本日の献立/12月11日(月)・カップグラタン ・だいこんのドレッシングあえ ・チンゲン菜としめじの炒めもの ・ポタージュ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 779kcal、たんぱく質 32.3g、脂質 17.5g ☆栄養素について「ビタミンC」☆ ビタミンCは、ビタミンB群と同じ水溶性で、アスコルビン酸とも言います。人やサル、モルモットなどでは、体内で合成することができないので、食品より摂取する必要があります。 ビタミンCは、私たちの体を構成する重要なタンパク質である「コラーゲン」の合成、抗酸化作用などがおもな働きとなっており、心血管疾患と強い抗酸化作用に期待が持たれています。コラーゲンは、人体のタンパク質の約30%をしめ、皮膚や骨、腱、血管などの重要な構成成分となっています。ビタミンCが不足するとコラーゲンがうまく合成されず、血管が弱り出血を起こす壊血病の原因になります。 ビタミンCは、水溶性であることと熱で壊れやすいため、調理での損失には注意が必要です。調理する場合においては、その損失も考慮して摂取することが大切です。また、必要以上にとった場合は、尿中に排泄されますが、大量に摂取した場合、下痢をしたり、腎臓に負担をかけたりすることがあるので注意が必要です。ビタミンCは、酸化防止剤としていろいろな食品に添加されているほか、サプリメントにも多く使用されている場合があり、知らないうちに取りすぎている場合もありますので注意が必要です。 鉄分が不足している場合は、鉄分の多い食品をとるだけでなく、同時にたんぱく質の摂取とビタミンCの摂取をお勧めします。鉄は吸収率が低いですが、ビタミンCには吸収率を高める作用があります。 そのほか、以前から風邪の予防に効果があるとされ、それを期待するところではありますが、今のところ明確な結論は出ていないようです。ビタミンCを含む果物を食べて、効果があったという話もよく耳にしますが、果物にはその他の物質も多く含まれ、ビタミンCだけの効果なのかどうかよくわかっていません。風邪の予防には、やはり、バランスの良い食事と休養が最も大切であるといえます。 ビタミンCは、食事のバランスさえとれていれば、不足することはあまりありません。食材を選ぶ際に野菜や芋類、果物などをうまく取り入れるようにすれば、毎日の食事で必要量を摂取できますので、通常は薬品などに頼る必要はあまりないのではないかと思われます。 ※3年生は保護者懇談のため、明日(12/12)より12/18(月)まで給食はありません。 |
|