本日の献立/11月2日(木)・サーモンフライ ・粉ふきいも ・ブロッコリーのサラダ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 790kcal、たんぱく質 28.5g、脂質 22.5g ☆にんじん(人参)☆ ニンジンの原産地は、アフガニスタン北部の山岳付近とされ、中近東を経て12〜13世紀にヨーロッパへ伝わった西洋種と、シルクロード経て13世紀に中国へ伝わった東洋種に大きく分かれました。日本へは東洋種が17世紀に中国から伝わり、その後18世紀の幕末期に西洋種が長崎に伝わりました。現在流通しているのはほとんどが西洋種で、「五寸にんじん」という品種を主流として数種類の品種が出回っています。東洋種は「金時にんじん」が主に正月用として、関西以西でわずかに流通するにとどまっています。西洋種は日本各地で栽培され、春夏にんじんは、徳島、千葉、青森、愛知などで、秋にんじんは、北海道、青森などで、冬にんじんは、千葉、茨城、愛知など、というふうに一年を通じて収穫されています。そのため、旬は感じにくいですが、本来冷涼性の野菜ですので、西洋種は9〜12月ごろ、東洋種は11〜2月ごろで、どちらも秋から冬にかけての野菜です。 栄養成分では、何と言ってもカロテンが豊富に含まれているのが特徴で、皮膚や粘膜を強くし、免疫力を高めますので、これからの季節、風邪などの予防に効果が期待されます。 今日の給食では、「豚肉のケチャップ炒め」に使用しています。 本日の献立/11月1日(水)・ハンバーグ ・野菜のカレーソテー ・りんご ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 852kcal、たんぱく質 30.6g、脂質 21.7g ☆しめじ(占地)☆ 給食献立の食品名で「しめじ」と書いていますが、これは栽培された「ブナシメジ」で、本来の「ホンシメジ」とは異なる種類のきのこです。「匂い松茸、味しめじ」といわれるのはホンシメジのことで、たいへん味が良いそうですが、天然ものは希少価値が高く、ほとんど流通することもありません。栽培も困難とされていましたが、最近、バイオ技術の向上により栽培に成功し、量産も可能となりました。まだ少し価格は高めですが、徐々に流通を増やしているようです。以前は栽培された別種のきのこがシメジの名で流通し、ブナシメジをホンシメジ、ヒラタケをシメジなどとして販売されていたこともありましたが、現在では1991年に林野庁の通達があったこともあり、本来の名称で流通するようになりました。給食献立の表記も改めるべきではないかと思っています。 しかし、ブナシメジの方も歯切れよく、くせのない味で人気があり、いろいろな料理に使われています。天然ホンシメジの味も気になるところではありますが、生える場所や環境によって姿が異なることもありますし、よく似たキノコや毒キノコとの判別もたいへん困難で、誤食事故もよく起こっています。栽培されたきのこでも十分おいしいですので、一般的にきのこを食べる場合は、販売されている安全なものを選んだほうが良いと思われます。 今日の給食ではクリームシチューにブナシメジをつかっています。 ※本日より11/8(水)まで、進路懇談のため、3年生のみ給食はありません。よろしくお願いします。 本日の献立/10月31日(火)・かき揚げ ・小松菜とじゃこのおひたし ・キャベツのみそ炒め ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 819kcal、たんぱく質 27.0g、脂質 22.8g ☆すき焼き煮☆ 「すき焼き」は日本ではたいへん普及した肉料理の1つで、以前は各家庭の特別な日に、家族で食卓を囲む料理としてもよく振る舞われていたようにも思います。また、アメリカやイギリスでも人気のある料理となったようで、1963年に、歌詞とは全く関係ありませんが、坂本九さんの「上を向いて歩こう」を「Sukiyaki」としてリリースされるなど、世界でも良く知られる日本語の1つとして広まっています。 すき焼きの発祥は江戸時代のころで、農作業の合間におなかがすくと、現在のシャベルのような「鋤(すき)」という道具の金属部分を鉄板の代わりにして、肉や魚、豆腐などを焼いて食べていたことからこの名がついたようです。今でも鉄の鍋を使用するのは、その名残りかもしれません。また、当時は肉を食べることは禁じられていましたが、イノシシやシカなどの肉もこっそりと食べていたようです。明治時代になって牛肉が主流となり専門店もできるようになりました。 各地で使用する材料に違いがありますが、一般的には、うす切りの牛肉、焼きどうふ、糸こんにゃく、麩(ふ)、はくさいなどを使用し、砂糖と醤油で味つけするのが基本のようです。 給食では大量調理のため、煮込み料理のようになりますので、すき焼き風の煮ものということで、「すき焼き煮」としています。 ※明日(11/1)は、クリームシチューがあるので、スプーンがあった方が食べやすいと思います。 本日の献立/10月26日(木)・鮭の塩焼き ・ふかしいも ・小松菜とはくさいのおひたし ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 783kcal、たんぱく質 36.2g、脂質 17.6g ☆栄養素について「炭水化物」☆ 炭水化物は、炭素と水素、酸素の3つで構成され、炭素に水が結合したような形をとっていることからこの名が付きました。炭水化物は、エネルギー源である糖質として知られますが、人の消化器官では消化できないものもあります。消化できるものは、「糖質」として重要なエネルギー源となり、そのうちの消化できないものは「食物繊維」となり大きくふたつに分けられます。 糖質の栄養素としての役割はエネルギーの供給で、1gで4kcalのエネルギーを作り出します。私たちが食べた糖質は、消化器官で分解されて吸収され、血流にのって肝臓へと運ばれ、ブドウ糖につくりかえられます。そして血液とともに全身の各組織に運ばれ、エネルギー源となります。とくに脳は体重の約2%(1.2〜1.4kg)程度の臓器ですが、基礎代謝量の約20%のエネルギーを消費します。とくに脳のエネルギー源はブドウ糖だけとされていますので、糖質は欠かすことのできない栄養素です。また、植物は光合成で、炭水化物をつくることができますが、私たちは、残念ながら自分自身で合成することはできません。糖質が甘くおいしく感じるというのは、人間が長い歴史の中で獲得してきた大切な栄養素をとるための手段であると考えられます。 最近、炭水化物をぬくダイエットが流行しているようですが、その分、たんぱく質や脂質の摂取量が増えることになり、腎臓などの臓器に負担をかけることもあります。やはり、たんぱく質、脂質、炭水化物の摂取バランスであるPFCバランスを保つことが重要であると考えられます。 食物繊維は、人間の消化酵素では分解されないため、以前は食べ物の残りカスとしてあまり重要視されていませんでしたが、生活習慣病などの予防に役立つことがわかり、「第6の栄養素」とも呼ばれ注目を浴びるようになりました。 水溶性と不溶性の食物繊維があり、排便をスムーズにするだけでなく、余分な栄養素や有害物質の排泄、免疫力の向上、血圧上昇の抑制、ガン予防などの効果が期待されています。 ※明日(10/27)は、文化祭のため給食は中止となります。来週は、10/30(月)が5校フェスタ(10/29)の代休となりますので10/31(火)より実施します。 本日の献立/10月25日(水)・チキンカツ ・チンゲン菜とコーンのドレッシングあえ ・りんご ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 885kcal、たんぱく質 30.4g、脂質 27.1g ☆チンゲンサイ(青梗菜)☆ 1970年代、日中国交回復ムードで盛り上がったころ、多くの中国野菜が日本に導入されました。その中でもチンゲンサイは最も定着した野菜で、今ではすっかりおなじみになりました。小松菜などと同じく結球しないアブラナ科の野菜で、暑さ、寒さに強く、また幅広く料理に使えるので、日本各地で栽培がおこなわれるようになりました。年中出回りますが、9〜1月ごろがおいしい時期になります。 煮くずれしにくく、シャキシャキとした歯ざわりと、ほのかな甘みのある淡白な味わいがあります。炒めものや、ゆでる時に少量の油を加えるなど、調理するときに油を使うと色鮮やかに仕上がります。栄養面では、カロテン、ビタミンC・Eなどが豊富で、強い抗酸化作用により、ガンや生活習慣病の予防にも期待されています。その他、カルシウムや鉄などのミネラル成分も多く含んでおり、栄養価の高い緑黄色野菜です。 25日の給食では、チンゲン菜とコーンをゆでて合わせ、調味料を合わせて作ったドレッシングでえています。 ※明日(10/26)は、文化祭準備のため1・2年生は給食ありません。3年生のみ給食実施します。 |
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