本日の献立/9月16日(木)・冬瓜の中華スープ ・切干し大根のごま辛味づけ ・コッペパン、りんごジャム、牛乳 栄養価 エネルギー 906kcal、たんぱく質 33.5g、脂質 34.4g ☆にんにく(大蒜)☆ ニンニクは中央アジア原産で、ネギなどの仲間になる野菜です。ヨーロッパではギリシア、ローマ時代から知られ、古代エジプトではピラミッド建設にかかわる人々の重要な食糧となっていたようです。日本へは千年以上前から伝えられており、「本草和名(918年)」に記述が見られます。「源氏物語(1004〜1012年ごろ)」にも登場しており、「帚木(ははきぎ)」の中の「雨夜の品定め」で『月ごろ、風病重きに堪へかねて、極熱の草薬を服して、いと臭きによりなむ、え対面賜はらぬ。目のあたりならずとも、さるべからむ雑事らは承らむ』というようなやりとりがあります。これは、「重い風邪のため、極熱の草薬(ニンニク)を服用し、臭いがするので今は会えません。」と言ったことによる登場人物のやりとりです。当時は、オオビル(於保比留、大蒜)と呼ばれ、薬や厄除けとして使われていました。 強烈なにおいは主に硫化アリルのひとつであるアイリンが分解されてできるアリシンという成分によるものです。アリシンは、体内でビタミンB1と結びついて吸収を高め、疲労回復やスタミナ増強などの効果があります。ただし、生で食べると刺激が強く、食べ過ぎると胃腸の粘膜を傷つけるので注意が必要です。加熱をすると刺激は少なくなります。 今日の給食では、「鶏肉のから揚げ」の風味付けに使用しています。 |