作品展・6年生・「かわ・皮・革」
本校の運動会では、応援合戦の時に赤組・白組それぞれが和太鼓(長胴太鼓)の響きに合わせて応援をします。その和太鼓は、高度な技術を有する職人さんたちによってつくられたものです。
和太鼓に貼られているのは牛の皮です。 牛は、「鳴き声以外は捨てるところがない」と言われるほどで、皮は太鼓に貼られたり、膠(にかわ)として接着剤になって活用されたりします。ゼラチンやコラーゲンも抽出されます。皮をなめして革にすれば、財布、コート、かばん、靴、ボールなどさまざまな製品になります。肉や内臓は食用に、骨は油や肥料になります。他にもさまざまな使い道があります。 6年生は、私たちの生活と深く結びついている牛について学習し、創立90周年記念式典と並行して、先日まで開催されていた本校の「作品展」に出展するために、牛の皮を使った自分だけの「太鼓」を作りました。皮を締めるところで苦労していましたが、一人一人音の響きがちがう「太鼓」が完成しました。 |