周年を記念して改訂された『わたしたちの町　金塚’１３』という本には、「トンボ池」について次のように書かれています。

　『平成１１年には、身近に豊かな自然環境を取り戻そうと、手づくりの「トンボ池」づくりが始まりました。「こんな池があったらいいな」という子どもたちのイメージをもとに、全学年で、力を合わせて池を掘りました。石組みをし、橋も作りました。…』

　写真は、今現在の「トンボ池」の様子です。今頃の季節になるとショウブが鮮やかな色を放ち、私たちの目を和ませてくれます。このショウブを見るたびに、中村汀女さんの「沸きし湯に　切っ先青き　菖蒲かな」という句を思い出します。池の黒メダカも元気いっぱい泳いでいます。金塚小学校に来られた折には、ぜひ、「トンボ池」を訪れてみてください。