本日の献立/3月20日(火)・一口ごぼう天とだいこんの煮もの ・ほうれん草の煮びたし ・パインアップル(缶詰) ・ごはん・牛乳 栄養価 エネルギー 733kcal、たんぱく質 27.6g、脂質 16.1g ☆ほうれん草(法連草、菠薐草)☆ ホウレン草は、コーカサスからイランあたりの西アジアが原産で、イスラム教の広がりに伴い東西へと伝わりました。東はシルクロードを経て中国やアジア諸国に渡った品種が「東洋種」となり、西は北アフリカからヨーロッパ経由でアメリカへわたり「西洋種」となりました。日本へは、江戸時代初期に中国から東洋種が伝わり、江戸時代末期にヨーロッパより西洋種が伝わりました。その後、大正末期から昭和初期にかけて、それら両方をかけ合わせた交雑種が育成され各地に普及しました。ホウレン草の語源は中国語でペルシャ(現在のイラン)を「菠薐(ポーレン)」と呼ぶことからきています。 ホウレン草は緑黄色野菜の代表格で、カロテンだけでなく、鉄、マグネシウム、マンガンなどのミネラル類や、ビタミンB6、Cなども多く含むことからカゼや貧血の予防に効果が期待されます。年中出荷されていますが、旬は12〜1月で、とくに冬の露地栽培のものは、夏のものと比べて栄養価が高く、甘味も増しておいしくなります。 今日の給食では、うす揚げと合わせて煮びたしにしています。 ☆明後日(3/22)は午後の授業がないため、給食はありません。そのため、本日が今年度最後の給食となります。来年度は、4/10(火)より実施します。 本日の献立/3月19日(月)・かき揚げ ・切り干しだいこんの煮もの ・はくさいのごまあえ ・豆腐の赤だし ・ごはん・牛乳 栄養価 エネルギー 864kcal、たんぱく質 31.5g、脂質 23.7g ☆レモン(檸檬)☆ レモンの原産地は、インド北東部のヒマラヤ地方とされ、中国へは10世紀ごろに伝わりましたが、あまり普及しませんでした。西洋方面へは12世紀ごろアラビア人によりスペインに伝えられ、これを十字軍がフランスへ持ち帰り、栽培が広がりました。そして、新大陸発見以降にアメリカへ持ち込まれ、カリフォルニアに大産地ができました。大航海時代には、スペイン、ポルトガル、イギリスなどで、航海中のビタミンC不足による壊血病が問題となり、レモンが脚光を浴びることになりました。日本へは明治時代に伝わり、瀬戸内地方を中心に栽培が広がりましたが、1964年(昭和39)にレモンの輸入自由化により、国内での生産は激減しました。しかし、輸入レモンの防かび剤の残留が問題となり、国産レモンの栽培面積も徐々に広がってきているようです。国産レモンは、品種により収穫時期の差がありますが、露地栽培のものでは、9〜1月ごろが旬となります。 さわやかな芳香と酸味を生かして、料理やお菓子の香りづけとしてよく使われます。また、ビタミンCが多く含まれていることから、カゼなどの予防効果が期待されるほか、クエン酸も豊富に含まれ、疲労回復効果にも効果があると思われます。 今日の給食では、鯖の焼きものの風味づけとしてレモン果汁を使用しています。 本日の献立/3月16日(金)・白身魚のムニエル ・キャベツのピクルス ・デコポン ・牛乳 栄養価 エネルギー 808kcal、たんぱく質 32.1g、脂質 22.7g ☆デコポン☆ デコポンは、1972年に長崎県の果樹研究所で、清見オレンジとポンカンを交配させ育成された品種です。当時は、凸(でこ)が出やすく、皮の表面が荒いので見た目が悪いという理由からあまり出回ることはありませんでした。その後、熊本県宇土群不知火町に伝わり、「不知火(しらぬい)」の名で栽培が広まり、1990年ごろに、その味の良さが認められ、広く普及することになりました。そして、1993年になって「デコポン」の名が、熊本県果実農業協同組合連合会の登録商標となり、不知火の中で、糖度が13度以上、クエン酸1.0以下などの基準を満たしたもののブランド名となりました。暖かい地方での生産が多く、主産地はやはり熊本県となっています。 ユニークな特徴となっている「デコ」ができるには、気温が関係しており、昼と夜の気温の差が大きいほどデコができやすくなるそうです。中にはデコの出ないものもありますが、味には影響がないとのことです。4月ごろに小さくてかわいい白い花を咲かせ、12〜2月ごろにかけて収穫されます。収穫直後は酸味が強いので、一定期間貯蔵して酸味をぬいたものを2〜4月ごろに出荷します。 皮の表面は粗いですが、むきやすく、じょうのう膜は薄くて食べやすく、果肉はやわらかで果汁が多く、そして甘味が強くておいしいです。 ビタミンCを豊富に含んでいるので、皮膚や粘膜の健康維持に効果が期待されます。 本日の献立/3月15日(木)・オムレツ ・じゃがいもの洋風煮 ・きゅうりのドレッシングあえ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 733kcal、たんぱく質 29.6g、脂質 19.7g ☆デミグラスソース☆ デミグラスソースは、濃い褐色をした西洋料理のソースです。日本語ではドミグラスソースと呼ぶこともあり、フランス語の発音では、「ドミ」に近く、英語の発音では、「デミ」に近いようです。フランス語でドミ(demi-)は「半分」、グラス(glace)は「氷」を意味するようですが、料理の上では、「煮こごり」や「煮詰める」ということをあらわし、煮つめた濃厚なソースという意味になります。 つくりかたは、いろいろありますが、小麦粉をバターで色づくまでいためて褐色のルウをつくり、これに牛肉やタマネギ、にんじん、セロリなどを煮込んでつくっただし(フォン・ド・ヴォー)を加えて、半分程度になるまで煮込み、ワインなどで風味をつけます。この時ルウを使用せずにつくることもあります。また、同様に煮込んだものにトマトピューレを加えて煮こんで濾した「エスパニョールソース」に、再びいためた牛肉や野菜を加え、脂肪を除きながら数時間煮込むことを数日間繰り返して煮込んだものをいうこともあります。日本では一般的に後者のトマトを使用したものをいうことが多いようです。調理にかなりの時間と手間がかかるため、缶詰やレトルトパックにした製品も多く使用されています。 今日の給食では、製品になったものを豚肉とたまねぎの炒めものの味つけに使用しています。 ☆明日(3/16)は、ハヤシライスがありますので、スプーンのご準備をお願いします。 本日の献立/3月12日(月)・鶏肉のチリソースかけ ・玉子とニラの炒めもの ・きゅうりのピリ辛漬け ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 829kcal、たんぱく質 31.3g、脂質 20.0g ☆鶏卵(鶏卵)☆ 鳥類の卵の中で、食用として流通しているものには、鶏卵、うずら卵、アヒル卵などがあり、そのうちの大部分が鶏卵です。鶏卵とは漢字で書く通りニワトリの卵で、日本での消費量は、年間1人当たり300個を超え、世界でもトップクラスになっています。明治時代では年間10個程度だったといいますのでそのころと比べるとおよそ30倍になっています。 日本へニワトリが持ち込まれたのは古く、「日本書記(720年)」で、天の岩屋戸の話に「長鳴鳥(ながなきどり)」の記述が見られます。しかし、食用としての卵は、江戸時代に出版された「本朝食鑑(ほんちょうしょっかん/1695年)」に、ゆで卵、卵焼き、卵酒などの料理が記載されたのが最初の正確な記録となっています。 卵の生産が急速に増え始めたのは、昭和30年代以降で、貴重な食品から手軽に食卓にのぼる食品となりました。これは、ニワトリの品種改良や、エサが安定供給できるようになったことによるもので、価格も安定しており、「物価の優等生」といわれています。 栄養成分では、ビタミンCを除くすべての栄養素をバランスよく含んでおり、完全栄養食品と呼ばれるものの1つとなっています。ただ、コレステロールを多く含んでいるため、野菜などの他の食品とうまく組み合わせて食べることをお勧めします。 今日の給食では、鶏卵を炒り卵に加工したものを使用し、ニラ、たまねぎとともに炒めものにしています。 ☆明日(3/13)は卒業式練習、明後日(3/14)は卒業式のため給食はありません。 |
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