心豊かでたくましく、自ら考え行動する子どもを育ててまいります

校長メモ 2月9日(火) ご支援に感謝いたします

 新型コロナウイルスという未知のウイルスが巻き起こした世界の混乱が収まるにはまだまだ時間がかかりそうです。病気そのものの恐ろしさは言うまでもありませんが、クラスターが発生した病院、学校、施設等への激しいバッシングは、感染した人への偏見や差別を助長し、人々を分断していきます。
 8月に島根県の高校のサッカー部の寮で大きなクラスターが発生しました。「学校をつぶしてくれ!」などの抗議や誹謗中傷の電話が学校に殺到し、SNSには噂やデマの書き込みがあふれたそうです。しかし、元サッカー日本代表の本田圭佑さんの応援メッセージをはじめ全国から支援や励ましも寄せられ、勇気づけられたと校長先生は言われます。クラスター発生当時の生徒、教職員、保護者の皆さんの気持ちを考えると胸が苦しくなる思いでいっぱいです。
 昨年初め、学校の臨時休校が続いたころ、この木川南小学校では、地域の方から手作りマスクを頂いたり、遊び場の少ない子どもたちのことを心配頂いたり、地域の方々に学校が見守られていることを強く感じました。
 先日も、学校の正門のところに、「少しですけど、学校で使ってください。」とメモの張られた紙袋が置かれていました。中にはサージカルマスクが入っており、本当にありがたく思いました。どなたかわかりませんが、心よりお礼申しあげます。
 どんなに感染予防をしていても、いつ、だれが、かかるかわかりません。木川南小学校でクラスターが発生しないとは断言できません。ですが、この地域なら、島根の高校のようなことにはならないと感じています。自分事として考え、学校と共に居てくださる地域だと思えるからです。子どもたちが安心してのびのびと成長できるよう、今後ともお力添えをよろしくお願いいたします。        校長 久保 敬

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校長メモ 1月29日(金) 聴覚障がいと聴導犬を学ぶ

 昨年度に続き、西中島にあるNPO法人「MAMIE」代表の安藤美紀さんと聴導犬のアーミ、安藤さんの息子さんで手話シンガーの一成さんに来ていただき、「耳が聞こえないってどんなことなのか」や聴導犬の役割について3年生が学習しました。
 安藤さんは生まれつき全く耳が聞こえず、手話と相手の口元の動きから言葉を読みとり会話する「口話」を使ってコミュニケーションをとっておられます。当日も、ご自身が描かれたイラストを使いながら、聴覚障がいのある人がどのようなことに困っていて、どのような手助けが必要かなど、子どもたちに「口話」で直接話してくださいました。
 そして、聴導犬のアーミが、目覚ましのアラームや家のインターホンが鳴った時に、どのように安藤さんに知らせるかを、実際にデモンストレーションをして見せてくれました。 最後に、手話シンガーの一成さんから、聴導犬、盲導犬、介助犬を合わせて補助犬と言うこととその手話を教えてもらい、「補助犬って知ってる?」という歌を手話で一緒に歌いました。
 障がいがあろうがなかろうが、すべての人が共に生きることのできるインクルーシヴな世の中になるよう、まずは出会い、知っていくことが大切だと思います。
                     校長 久保 敬

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校長メモ 1月20日(水) かけがえのない命

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 阪神淡路大震災から26年。毎年、追悼のための集いが、神戸市東遊園地で行われています。今年は、一日前の16日午後5時46分にも灯篭に灯をともすことになっていることを知り、行ってきました。
 6400人を超える人が亡くなりましたが、布団に入ったときには、まさか地震が起こり、命を失うことになろうとは誰も思わなかったはずです。わたしたちは、明日も命があるものと思って、「今日はつまらない一日だった」なんて不平不満を口にしたりして暮らしています。コロナ禍の今、生活に制限を受けたり、感染拡大を表す数字の増加に不安になったりすることで、当たり前の日常がいかに有難いことか少し分かったような気がします。
 世界では、地球温暖化による干ばつや洪水などの災害、戦争や紛争が日常となっている地域があり、毎年のようにたくさんの人が命を失っていますが、自分がその当事者でなければ、知らずに過ぎていきます。心も痛みません。地球全体の平和や幸せを願うのであれば、それは他人事ではないはずです。人の痛みや喜びを自分のこととして分かち合えるそんな世界でありたいものです。
                    校長 久保 敬

校長メモ 1月8日(金) 3学期が始まりました

 あけましておめでとうございます。

 昨日より3学期が始まりました。子どもたちの元気な顔を見ることができ、うれしく思います。やっぱり子どもたちの笑顔と声が響いてこその学校です。
 しかしながら、首都圏に加え、大阪を中心とした関西圏も新型コロナウイルス感染拡大に伴う「緊急事態宣言」を要請することになりました。
 一斉休校措置は取られません。これまで通り感染予防対策をしっかりととりながら、学習を進めていくことに努めていきます。
 特定の教育活動を制限しつつ通常授業を行うことは、子どもの学習を保障するうえでとても重要なことです。しかし、今後のコロナウイルス感染状況がどのようになっていくか予想がつかないことを考えると複雑な気持ちにもなります。
 今後、さらに国や府の対応が変化することが考えられますが、子どもたちの健康を第一に考え、子どもたちが安心して学校生活を送ることができるよう、最善を尽くしていきたいと思います。ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
                       校長 久保 敬
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校長メモ 12月25日(金) 2学期が無事終わりました

本日、2学期の終業式を無事に終え、明日から冬休みに入ります。2学期は、今まで通りとはいかないまでも、運動参観、縦割り遠足、秋祭り、作品展などの行事を行うことができ、子どもたちの笑顔を多く見ることができました。これも、保護者の皆様、地域の皆様のご理解とご支援があってのことと、心から感謝いたしております。
 大都市を中心に新型コロナウイルス感染が全国で広がっている状況があります。お正月ならでは催しもありますが、人込みでの接触を避けるなど感染防止に努めていただくと共に、規則正しい生活で健康に冬休みを過ごしていただけたら嬉しいです。
 3学期も子どもたちが元気に学校生活を楽しむことができるよう努めて参りますので、よろしくお願いいたします。

 どうぞよいお年をお迎えください。
                           校長 久保 敬
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