本日の献立/2月15日(木)![]() ![]() ・ウインナーと野菜のケチャップ煮 ・だいこんとコーンのサラダ ・マッシュポテト ・ごはん・牛乳 栄養価 エネルギー 762kcal、たんぱく質 33.5g、脂質 17.4g ☆栄養素について「ナトリウム、カリウム」☆ ナトリウムとカリウムは、電解質とも呼ばれ、体内ではイオンとして存在しますが、ナトリウムイオンは血液や組織液などの細胞外液に、カリウムイオンは細胞内液として細胞内に存在し、その分布は大きく分かれています。これらイオンは細胞膜によって濃度を一定に保つように調整されています。 ナトリウムは、カリウムとともに細胞の浸透圧を維持し、細胞内外の水分や成分の濃度を調節しています。食品では食塩の主成分であり、主に食塩から摂取しています。食塩をとりすぎると、血液中のナトリウムの濃度が高くなり、これを薄めるために血管内へ水分をとり込むため、血液の量が増えます。その結果、血管内の圧力が高まり、血圧が上昇します。血圧の高い状況が続くと、心臓や血管に負担をかけることになります。しかし、大量に汗をかいたときは、汗とともに体内から失われてしまうため、水分だけ補給していると体液が薄まってしまい、けいれん、頭痛、吐き気などの症状を起こす低ナトリウム血症になってしまうこともあります。塩分のとりすぎには注意が必要ですが、生命維持には不可欠な栄養素ですので、状況によっては補給するということも考える必要があります。 カリウムはナトリウムが腎臓で再吸収されるのを防ぎ、ナトリウムの尿中排泄量を増やします。そのため、ナトリウムとは逆に血圧を下げる働きが期待されています。しかし、ナトリウムと同じように、大量の汗をかくと体内から失われてしまい、不足状態となると夏バテなどの原因にもなります。食品中では野菜、果物、いも類などに多く含まれていますが、日本の食生活では、不足していると考えられています。また、食品中のカリウムは調理による損失が多く、野菜をゆでて水にさらした場合、約30%が失われますので、効果的にとるためには煮汁とともにとるほうが良いと思われます。 ナトリウムとカリウムは、血圧にとってはお互いに反対の働きを持っていますので、摂取バランスをとることが必要になってきます。食塩の摂取を減らすことも大切ですが、困難な場合は、カリウムの摂取量を増やすように考えましょう。 |
|