校長メモ 10月26日(月) 運動参観ありがとうございました
10月23日土曜日、運動参観にお越しいただきありがとうございました。例年なら、子どもたちが出番のために移動するのも大変なぐらいたくさんの保護者や地域の方々で運動場がいっぱいになる賑やかな運動会ですが、今年度は、コロナウイルス感染防止を最優先に、2学年ずつの体育の授業参観としての開催となりました。
限られた条件の中、一生懸命練習に取り組んできた子どもたちの競技・演技を、本当は一人でも多くの方に観ていただきたかっただけに、残念でなりません。1家庭2名までという人数制限を設けざるを得ず心苦しい限りでしたが、ご協力いただきましたことに心から感謝申しあげます。 また、他の学年の競技や演技を観て応援したり、赤白の得点を競い合ったり、全校一体となった子ども同士の関わり合いをつくれなかったことも非常に残念に感じています。コロナの状況がどうなるのかわかりませんが、来年度は、新しい生活様式を踏まえながらも、全学年の子どもたちが一つになって、運動場に歓声が響き渡るような運動会ができることを願うばかりです。 校長 久保 敬 校長メモ 10月21日(水) 運動参観に向けて
10月24日(土)は運動参観です。今年度は、コロナの関係で例年のような運動会を行うことができず、2学年ずつ交代でその学年の保護者の方のみに観ていただく参観として行うことにしました。それでも子どもたちは一生懸命、競演技の練習に取り組んでいます。
24日当日は、他の学年の演技を観ることができないので、今朝、お互いの演技を披露しあいました。どの学年も、すごくいい表情で、あふれる生命力を輝かせて演技をしていました。本当に多くの方に観てもらえないことが残念でなりません。 最後の運動会となる6年生は、密を避けるため、組体操が一人技しかできないことに落胆していましたが、見事なフラッグさばきで見ごたえのある演技をつくりあげています。 いつも優しい先生たちですが、練習の時には厳しい言葉も飛び出します。私なら、自分の指導を棚に上げて、「この子たちはこれが限界だろう」と決めつけ、妥協してしまいそうですが、先生方は、子どもたちの力を信じています。厳しい言葉にふてくされたりする子はいません。そして、教員と子どもたちの心が一つになって、一段階高いレベルに到達するのです。 給食調理員さん、管理作業員さん、事務職員さん、支援員さんをはじめ様々な職種の人たちと一緒にその環境をつくりだしています。また、それは保護者の方や地域の方の支えがあってのことです。 本当に素晴らしい木川南小学校の子どもたちと教職員です。校長の私が言うのもなんですが、笑顔を絶やさず、子どもたちの力を信じ寄り添い、共に学ぶ本校教職員を誇りに思います。 校長 久保 敬 校長メモ 10月7日(水) したいこといっぱい!!
10月のガッツポストは、子どもたちに「今、どんな好きなことをしたいか」を書いてもらい、写真のように葉っぱのカードにして掲示しています。
「マスクを外したい」「友だちとはしゃいで遊びたい」「かんかくをあけずに友だちと遊びたい」「みんなの前で歌が歌いたい」「おもいっきり運動会をしたい」「おばあちゃんの家に行きたい」「桜の下でおべんとうを食べたい」「マスクを外してサッカーをしたい」「満員で野球観戦したい」などの言葉に、子どもたちも、コロナの今に耐えながら、一生懸命生活していることを感じます。 昨日は、本年度初めての校外での活動、たてわり遠足でした。見守り隊の方が、「今日は、登校中みんなにぎやかだった」とおっしゃっていました。それだけ、子どもたちは、ウキウキした気分でたてわり遠足を楽しみにしてくれていたのだと思います。感染防止対策に気を付けつつ、子どもが子どもらしく自由に活動できる環境を創っていきたいと思います。 校長 久保 敬 校長メモ 9月28日(月) 大坂なおみ選手の言葉
テニスの大坂なおみ選手が、全米オープンで2度目の優勝を果たしました。白人警官による黒人男性暴行死事件など人種差別に対する抗議行動「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大事だ。BLM)への支持を表明し、デモにも参加した大坂選手は、差別を受けた黒人被害者の名前を入れた黒いマスクをつけ、試合に臨みました。「アスリートは政治に関わるべきではない」と批判されると「これは人権問題」と反論しました。優勝直後のインタビューでは、「マスクに込めたあなたの思いは?」と問われると、「質問に質問で返すようだけど、あなたの受け止めたものは何ですか?」と問い返しました。
それは、黒人差別の問題は、私たち黒人の問題ですか?差別する側であるあなた方の問題ではないのですか?というメッセージだったのではないでしょうか。 スポーツだけでなく、人間として素晴らしい成長を遂げられている大坂なおみさんに拍手を送りたいと思います。 校長 久保 敬 校長メモ 9月14日(月) 意味づけする力
東京パラリンピック、パラアーチェリー日本代表の岡崎愛子選手は、大学生の時に尼崎脱線事故に遭遇します。15年前のことです。一両目に乗っていて、頚髄損傷の大けがをし、首から下が麻痺し、車いすの生活になりました。
弓を弾く力はほとんどありませんが、矢を放つことができる補助具の滑車の力を利用し、的を狙います。近年メキメキと力をつけ、代表に選ばれました。パラリンピックでメダルを取るという大きな目標に向かって練習に励みます。 「事故に遭ってよかったとは言わないが、パラアーチェリー選手としての今の自分があるのは、あの事故があったから。」と言われます。 なんで自分があんな事故に遭わなければならなかったのか、事故さえなければこんな体にはならなかったのにと、過去にとらわれ続けるのではなく、事故に遭ったことにも意味があったのだとその運命を前に向きの捉えることなしに、今の岡崎選手は存在しないと感じました。 どんな苦境にもそれを投げ出さず、意味づける力があるかないかで人生が変わってくるように思います。 校長 久保 敬 |