心豊かでたくましく、自ら考え行動する子どもを育ててまいります

校長メモ 6月17日(木) 研究活動に取り組んでいます!

 2020年度から始まった新しい学習指導要領のキーワードの一つが「主体的・対話的で深い学び」です。本校では、「主体的」を児童一人一人が考えを持つこと、考えをつくること、「対話的」を友だちの情報と照らし合わせること、「深い学び」を構造化することと捉え、「対話する力の育成」に焦点を当てて、研究に取り組んでいます。
 「対話」とは、考えや価値観のズレをすり合わせ、共有していくプロセスと定義し、「聴く力」「聴いたことを整理し考える力」「考えたことを表現する力」が必要になるのではないかと仮説を立て取り組んできました。
 昨年度は「聴く力」を、今年度は「考える力」「表現する力」を中心に研究を深めようと考えています。学力経年調査の結果を見てみますと、自分の考えを書くことが難しいと感じている児童が多いことがわかりました。そこで、自分の考えを整理し、表現しやすくするために「思考(シンキング)ツール」と呼ばれるツールを使って研究授業に取り組むことにしました。
 運よく、シンキングツールの第一人者とも言える関西大学教授の黒上晴夫先生にご指導を頂けることになりました。すでに、4年生、6年生が、社会科での研究授業を実施しました。新たな体験に様々な発見があり、授業後の研究討議会にも熱が入ります。手前みそになりますが、本校教職員自らが、「対話」を通して積極的に学ぼうとしていることをうれしき思っています。
 写真は、6年生の研究授業後の討議会の様子と、その授業で使ったダブルチャートという思考ツールです。       校長 久保 敬

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校長メモ 6月11日(金) 自然から学ぶこと

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 3年生の教室に行くと、アゲハチョウがさなぎからかえったことを子どもたちが嬉しそうに教えてくれました。1年生は、アサガオの水やりに精を出しています。双葉から本葉がのびています。「いのち」に直接触れる学習は、何ものにも代え難いものです。
 もう日差しは、夏本番です。草花はぐんぐんのびて、いろいろな虫たちの姿をあちこちで見かけるようになりました。暑いのは嫌ですが、子どもたちの目がキラキラと輝く夏を迎える喜びを感じています。昨年度は中止になったプール水泳ですが、今年度は、全学年で実施することができるようになりました。感染予防対策をしっかりと行いながら、子どもたちと一緒に水の感触を体全体で楽しみたいと思います。
                   校長 久保 敬

校長メモ 6月3日(木) NO RAIN  NO RAINBOW

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 6月の玄関掲示は、5年生の作品です。折り紙で作ったハートの形を並べて、虹をつくってくれました。「ノーレイン、ノーレインボー」は、ハワイのことわざです。直訳すると「雨のない、虹はない」ということですが、「つらい雨の後には、必ず素晴らしい虹が出る」ということでしょうか。コロナ禍の今を、子どもたちが一生懸命生きている姿とこの言葉が重なります。
 いろいろな行事や校外学習などが延期や中止になったり、活動が制限されたりする中、子どもたちは新しい生活様式にも順応し、感染拡大防止に努めてきました。高学年の子どもたちに簡単なアンケートととったところ、「ぼくたちは、コロナをなくそうと一生懸命やっているのに、大人の人が、店が開いてないからと言って道でお酒を飲んだりしているのをやめてほしいです」という意見がありました。コロナの感染拡大を防ぐためには仕方がないと、暑い夏のマスク、寒い冬の手洗い、換気にも耐え、外での遊びも我慢している健気な子どもたちのことを思うと、大人としての責任を感じます。
 必ず、この雨を耐え忍んだのちには、でっかい美しい虹が出ると信じて、感染予防を対策に気をつけながら、できるだけ活動を中止にすることのないよう様々な工夫をし、子どもたちの笑顔を絶やさないようにしていきたいと思います。
                       校長 久保 敬

校長メモ 5月31日(月)  田植えの準備

 共感や励ましのお手紙が今日も学校に届いています。学校の正門横の柵には、応援のリボンをどなたかがつけてくださっています。本当に感謝の言葉しかありません。ありがとうございます。
 昨年度は、臨時休校が終わり、通常授業が始まったのが6月15日だったため、例年5年生が行っている田植えを断念しました。今日は、5年生が、1年間ほったらかしになっていた学習園の3坪余りの田んぼを掘り返し、田植えの準備をしていました。まだ、緊急事態宣言中ですが、通常授業にもどり、少し落ち着いて活動ができ始めたように感じます。
「つくったお米でカレーライスをつくりたい!」などと言いながら、作業に汗を流す子どもたち。子どもたちのワクワクが伝わってきました。秋の収穫が楽しみです。

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校長メモ 5月27日(木) 雨の中のアサガオ

 今日はあいにくの雨。全国学力・学習状況調査と、大阪府で今年度から始まった「すくすくウオッチ」に5・6年生の児童が挑んでいます。集中して全力で取り組んでくれることを願っています。ただし、テストの結果の捉え方を間違ってほしくありません。人と比べて、1点勝ったの、負けたので、自分自身の価値を決めてほしくないのです。残念ながら、私は、自分自身の価値をテストの点で決めているような子どもでした。しかし、幸運にも、いろいろな人との豊かな出会いによって、そんな囚われから解放されていったと思います。
 恥ずかしいですが、当時人気だった「熱中時代」というテレビドラマの水谷豊さんが演じる北野広大先生にあこがれて、小学校教員になった私です。教員時代は、決して褒められた教員ではなかったと思います。たくさん失敗をし、子どもたちに迷惑をかけ、教師として育ててもらったと思っています。
 教育は「商品」ではありません。教育は「コモン」です。つまり、私たちの「共有財産」です。子ども、教職員、保護者、地域が一緒になってつくりだしていく、生きていく過程そのものだと思います。
 今一度、教育とは何か、学校とは何か、子どもの成長とは何か、人の幸せとは何か、多くの方々が考えてくださるといいなと思います。
 1年生が植えたばかりのアサガオが芽を出しています。確かな「いのち」がそこにあります。
                           校長 久保 敬

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