本日の献立/1月31日(水)・赤魚のから揚げ ・チンゲン菜としめじの炒めもの ・ブロッコリーの中華あえ ・オレンジ ・牛乳 栄養価 エネルギー 769kcal、たんぱく質 31.5g、脂質 20.4g ☆ブロッコリー☆ ブロッコリーは、地中海沿岸が原産地で、16世紀にはイタリアやフランスで栽培されていたようで、第二次世界大戦後になって欧米諸国に急速に広まりました。日本へは、明治初期に、よく似た野菜であるカリフラワーの少し後に渡来しましたが、あまり普及せず、1970年代になって食生活の洋風化に伴って食べられるようになりました。日本名はカリフラワーを「花椰菜(ハナヤサイ)」と呼ぶことから「緑花椰菜(ミドリハナヤサイ)」、「芽花椰菜(メハナヤサイ)」などといいます。品種は少なく、私たちが主に食べているのは、茎の頭頂部に大きな花蕾(からい/花のつぼみ)を一つだけつけるもので、「頂花蕾型(ちょうからいがた)」と呼ばれるものです。その他、「茎ブロッコリー」と呼ばれ、茎の上に小さな花蕾をつけた「側花蕾型(そくからいがた)などがあります。また、発芽させた芽を食べる「ブロッコリー・スプラウト」なども利用されています。 ブロッコリーは、栄養豊富な緑黄色野菜で、生の状態でビタミンCはレモン果汁の2倍以上も含み野菜の中ではトップクラスです。そして、発ガンを抑制するカロテン、貧血を予防する鉄や葉酸なども多く含むほか、カルシウムとその代謝を促すカリウム、整腸効果のある食物繊維なども多く含んでいます。このようなことから、欧米では「Croun of Jewel Nutrition(栄養宝石の冠)」と表現されているようです。年中出回っていますが、おいしいのは11月から3月ごろです。 今日の給食では、塩ゆでし、砂糖、しょうゆ、ごま油であえています。 本日の献立/1月30日(火)・豚肉と野菜の炒めもの ・さといもの煮もの ・おかか菜っ葉 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 728kcal、たんぱく質 33.5g、脂質 18.5g ☆さといも(里芋)☆ さといもの原産地はインド東部からインドシナ半島にかけての熱帯地方です。原始マレー族の移動とともに、太平洋一帯に広まったとされています。日本へは中国を経て縄文時代に伝わり、お米より前の主食であったと考えられています。アジアの熱帯に分布する多年草で、タロイモなどの仲間になり、種子ではなく芋で増えます。芋は茎が肥大したもので、株の中心に大きな親芋があり、そこから子芋が分球して増えていきます。さらに分球したものを孫芋といいます。古い作物のわりに品種は少ない方ですが、子芋、孫芋を食べる「子芋用品種」、親芋と子芋を食べる「親・子芋兼用品種」、親芋を食べる「親芋用品種」、ズイキと呼ばれる葉柄を食べる「葉柄用品種」に分かれています。里芋の名前は、山で採れる自然薯(じねんじょ)などの山芋に対して、里で栽培されることがその名の由来となっています。8〜12月が収穫のピークとなり、その他の時期は、貯蔵されたものや、初夏にはトンネル栽培されたものが出回ります。おいしい時期は、9〜11月といわれています。 主な栄養成分は、炭水化物で、その多くはでんぷんが占めています。特殊な成分としては、ぬめりの成分であるガラクタンが含まれ、脳細胞を活性化させ、免疫力を高める効果があるといわれています。 今日の給食では、煮ものにしています。 ※明日(1/31)はマーボー丼がありますので、スプーンがあった方が食べやすいと思います。 本日の献立/1月29日(月)・ちくわと野菜のカレー炒め ・だいこんの柚子の香あえ ・パインアップル(缶詰) ・うすあげとはくさいのしょうが汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 711kcal、たんぱく質 24.4g、脂質 16.7g ☆はくさい(白菜)☆ ハクサイは、アブラナ科の仲間の野菜で、ダイコンやキャベツとともに、日本では主要な野菜の一つとなっています。英語名で“chinese cabbage”といわれるように中国が原産です。日本でもかなり古くから使用されていたように思われがちですが、その歴史は意外と新しく、初めて伝わったのは明治8年(1875年)で、大正時代になって全国に普及したようです。伝わった当初は、採種(種をとること)が困難ということで、あまり普及しませんでしたが、日清戦争(1894〜1895)や日露戦争(1904〜1905)においての日本兵たちが旧満州・朝鮮などから大きく結球したハクサイの種を持ち帰ったことが、全国に広まるきっかけになったといわれます。今では、年中出荷され、とくに冬場は旬の野菜として、鍋料理や煮もの、汁もの、炒めもの、あえもの、漬物などさまざまな料理に欠かせない野菜となっています。 また、ビタミンCを多く含むので、かぜをひきやすい冬の季節にはぴったりの食品です。その他にもカルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄、食物繊維など、いろいろな栄養素をほどよく含んでいます。 今日の給食では、しょうが汁に使用しています。 本日の献立/1月26日(金)・糸よりの磯辺揚げ ・小松菜の煮びたし ・もやしの甘酢あえ ・かす汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 863kcal、たんぱく質 35.4g、脂質 24.6g ☆酒粕(さけかす)☆ お米を蒸して、麹(こうじ)や酵母(こうぼ)で発酵させると「もろみ」というものになり、これを熟成させてしぼると「お酒」ができます。このときしぼったあとに残るものが「酒粕」です。魚から身をとると骨が残りますが、これになぞらえて、「酒骨(さかほね)」ということもあります。酒粕には、たんぱく質や炭水化物のほか、ビタミン類、アミノ酸、食物繊維、酵母などがたくさん含まれ栄養価が高いことから、健康食品としても見直されています。また、体を温める効果もあり、冬の行事などで振る舞われることも多いです。かす汁や甘酒、漬物などに使われるほか、そのまま焼いて食べることもあります。 今日の給食では、「かす汁」として使用しています。 本日の献立/1月25日(木)・スパゲッティサラダ ・粉ふきいも ・ツナと野菜のソテー ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 776kcal、たんぱく質 29.2g、脂質 19.6g ☆スパゲッティ☆ スパゲッティはマカロニなどとともに「パスタ」といわれる麺類の一種で、その歴史についてははっきりとはわかっていませんが、古代ローマで、小麦やキビなどの穀物を粗挽きにしてお粥のように煮込んだ「プルス」という食べ物が元祖になっているのではないかと考えられています。また、同時代にプルスを板状にして焼いた「テスタロイ」はピッツァやラザーニャの原型に近いものだろうといわれています。その後、中世に入ってから、パスタを生のままスープに入れたたり、ゆでたパスタにソースを和えたりするようになったと考えられ、13〜14世紀ごろには、イタリアの一般家庭にも普及するようになったようです。そして、15世紀になって棒状の乾燥パスタがつくられはじめ、16世紀には生地を押し出す圧力機が考案され、機械を利用した製造が始まりました。大航海時代を迎え、イタリアでトマトの栽培が本格化し、パスタとの相性がよいことから人気が高まり、さらに広く普及しました。 日本では、幕末に横浜の外国人居留地に持ち込まれたのが最初で、1883年(明治16)になり、フランスの宣教師マリク・マリー・ド・ロ神父が、初めて長崎市にマカロニ工場を建設して製造を始めました。昭和初期になって国産化もすすみましたが、大量生産には至らず、さらに第二次世界大戦にの影響で、生産は縮小しました。戦後、1955年(昭和30)にイタリアから全自動式のパスタ製造機が輸入され、本格的な製造が始まり、この年を業界では「パスタ元年」と呼んでいるそうです。 パスタの原料は、一般的にデュラム小麦を粗挽きにした「デュラム・セモリナ」が使用され、これに水を加えてこね、高圧で押し出して切断し、乾燥させます。この時の形状によって300種類以上ものパスタがあり、日本ではそのうち数十種類がつくられ、JAS(日本農林規格)では、直径1.2mm〜2.5mmの棒状のものをスパゲッティと呼んでいます。 今日の給食では、サラダとして使用しています。 |