心豊かでたくましく、自ら考え行動する子どもを育ててまいります

校長メモ 5月26日(水) たくさんの励ましに支えられて

 毎日のように、私の知らない方から励ましのお手紙を頂きます。本校の保護者の方や、子どもたちからもメッセージや花を頂いています。本当に幸せです。毎日バタバタとしているため、お返事も出せず心苦しく思います。いつものようにゆっくりと子どもたちの教室を回ったり、休み時間になぞなぞ遊びをしたりできないことが気にかかります。私個人のことで、学校の名前が広く知れ渡り、落ち着かない気分にさせてしまっている保護者や地域の皆様、子どもたちや教職員、すべての人に対して心苦しさを感じています。
 一日も早く、当たり前の普通の平凡なそれでいて朗らかで活気のある学校にもどっていけるよう、余計なことは忘れて子どもたちの笑顔と共に学校生活を楽しみたいと思います。
 本校保護者の方から頂いたお手紙を紹介します。
「久保先生へ いつもありがとうございます。久保先生は、子どもたちの生きづらさや保護者の戸惑い、先生方の子どもたちがよりよく生きていけるための教育のしづらさを、皆に代わって代弁してくださいました。お名前や役職を公表して意見を述べられたことは、子どもたちに正々堂々とおかしいことはおかしいと、声をあげてもよいと、子どもたちに行動で見せて、大切なことを教えてくださいました。この木川南小学校で我が子が学べることに感謝し、誇りに思います。」
 もったいないほどの励ましに支えられていることに、今「いのち」のありがたさを身にしみて感じています。

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校長メモ 5月24日(月) 子どもたちの笑顔に励まされて

 図らずも私が出した市長あての提言書をめぐって世間に様々な議論が巻き起こっています。朝、出勤すると学校の玄関の横に写真のようなメッセージ付きのリースがかけてありました。保護者の方の文字で「久保校長先生応援しています。がんばってください。」子どもの文字で「がっこうだいすき こうちょうせんせいだいすき」と書かれてありました。どなたかわかりませんが、涙が出るほどうれしかったです。こんな体験は初めてなので、自分でもかなりまいっていると感じていましたが、勇気と元気を頂きました。
 いつもと変わらない登校風景、正門前に一列に並んで、集団登校の班ごとに地域の見守り隊の方々と「おはようございます」とあいさつを交わします。子どもたちの顔を見ていると今日もここに立てて幸せだなとつくづく思います。
 休み時間には6年生の女子が二人校長室に訪ねて来てくれました。「先生、やめないでくださいね」というので、「やめないよ。みんなのこと好きだし、この学校を誇りに思っているから」と答えても浮かぬ顔をしています。私の身に起こったことは、私がしたことですから、責任をもって、私が受け止めていきます。子どもたちには、何も変わらない今まで通り、友だちと一緒に学び、遊ぶことを楽しんでほしいと思います。心配してくれている教職員にも、皆さんが笑顔で、子どもたちと一緒に普段通りの学校生活を送ってくださることが一番の応援になるので、よろしくお願いしますと伝えました。
 たくさんの方々から、応援のお電話やファックスをいただいておりますことにも、心より感謝申しあげます。
                校長 久保 敬
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校長メモ 5月17日(月)  体育館で音読の学習

 コロナウイルスの感染者数が下降傾向にあるとはいえ、大阪は重症者用ベッドが限界を超えており、依然、厳しい状況です。毎日の感染防止対策を丁寧にやっていくしかありません。子どもたちは、給食の「黙食」をはじめ活動の制限がいろいろとあり、コロナ前のように友だちとワイワイ話したりすることも中々できませんが、コロナが終息することを願いながら、手洗いや消毒、人との距離などに気をつけて学校生活を送ってくれています。
 新聞によると、厚生労働省の研究班が、新型コロナウイルスに感染した20歳未満の子どもの症例1662例を分析したところ、半数近くが無症状で、9割は治療することなくなく回復したとの研究結果を報告しました。そして、感染経路の7割が家庭内感染で、そのうちの半数が父親経由での感染だったということです。また、感染経路不明は9%だったということです。大人が感染を持ち込まないように、教職員も気を緩めずしっかりと自己管理していかなければと改めて感じています。
 学校では、少しでも子どもたちが活動できるよう、体育館で音読の練習や発表をしたり、屋外で一列に並んで同じ方を向いてリコーダーの練習をしたりしています。子どもたちのはじけるような笑顔が見られるよう一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。
                 校 長  久保 敬

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校長メモ 5月11日(火) 普段のリズムで気持ちよい生活を

 緊急事態宣言が5月31日まで延長されました。ワクチン接種が進むまでは、一人一人が責任をもって基本的な感染防止対策をしっかりと行い、少しでも人の流れを抑制するしかないのだと思います。
 しかし、ウイルスは目には見えません。どこに潜んでいるのか私たち人間にはわかりません。感染防止対策と共に、わたしたちに備わった自然の力、つまり免疫力が頼りです。規則正しい生活で心身を整え、ウイルスに負けない抵抗力をつけることが大切だと思います。また、「笑いは免疫力を高める」と聞きますので、毎日を楽しい気分で過ごすことも重要だと感じています。
 先ほど、4年生と一緒に理科の授業で、淀川の河川敷に植物、虫、鳥など生き物の観察に行ってきました。自然の中にいるととってもすがすがしい気持ちになり、元気が湧いてきました。自然の力のすばらしさを改めて感じたところです。子どもたちが普段のリズムで気持ちよく学校生活を楽しむことができるよう努めてまいります。ご家庭でも、睡眠、食事、適度な運動に気をつけていただきますようよろしくお願いいたします。
 それでも陽性者が出ないとは言えないのがコロナ禍の今です。みんな精一杯感染防止に取り組んでいるとお互いを信頼し合い、コロナウイルスを恐れ過ぎず、かといって楽観的になるのではなく、冷静に対応していかなければならないと感じています。
 子どもたちの豊かな成長を願い、保護者の皆さん、地域の皆さんと力を合わせてこの状況を一緒に乗り越えていきたいと思います。お力添えをよろしくお願いいたします。
                   校長 久保 敬
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校長メモ 4月26日(月) 「わたしたち」の信頼関係を大切に

 三度目の緊急事態宣言が、昨日、発出されました。
 すでに医療崩壊が起こっており、医療従事者の方々が大変な思いをしながら治療にあたっておられる報道を目にし、心から感謝するばかりです。
 病床が足りず、治療が間に合わず、普段なら亡くなるはずのない命が失われていく、こんなことはあってはならないことです。しかし、すこし冷静に考えてみると、世界には、病院も薬も満足にない国や地域が少なからずあります。日本のような豊かな国では、医療崩壊はとんでもない非常事態ですが、そこではそれが日常なのです。私たちは、そのような海外の状況を知ってかわいそうだと募金をしたりしますが、やはり他人事なのです。自分のことなら我慢できないことでも、他人事なら普段は忘れてしまっています。
 先日、自宅近くの神社に立ち寄った時のことです。合格祈願、家内安全の絵馬に交じって目に飛び込んできた絵馬がありました。小学校低学年以下の子どもでしょうか、たどたどしい文字で「ちきゅうのみんながやさしくなりますように」と書かれていました。なんて素敵な言葉でしょう。
 コロナウイルスに感染した人への差別や排除が起こっています。どんなに感染拡大防止策を施しても、誰にも感染するリスクがあります。自分ではない、知らない誰かが感染したと、他人事として捉えるのではなく、「わたし」「わたしたち」のことと捉えることができれば、「大丈夫、早く良くなってね」といたわりの声をかけることができるのではないでしょうか。
 「わたし」ではなく「わたしたち」を主語にしてお互いに自分事として考え行動できたら、コロナ禍が続こうとも、安心して生活ができるのではないでしょうか。感染しないようにすること以上に、信頼関係を確かなものにすることが大切だと感じています。

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