本日の献立/2月17日(水)・まる天と野菜のうま煮 ・焼きのり ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 760kcal、たんぱく質 31.5g、脂質 22.7g ☆まる天☆ まる天は、魚肉練り製品の「かまぼこ」のうち、「揚げかまぼこ」に分類されるものです。揚げかまぼこの発祥地とされる鹿児島では「つけ揚げ」、関西では「てんぷら」、関東や東北では「さつま揚げ」などと呼ばれています。揚げかまぼこの歴史は、江戸時代にさかのぼり、アメリカから帰国した「ジョン万次郎」を保護したといわれる薩摩藩28代当主「島津斉彬(しまづなりあきら/1809〜1858)」の時代、1850年代になって琉球との交流が深まり、中国料理での「揚げる」という技法が伝わり、古来のかまぼこづくり製法に加わって揚げかまぼこができたといわれています。その後、島津藩による品質向上の奨励によって、次第に専門店も増え、全国に広まったようです。 原料には、一般的にイワシ、アジ、スケトウダラなどの冷凍すり身のほか、各地で水揚げされるエソ、グチなど鮮度の良い生鮮魚も使われます。これらのすり身に味つけし、角型、楕円型、小判型などに成形し、油で揚げてつくっています。その他にも、タマネギやニンジン、ゴボウなどを加えた「野菜てんぷら」や「ごぼう巻き」、「いか巻き」、卵が丸ごと入った「ばくだん」と呼ばれるものなど、いろいろなものがつくられています。 今日のまる天は、スケトウダラ、イトヨリを原材料として、小さめの丸形にしたものです。 |