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校長メモ 5月16日(土)  絵本作家 中川洋典さんからの応援メッセージ

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 昨年10月の読書フェスティバルのゲスト、中川洋典さんから木川南小学校の皆さんに送られてきた応援メッセージと6枚の絵を紹介します。

 こんにちは。絵本作家の中川洋典です。昨年の10月24日に読書週間のイベントで、木川南小学校へ寄せてもらって、絵本を読んだりお話をしたりしました。おぼえています?あの時は最高に楽しかったです。また今年の2月には、今の2年生〜4年生のみんなと一緒に、図工の授業をしました。いい絵をいっぱい見せてもらいましたよ。ありがとうね。
今、みんなはたぶん、新型コロナウィルスの影響で、学校へ行けない毎日だと思います。(人が集まるところには行ってはいけないし。)きっと学校に通っていた時のことを、思い出しているのではないですか?1年生の人は、初めての小学校での毎日がどんななのか、想像をしているかもしれないね。
 みんな、家の中にいて、退屈することもあると思います。友達と会いたい、一緒に遊びたい、いろいろ話をしたい。それって、今できないから、そんな風に感じるんだと私は思います。もし新型コロナウィルスが広まっていなかったら、みんな当たり前のようにやっていたことですから。
 いつもは普通にしていたことができない毎日になって、友だちや先生に会いたいなあ、学校に行きたいなあって思いません?もし少しでもそう思ったことがあるなら、あなたは家にいて、発見をしたんだと思う。友達や先生や学校が、あなたの生活の中で、とても大きなものだったことを。
 私も3月ぐらいからずっと家にいて、なかなか外で仕事ができません。なので、家で小さな絵を描いています。みんなのことを時々思い出します。木川南小学校へ何回か行って、みんなが元気に遊んでいるのを見た時に、気がついたことがあるんです。それを思い出すんです。
 教室や運動場で遊んでいる子どもって、空の雲によく似ている。みんな個性がバラバラで、大きさも形も違う。どこへいくのかわからない。さっきまでここにいたのに、もうどこにもいない。
どこにもいなかったのに、今はあちこちにいる。雲とあなたたち子どもって、本当にそっくり!
 みんなが1日も早く学校へ行ける日を願って、6枚の絵を描きました。赤い紙に色鉛筆やクレヨンで模様を描いて、それをハサミで切って雲を作って、紙に貼りました。画像を撮ったので見てくださいね。空に浮かんだ雲を、学校の自分たちだと思って。

                          中川洋典
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