本日の献立/10月26日(木)・鮭の塩焼き ・ふかしいも ・小松菜とはくさいのおひたし ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 783kcal、たんぱく質 36.2g、脂質 17.6g ☆栄養素について「炭水化物」☆ 炭水化物は、炭素と水素、酸素の3つで構成され、炭素に水が結合したような形をとっていることからこの名が付きました。炭水化物は、エネルギー源である糖質として知られますが、人の消化器官では消化できないものもあります。消化できるものは、「糖質」として重要なエネルギー源となり、そのうちの消化できないものは「食物繊維」となり大きくふたつに分けられます。 糖質の栄養素としての役割はエネルギーの供給で、1gで4kcalのエネルギーを作り出します。私たちが食べた糖質は、消化器官で分解されて吸収され、血流にのって肝臓へと運ばれ、ブドウ糖につくりかえられます。そして血液とともに全身の各組織に運ばれ、エネルギー源となります。とくに脳は体重の約2%(1.2〜1.4kg)程度の臓器ですが、基礎代謝量の約20%のエネルギーを消費します。とくに脳のエネルギー源はブドウ糖だけとされていますので、糖質は欠かすことのできない栄養素です。また、植物は光合成で、炭水化物をつくることができますが、私たちは、残念ながら自分自身で合成することはできません。糖質が甘くおいしく感じるというのは、人間が長い歴史の中で獲得してきた大切な栄養素をとるための手段であると考えられます。 最近、炭水化物をぬくダイエットが流行しているようですが、その分、たんぱく質や脂質の摂取量が増えることになり、腎臓などの臓器に負担をかけることもあります。やはり、たんぱく質、脂質、炭水化物の摂取バランスであるPFCバランスを保つことが重要であると考えられます。 食物繊維は、人間の消化酵素では分解されないため、以前は食べ物の残りカスとしてあまり重要視されていませんでしたが、生活習慣病などの予防に役立つことがわかり、「第6の栄養素」とも呼ばれ注目を浴びるようになりました。 水溶性と不溶性の食物繊維があり、排便をスムーズにするだけでなく、余分な栄養素や有害物質の排泄、免疫力の向上、血圧上昇の抑制、ガン予防などの効果が期待されています。 ※明日(10/27)は、文化祭のため給食は中止となります。来週は、10/30(月)が5校フェスタ(10/29)の代休となりますので10/31(火)より実施します。 本日の献立/10月25日(水)・チキンカツ ・チンゲン菜とコーンのドレッシングあえ ・りんご ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 885kcal、たんぱく質 30.4g、脂質 27.1g ☆チンゲンサイ(青梗菜)☆ 1970年代、日中国交回復ムードで盛り上がったころ、多くの中国野菜が日本に導入されました。その中でもチンゲンサイは最も定着した野菜で、今ではすっかりおなじみになりました。小松菜などと同じく結球しないアブラナ科の野菜で、暑さ、寒さに強く、また幅広く料理に使えるので、日本各地で栽培がおこなわれるようになりました。年中出回りますが、9〜1月ごろがおいしい時期になります。 煮くずれしにくく、シャキシャキとした歯ざわりと、ほのかな甘みのある淡白な味わいがあります。炒めものや、ゆでる時に少量の油を加えるなど、調理するときに油を使うと色鮮やかに仕上がります。栄養面では、カロテン、ビタミンC・Eなどが豊富で、強い抗酸化作用により、ガンや生活習慣病の予防にも期待されています。その他、カルシウムや鉄などのミネラル成分も多く含んでおり、栄養価の高い緑黄色野菜です。 25日の給食では、チンゲン菜とコーンをゆでて合わせ、調味料を合わせて作ったドレッシングでえています。 ※明日(10/26)は、文化祭準備のため1・2年生は給食ありません。3年生のみ給食実施します。 本日の献立/10月24日(火)・いかてんぷら ・ほうれん草のオイスターソース炒め ・きゅうりの甘酢づけ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 790kcal、たんぱく質 27.9g、脂質 26.8g ☆オイスターソース☆ オイスターソースは、牡蠣(カキ)を主原料にした中国の調味料で、日本では「かき油」ともいわれます。 オイスターソースのきげんは、清朝末期の1888年に広東省の南水郷で料理店を営んでいた李錦裳(りきんしょう)という人が考案したとされています。諸説あるようですが、ある日、李錦裳がカキのスープを仕込むため、とろ火で煮込んでいたところうっかり火を消し忘れて一晩おいてしまい、気づいた時には白いスープが褐色の煮汁となり鍋の底にたまっていたそうです。あまりに良い香りだったので、味をみると濃厚なコクとうま味があったそうで、これをヒントに味をととのえ新しいソースをつくったといわれています。また、牡蠣を塩ゆでして乾した「蠔豉(ハオチー)」という調味料をつくるときに出る煮汁が多く含まれていることに気づき、これを濃縮して砂糖などで味を調整して作ったともいわれています。いずれにしても、李錦裳が発明したというのはまちがいないようです。そしてその地で、会社を設立し販売を始め、順調に販売を広げ、国内だけでなく世界でも広く認められるようになりました。1946年に香港に本社を置き、今では香港を代表する調味料メーカーになったとのことです。 オイスターソースには、アラニン、グルタミン酸、グリシン、プロリンなどのうま味成分が含まれ、料理に独特の風味とコクを与えます。広東料理によく使われ、煮もの、炒め物など幅広く料理に使用されます。 今日の給食では、ほうれん草、にんじん、コーンの炒めものの味つけに使っています。 ※明日(10/25)は、ビーフシチューがあるので、スプーンがあった方が食べやすいと思います。 10月23日(月)の献立・スパゲッティナポリタン ・きゅうりとコーンのサラダ ・金時豆のグラッセ ・だいこんのスープ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 839kcal、たんぱく質 36.0g、脂質 23.0g ☆金時豆(きんときまめ)☆ 金時豆は、中南米原産とされるインゲン豆の代表的な種類で、北海道で栽培されるインゲン豆のうち、およそ7割を占めています。その中でも圧倒的な生産量を占めているのが「大正金時」という品種です。これは、昭和の初期に北海道の十勝地方にある幕別村(まくべつむら/現在の幕別町)で早生・大粒の1株が発見され、これが「大正村」で多く栽培されたことからこの名がつきました。金時の名は「坂田金時(さかたのきんとき)」に由来するもので、坂田金時が赤っぽい顔をしていたということから、金時芋、金時にんじんなど赤い色をしたものによくつけられます。また、赤紫色が鮮やかなことから「赤いんげん豆」とも呼ばれています。 インゲン豆には、蔓(つる)のあるものとないものがありますが、大正金時は蔓なしで、その種子は大きく、2cm近くあります。また、その後の品種改良で、さらに大粒の「北海金時」、「福勝(ふくまさり)」、「福良金時」、「福寿金時」などの品種がつくられるようになりました。 金時豆は、形や味ともに優れており、煮豆だけでなく、洋風の煮込み料理や甘納豆にも使われます。栄養面では、他のインゲン豆と同じく、カルシウム、鉄などのミネラル成分や、食物繊維など、現在の食生活で不足しがちな栄養素をたっぷり含んでいます。 本日の献立/10月20日(金)・豚肉と根菜の炒め煮 ・だいこんのあんかけ ・キャベツの柚子の香あえ ・すまし汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 850kcal、たんぱく質 34.5g、脂質 27.4g ☆秋刀魚(さんま)☆ 日本で食用とされるサンマは、主に北太平洋と日本海で獲れる種類で、北太平洋サンマと呼ばれています。地方によって多くの呼び名があり、新潟ではバンジョウ、和歌山ではサイラ、三重ではカド、長崎ではセイラ、サザなどと呼ばれるそうです。また、サンマは100%が天然で国産という今の食糧事情では珍しい魚です。 暑い時期は日本の北部を回遊していますが、秋になると産卵のため南下し、10月ごろになると三陸沖や房総沖を回遊します。そして、ちょうどこのころに脂がのっておいしい時期となります。大きさは30〜40cmで体は細く、口先がとがり、刀のような形で秋においしいことから「秋刀魚」の字があてられました。しかし、もともとは細い体つきから「狭真魚(さまな)」とされていたものがサンマに変化したようです。 栄養面では、赤血球や神経細胞の合成を助けるビタミンB12が他の魚に比べて非常に多く、血液の循環の改善や貧血予防などに効果が期待されるとともに、血液をサラサラにするといわれるEPA、脳のはたきを良くするDHA、その他ビタミンA・B2・D・E、鉄、カルシウムなども多く含まれます。 今日の給食では、焼いたサンマに甘辛いタレをかけています。 |
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