本日の献立/1月29日(月)・ちくわと野菜のカレー炒め ・だいこんの柚子の香あえ ・パインアップル(缶詰) ・うすあげとはくさいのしょうが汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 711kcal、たんぱく質 24.4g、脂質 16.7g ☆はくさい(白菜)☆ ハクサイは、アブラナ科の仲間の野菜で、ダイコンやキャベツとともに、日本では主要な野菜の一つとなっています。英語名で“chinese cabbage”といわれるように中国が原産です。日本でもかなり古くから使用されていたように思われがちですが、その歴史は意外と新しく、初めて伝わったのは明治8年(1875年)で、大正時代になって全国に普及したようです。伝わった当初は、採種(種をとること)が困難ということで、あまり普及しませんでしたが、日清戦争(1894〜1895)や日露戦争(1904〜1905)においての日本兵たちが旧満州・朝鮮などから大きく結球したハクサイの種を持ち帰ったことが、全国に広まるきっかけになったといわれます。今では、年中出荷され、とくに冬場は旬の野菜として、鍋料理や煮もの、汁もの、炒めもの、あえもの、漬物などさまざまな料理に欠かせない野菜となっています。 また、ビタミンCを多く含むので、かぜをひきやすい冬の季節にはぴったりの食品です。その他にもカルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄、食物繊維など、いろいろな栄養素をほどよく含んでいます。 今日の給食では、しょうが汁に使用しています。 本日の献立/1月26日(金)・糸よりの磯辺揚げ ・小松菜の煮びたし ・もやしの甘酢あえ ・かす汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 863kcal、たんぱく質 35.4g、脂質 24.6g ☆酒粕(さけかす)☆ お米を蒸して、麹(こうじ)や酵母(こうぼ)で発酵させると「もろみ」というものになり、これを熟成させてしぼると「お酒」ができます。このときしぼったあとに残るものが「酒粕」です。魚から身をとると骨が残りますが、これになぞらえて、「酒骨(さかほね)」ということもあります。酒粕には、たんぱく質や炭水化物のほか、ビタミン類、アミノ酸、食物繊維、酵母などがたくさん含まれ栄養価が高いことから、健康食品としても見直されています。また、体を温める効果もあり、冬の行事などで振る舞われることも多いです。かす汁や甘酒、漬物などに使われるほか、そのまま焼いて食べることもあります。 今日の給食では、「かす汁」として使用しています。 本日の献立/1月25日(木)・スパゲッティサラダ ・粉ふきいも ・ツナと野菜のソテー ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 776kcal、たんぱく質 29.2g、脂質 19.6g ☆スパゲッティ☆ スパゲッティはマカロニなどとともに「パスタ」といわれる麺類の一種で、その歴史についてははっきりとはわかっていませんが、古代ローマで、小麦やキビなどの穀物を粗挽きにしてお粥のように煮込んだ「プルス」という食べ物が元祖になっているのではないかと考えられています。また、同時代にプルスを板状にして焼いた「テスタロイ」はピッツァやラザーニャの原型に近いものだろうといわれています。その後、中世に入ってから、パスタを生のままスープに入れたたり、ゆでたパスタにソースを和えたりするようになったと考えられ、13〜14世紀ごろには、イタリアの一般家庭にも普及するようになったようです。そして、15世紀になって棒状の乾燥パスタがつくられはじめ、16世紀には生地を押し出す圧力機が考案され、機械を利用した製造が始まりました。大航海時代を迎え、イタリアでトマトの栽培が本格化し、パスタとの相性がよいことから人気が高まり、さらに広く普及しました。 日本では、幕末に横浜の外国人居留地に持ち込まれたのが最初で、1883年(明治16)になり、フランスの宣教師マリク・マリー・ド・ロ神父が、初めて長崎市にマカロニ工場を建設して製造を始めました。昭和初期になって国産化もすすみましたが、大量生産には至らず、さらに第二次世界大戦にの影響で、生産は縮小しました。戦後、1955年(昭和30)にイタリアから全自動式のパスタ製造機が輸入され、本格的な製造が始まり、この年を業界では「パスタ元年」と呼んでいるそうです。 パスタの原料は、一般的にデュラム小麦を粗挽きにした「デュラム・セモリナ」が使用され、これに水を加えてこね、高圧で押し出して切断し、乾燥させます。この時の形状によって300種類以上ものパスタがあり、日本ではそのうち数十種類がつくられ、JAS(日本農林規格)では、直径1.2mm〜2.5mmの棒状のものをスパゲッティと呼んでいます。 今日の給食では、サラダとして使用しています。 本日の献立/1月24日(水)・ミンチカツ ・きゅうりのドレッシングあえ ・いよかん ・牛乳 栄養価 エネルギー 848kcal、たんぱく質 27.5g、脂質 27.8g ☆いよかん(伊予柑)☆ イヨカンは、ミカンとオレンジが偶然にかけあわされてできたものと考えられていますが、正確にはよくわかっていません。1886年(明治19)に山口県阿武郡東分村(現在の萩市)で発見され、関門海峡の昔の名をとって「穴門(あなと)みかん」(穴戸とも書く)として栽培が始まりました。その後、愛媛県でも栽培が広まり、収穫量が増加して山口県をこえ、主産地となりました。そのため、1930年(昭和5)になって、今度は愛媛県の旧名をとって「伊予柑(いよかん)」と名付けられました。今では、さらに生産量が増加し、国内のミカン類のなかでは、温州ミカンに次いで第二位の生産量となっています。出荷時期も温州ミカン出荷が少なくなってくる1月ごろから出回るようになり、2月に出荷のピークとなり、3月ごろまで出荷されます。 栄養成分は、温州ミカンなどと同じようにカロテンやビタミンCが多く、一個食べるとおよそ1日分のビタミンCが摂れ、カゼなどの予防効果が期待されます。甘さと酸っぱさが程よく調和していて、香りがとても良いのが特徴です。 本日の献立/1月23日(火)・一口がんもと野菜の煮もの ・金平ごぼう ・だいこんの即席漬け ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 855kcal、たんぱく質 37.1g、脂質 24.7g ☆だいこん(大根)☆ ダイコンは、アブラナ科の野菜で、かなり古くから栽培されており、4500年以上前に建てられたとみられるピラミッドにもその記述が残されているそうです。日本でも「日本書紀(720年)」などにも記載があり、古くから栽培されてきたとともに、「春の七草」のひとつである「すずしろ(蘿蔔、清白)」としても親しまれてきました。今では日本を代表する野菜であり、明治時代以来(実際は江戸時代のころからと思われる。)、その生産量は野菜の中ではトップクラスです。品種改良により、各地でそれぞれ特有の品種が栽培されていましたが、1970年代になって、みずみずしくて甘味が多く、辛味の少ない「青首だいこん」に人気が集中しました。そのため、現在では、漬物用などを一部を除いて、国内で栽培されるほとんどが、青首だいこんとなっています。 旬については、作型が季節によって、秋ダイコン、冬ダイコン、春ダイコン、夏ダイコンに分けられて栽培されているため特定しにくいですが、中でも辛味の少ない11月〜3月に収穫されるものが好まれています。 ダイコンの特徴としては、カブと同じように、白い根の部分と葉の部分で含まれる成分は大きく違います。根の部分には、消化酵素が多く含まれ、胃腸の調子を整え、消化吸収を促す効果があります。ただし、加熱するとその効果は弱くなるので、だいこんおろしなどにして食べるととても効果的です。葉の方は、除いて販売されることがほとんどなので、食べることは少なくなりましたが、緑黄色野菜としてカロテンやビタミンC、カルシウムなども多く含んでいます。 今日の給食では、即席漬けに使用しています。 ※明日(1/24)は、ハヤシライスがありますので、スプーンのご用意をよろしくお願いします。 ※3年生は、1/24(水)より1/26(金)まで学年末テストのため給食はありません。 |
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