校長メモ 9月14日(月) 意味づけする力
東京パラリンピック、パラアーチェリー日本代表の岡崎愛子選手は、大学生の時に尼崎脱線事故に遭遇します。15年前のことです。一両目に乗っていて、頚髄損傷の大けがをし、首から下が麻痺し、車いすの生活になりました。
弓を弾く力はほとんどありませんが、矢を放つことができる補助具の滑車の力を利用し、的を狙います。近年メキメキと力をつけ、代表に選ばれました。パラリンピックでメダルを取るという大きな目標に向かって練習に励みます。 「事故に遭ってよかったとは言わないが、パラアーチェリー選手としての今の自分があるのは、あの事故があったから。」と言われます。 なんで自分があんな事故に遭わなければならなかったのか、事故さえなければこんな体にはならなかったのにと、過去にとらわれ続けるのではなく、事故に遭ったことにも意味があったのだとその運命を前に向きの捉えることなしに、今の岡崎選手は存在しないと感じました。 どんな苦境にもそれを投げ出さず、意味づける力があるかないかで人生が変わってくるように思います。 校長 久保 敬 校長メモ 9月1日(火) 「新しい日常」を生きるあるアンケートでは、70%以上の子どもたちが、何らかのストレスを感じており、「イライラする」「集中力がなくなった」「学校に行きたくない」などの子どもの声が寄せられていると言います。また、4月からずっとオンライン授業が続く大学生たちも、パソコンの前で授業を受けることに苦痛を感じており、限界を訴えているという新聞記事もありました。 学習の遅れよりも、そんな子どもたちの精神的な状態の方が、人生に重大な影響をおよぼすのではないかと心配になります。新型コロナウイルスに感染するリスクを小さくすることは大切ですが、ウイルスを恐れるあまり、子どもの成長をゆがめるほどに行動を抑制してはいけないと感じています。 当たり前にできる手洗いや規則正しい生活をきちんと行い、できる限り感染リスクを下げながら、どうすれば子どもたちが充実感を味わえる楽しくいきいきとした日常の活動をつくり出していくことができるのか、考えていきたいと思います。 校長 久保 敬 校長メモ 8月26日(水) プロフェッショナルな力
2学期が始まりました。照りつける太陽にも負けず、元気に運動場で遊ぶ子どもたちです。ボールを使いやすいようにと、1階廊下のデッドスペースをうまく使って、管理作業員さんがボール棚を作ってくれました。これぞプロフェッショナルと言うべき作品です。他にも階段が色で区別できるように登り口をペイントしたり、ミストシャワーを設置したり、様々な工夫でより使いやすい校舎に変わってきています。
この暑い8月に給食をつくるのは初めてでしたが、給食調理員さんが保冷剤入りの作業服を着たりしながら、調理室の熱気に耐え、給食をつくってくれました。 また、事務職員さんの迅速な手配により、始業式には、体育館に大型扇風機を設置できました。このように様々な職員のプロフェッショナルな力で、子どもたちが安全に楽しく学校生活を送ることができるのです。 校長メモ 8月24日(月) いよいよ明日から2学期スタート!
暑い毎日ですが、みなさん元気ですか。いよいよ明日から学校が始まります。給食もありますよ。1学期同様、コロナウイルス予防対策をしっかりとして、みんなで協力し合って、笑顔のあふれる学校にしていきましょう。
ただし、熱や風邪症状があるなど体調がよくない場合は、無理せず、必ず登校を控えるようにしてください。 また、児童本人に熱や風邪症状がなくても、ご家族が、新型コロナ受診相談センターに相談した方がよいと思われる熱や風邪症状が続いていたり、通院の結果PCR検査を受けるように医師から指示を受けたりした場合にも、登校をお控えいただきますようよろしくお願いいたします。 校長メモ 8月20日(木) 猛暑お見舞い申しあげます
毎日暑い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
「暑中」「残暑」と言い分けるような細やかな季節の変化を感じることができない近年です。特に、今年は全国で過去最高気温を更新するなど記録的な暑さになっています。新型コロナウイルスへの対応と熱中症への対応を合わせて行う必要があり、苦慮されているのではないでしょうか。 1学期末に管理作業員さんが、簡易のミストを設置してくれました。子どもたちにも好評で、体感だけでなく、気分も爽やかになるようです。運動場から靴箱に向かうときにちょうどミストの下を通ることになります。休み時間や体育の時間に作動させておく予定です。 いよいよ来週25日(火)より2学期が始まります。健康第一です。引き続き、体調管理に努めていただきますようよろしくお願いします。また、毎朝の検温と健康チェックの結果を健康観察表に必ずご記入いただき、持たせてください。なお、体調不良の場合は、無理せず、登校を控えていただきますようお願いします。その場合は、欠席ではなく、出席停止扱いとなります。重ねてよろしくお願いいたします。 校長 久保 敬 |