本日の献立/2月16日(火)・キャベツのひじきドレッシング ・みかん(缶) ・牛乳 栄養価 エネルギー 889kcal、たんぱく質 27.0g、脂質 25.0g ☆ひじき(鹿尾菜)☆ ヒジキはおよそ1万年前の縄文時代遺跡からも見つかっており、かなり古くから利用されていたと考えられます。平安時代の「延喜式(えんぎしき/927年)」や「倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう/934年)」、「伊勢物語」などには、「鹿尾菜」、「六味菜」の名で記載されています。 北海道南部から南西諸島にかけて、波の荒い岩礁上の低潮線付近に生える海藻で、夏の終わりから秋にかけて芽を出し、春になると急に伸びだします。夏になると硬くなってしまうので、3〜4月ごろの柔らかいうちに収穫します。生のままでは渋味も多く、有害な成分も含まれるので、鉄の釜で数時間かけて水煮して灰汁(あく)を抜き、乾燥させます。料理に使用するときは水で戻して使います。「生ひじき」として販売されているものもありますが、実際は生ではなく乾燥ヒジキを蒸したものです。料理するときは、油で炒めるなど、油とともに使うと、調味料の吸収が良くなり、風味も増します。 栄養面では、カルシウム、鉄、カリウム、ヨウ素などのミネラル成分や、食物繊維も豊富に含まれていますので、健康面でも期待される食品です。ただし、昔から海藻類を食べると髪の毛が濃くなると言い伝えられていますが、残念ながら実際にはあまり効果がないようです。 今日の給食では、からいりしたひじきを砂糖、塩、酢、しょうゆ、綿実油と合わせてドレッシングをつくり、キャベツにあえています。 |