本日の献立/6月26日(金)・キャベツのゆずドレッシング ・さくらんぼ ・牛乳 栄養価 エネルギー 874kcal、たんぱく質 27.1g、脂質 24.8g ☆さくらんぼ(桜坊)☆ サクランボは桜の果実の総称で、食用となるのは、桜桃(おうとう)と呼ばれる実桜(みざくら)類の果実です。トルコおよびコーカサス地方が原産と考えられています。食用の歴史は古く、プリニウス(23〜79年ごろ)の著書「博物誌(77年)」によると、ルキウス・リキニウス・ルクッルスが第三次ミトリダテス戦争(紀元前75〜65年)において、黒海南岸のケラソスに滞在した際にサクランボの木を発見し、ローマへ持ち帰ったとされています。その後、ヨーロッパ各地に伝わり、16世紀以降になって本格的な栽培が始まったようです。日本へは、1872〜73(明治5〜6)年に導入され、雨により実が割れやすいことから、収穫期に雨の少ない東北地方や北海道を中心に栽培されるようになりました。国内生産のおよそ80%は生食用で、そのほかは缶詰などの加工用となっています。生食用の出荷が5〜7月にほぼ限定されることから、初夏を告げる代表的な果物となっており、給食では年一回、6月に使用するようにしています。 通常は実のならないソメイヨシノにもまれに実がつくことがありますが、これは他の桜の花粉を受粉するなどして実ができるようです。しかし、味は悪く果物として食べられるような味ではありません。 |