3月3日(土)、
菅北ジュニアバンドの第37回定期演奏会が講堂にて開催されました。子どもたちは、火〜金曜日の毎朝始業前や毎土曜日午前中の練習を積み重ねてきており、1年間の集大成となる演奏会です。6年生にとっては、最後の卒業演奏会となります(写真上)。
毎日の練習の成果が表れた、すばらしい演奏会でした。4月に入部した3年生も1年間の練習の結果、演奏会で立派にコルネットを吹けるようになっています(写真下)。
明日からは5年生がバンドを引っ張っていきます。上級生は自分がしてきてもらったように、下級生を指導していきます。このようにして、伝統は受け継がれ、定期演奏会も37年の歴史を重ねてきました。
子どもたちは、この活動を通して多くのことを学んできました。演奏会の中で6年生は、一人一人メッセージも読み上げています。そのうちの一つを紹介します。
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私が菅北ジュニアバンドに入ったきっかけは、2年生の時に毎年の恒例行事で6年生が勧誘してくれたことです。そこでは、6年生が楽器の紹介などをしてくれました。そして、楽器の体験をしているときに、6年生が吹き方のコツを教えてくれました。そのときに、楽器を吹くのがうまい6年生がかっこいいと思い、私も楽器を上手に吹けるようになりたいと思いました。3年生になり、ジュニアバンドに入ると、やはり6年生は楽器を吹くのがとても上手でした。3年生の時の定期演奏会で6年生がデュエットを吹いていて、とてもきれいな音で、本当にすごいなと思ったのが心に残っています。
先輩のようにうまくなりたいと思っているので、練習しても吹けない曲があるのはとてもつらかったけど、吹けなかったところが吹けるようになったときは、とてもうれしかったです。
このように、つらいこともあったけど、それよりもジュニアバンドの活動は楽しかったので、ジュニアバンドを卒業するのはとてもさびしいですが、たくさんのことを学んだので、学んだことを忘れずに成長し、いろいろなことにチャレンジしていきたいです。
在校生のみなさん、練習をしてうまくならなかったりつらかったりすることもあるかもしれないけど、続けていたら少しずつでも必ずうまくなるので練習を続けてください。来年は、今よりも責任感を持たないといけなくなると思います。特に5年生は最高学年になり、大変になると思うけど、部員みんなをがんばってまとめてください。
保護者会のみなさん、お忙しい中、私たちのために本番があるたびに引率やいろいろな手配、プレゼントなどを用意してくださって、ありがとうございました。
ジュニアバンドでは、楽器のこと以外にも、返事をすることやあきらめずに一つのことをやり続けるということを学びました。楽器をやめてしまっても、ジュニアバンドで学んだことをこれからも大切にしていきたいです。