本日の献立/1月19日(金)![]() ![]() ![]() ![]() ・秋刀魚のおかか煮 ・ふかしいも ・もやしのおひたし ・豚汁 ・牛乳 栄養価 エネルギー 853kcal、たんぱく質 38.1g、脂質 21.2g ☆かやくご飯☆ かやくご飯は、米を使った料理の1つで、季節の野菜やきのこ類などを米に加え、しょうゆ、塩、みりん、だし汁などを使って味つけして炊き上げたもので、「炊き込みご飯」のことを関西でこのように呼びます。「かやく」という言葉は薬味を加えるという意味で、漢字では「加薬」と書きます。「火薬」と思っておられた方もあるかもしれませんが、そのような危険なものではありません。「薬味」は、もともと漢方用語で漢方薬に補助的に使用される材料をあらわしていましたが、江戸時代ごろから、料理に添える香辛料や香味野菜もあらわすようになり、料理によっては具全体や調味料をあらわすようになりました。 具材や調味料を一緒に炊き込むことで、米にも味や香りが染み込み、美味しさもふくらみます。また、ご飯と一緒に残った野菜なども炊くことができ、おかずの要素も加わるという合理性から関西では人気があるようです。 大阪市の中学校給食では、ご飯と具を一緒に炊くことのできる設備が整っていないため、「混ぜご飯」として、具とご飯を各自で混ぜてもらうようにしています。 本日の献立/1月18日(木)![]() ![]() ・さといもとれんこんのから揚げ ・風呂吹きだいこん ・水菜のおかかあえ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 764kcal、たんぱく質 26.7g、脂質 21.7g ☆水菜(みずな)☆ ミズナは、日本原産とされるアブラナ科の野菜で、京都で古くから栽培されている京野菜の1つです。山城国(現在の京都府南部)の地誌である雍州府志(ようしゅうふし/1682年)には「水菜」の名で記載がありますが、それ以前からすでに栽培が行なわれていたようです。当時から、人糞などを使わずに、畑に流水を引き入れて栽培したことから、この名がついたようです。関西以外では、「京菜(きょうな)」の名で呼ばれることが多いです。冬が旬の野菜で、「水菜が並ぶようになると冬本番」といわれることもあるそうです。よく似た野菜で壬生菜(みぶな)という野菜がありますが、これは、京都の壬生で寛政年間(1789〜1801年)のころに、葉に切れ込みのない水菜の変種として見つかりました。 ミズナはカロテンとビタミンCが豊富で、冬場のカゼ予防にぴったりです。そのほかカルシウムや鉄、カリウムなどのミネラル成分や、食物繊維も多く、栄養バランスのとれた緑黄色野菜で生活習慣病の予防にも効果が期待されます。また、美肌づくりに効果のあるポリフェノールが含まれているので、美容野菜としても注目されています。鍋もの、サラダ、あえもの、漬物などいろいろな料理に使われ、大阪では水菜の歯ざわりを生かした「はりはり鍋」が有名です。今日の給食では、おひたしとして使用しています。 1/17(水)の献立![]() ![]() ![]() ![]() ・鯵のフライ ・キャベツのドレッシングあえ ・みかん ・牛乳 栄養価 エネルギー 863kcal、たんぱく質 31.7g、脂質 24.3g ☆みかん(蜜柑)☆ 現在、一般に「みかん」と呼んでいるものは、「温州(うんしゅう)みかん」のことです。これは、江戸時代初期に、中国との交易があった鹿児島の長島で、中国系のミカンとクネンボと呼ばれるミカンなどの交配により、偶然に発生したと考えられています。明治時代になって、江戸時代の代表的な柑橘類であった「紀州みかん」に代わって、一般的に栽培されるようになりました。実が熟し、出荷される時期により、9月ごろからは「極早生(ごくわせ)温州」、10〜11月ごろになると「早生(わせ)温州」、12月ごろから「普通温州」というように分けられます。 栄養の面では、1個食べると1日に必要なビタミンCの半分程度がとれるので、冬の風邪予防に適した果物といえそうです。また、白い筋や薄皮には、毛細血管を強くするといわれるビタミンPや、腸の働きを良くする食物繊維も多く含まれています。きれいに取り除いてしまう人もいますが、健康のためにはいっしょに食べたほうがいいかもしれませんね。 本日の献立/1月16日(火)![]() ![]() ・牛肉とチンゲン菜の炒めもの ・じゃがいもの洋風煮 ・パインアップル(缶詰) ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 729kcal、たんぱく質 25.8g、脂質 18.2g ☆栄養素について「ビタミンA」☆ ビタミンAは、動物性食品に多く含まれ体内でそのままビタミンAとして働く「レチノール」と、体内でビタミンAにつくりかえられてから作用する「プロビタミンA」に分けられます。プロビタミンAは緑黄色野菜などに多く含まれる「α−カロテン」「β−カロテン」などの赤、橙、黄の色素成分である「カロテノイド」がよく知られています。また、最近では、みかん、柿、桃、ブロッコリーなどに多く含まれる「クリプトキサンチン」というカロテノイドも注目されています。 ビタミンAは視覚を正常に保つことと、皮膚や粘膜の健康を保ち、免疫機能を維持することが主な働きで、不足すると角膜乾燥症や夜盲症、乾燥肌、消化管の吸収能力低下などを引き起こす原因になり、さらに鼻やのどの粘膜が弱くなることでカゼなどにかかりやすくなります。そのほか、成長にも関与しているため成長に影響を及ぼす恐れもあります。 また、逆にビタミンAの場合は、とりすぎにも注意が必要です。通常の食事では問題ありませんが、動物や魚類の肝臓を大量に食べた場合やサプリメントなどの薬品により大量にビタミンAを摂取した場合に健康被害を起こすことがあります。症状は、急性の場合、腹痛、吐き気、嘔吐、めまいなどの後、全身の皮膚の変化などが起こり、慢性の場合は、全身の関節や骨の痛み、皮膚乾燥、脱毛、食欲不振、体重減少、頭痛、肝臓の異常などが起こります。また、その他の症状として骨粗鬆症なども起こることがあります。しかし、ビタミンAを多く含むレバーやアンコウの肝などは毎日大量に食べるものではありませんので、ほとんど心配はありません。プロビタミンAでは、ビタミンAへの変換率がβ−カロテンでは1/12、その他のものでは1/24程度なので、過剰摂取の心配はないといわれています。 バランスよくビタミンAをとるためには、レバー、うなぎ、ほたるいか、銀ダラなどの動物性食品と、にんじん、ほうれん草、かぼちゃ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜や果物などの植物性食品をかたよることなく、いろいろと組み合わせて食べるように考えましょう。 ※明日(1/17)はチキンカレーライスがありますので、スプーンのご用意をよろしくお願いします。 ※2・3月分の給食申込期間は明後日(1/18)までです。給食の申込または停止をされる場合は期日までにお手続きください。 本日の献立/1月15日(月)![]() ![]() ・筑前煮 ・ほうれん草のおかか炒め ・りんご(缶詰) ・のっぺい汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 775kcal、たんぱく質 30.8g、脂質 16.6g ☆のっぺい汁☆ のっぺい汁は、新潟、奈良、島根、熊本など全国各地に郷土料理として知られ、発祥地や由来の特定は難しいようです。奈良の寺院の宿坊で、残り物の野菜を使いくず粉でとろみをつけて出したというのが今のところ最も古い記録といわれますが、その後どのように伝わったのかもはっきりしていません。漢字では餅のように粘った様子から「濃餅」と表記されたり、「能平」、「野平」とされたりすることもあります。 使用する食材は里芋、ごぼう、れんこん、にんじん、きのこ類など季節のものを使って煮こみ、とろみのある汁ものに仕上げるのが特徴です。とろみは、でんぷんを加えてつける場合や里芋で自然につけることもあります。味つけはしょうゆ、塩などでうす味に仕上げ、冬は暖かく夏には冷やして食べることもあるようです。 今日の給食では、里芋、だいこん、にんじん、しいたけを使用した汁ものになっています。 |
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