本日の献立/2月18日(火)・もやしときゅうりのしょうが漬け ・ツナっ葉炒め ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 773kcal、たんぱく質 30.6g、脂質 21.8g ☆まいたけ(舞茸)☆ まいたけは、アジアやアメリカ、ヨーロッパなどの温帯以北に分布し、日本にも自生しているきのこです。まいたけの名は古くから存在し、平安末期の「今昔物語集」にも記載がありますが、これは食べると踊りだすとのことで、別の毒きのこだったとみられています。現在のものと同じと思われるものは、江戸時代の「大和本草(1709年)」に記載されています。傘がひらひらと舞い踊っているように見えることや、希少なきのこだったために見つけると舞うほどうれしいというようなことからまいたけと名づけられたのではないかと言われています。 数が少なく、一般的にはほとんど出回っていなかったようですが、1980年代ごろには人工栽培が可能になり、1990年代になり菌床栽培が普及し、大量生産されるようになりました。 独特の香りや旨味、食感が特徴で、煮物、炒めもの、揚げ物など様々な料理に利用されます。カサの色が濃い茶褐色で、肉厚でパリッとしていて、軸は白くて張りがあり、かためのものがよいといわれます。 今日の給食では、すき焼き煮の材料として使用しています。 本日の献立/2月17日(月)・キャベツのオイスターソース炒め ・卵スープ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 767kcal、たんぱく質 32.1g、脂質 19.7g ☆ごま油☆ ゴマは、人類史上もっとも古い油脂資源の1つで、アフリカ南西部が原産とされています。ごま油は、このゴマの種子を焙煎(ばいせん)したものを圧搾(あっさく)してつくられます。日本では、奈良時代に仏教の伝来とともにごま油の製造技術が伝わりました。当初は食用というよりも主に灯油用として使われていたようですが、その後、精進料理などでの利用も広がり、江戸時代には、天ぷらの揚げ油として流行したそうです。 現在のゴマの主産地は、インド、中国、ミャンマー、スーダンなどで、日本でもこれらの主産地より原料を輸入してごま油を製造しています。一般的には、深い褐色をしたものが多いですが、製造時の焙煎の方法や程度、圧搾の方法などによって、得られる油の色や芳香が異なります。 ごま油には、天然の抗酸化成分が含まれるので、酸化しにくく、また、リノール酸、オレイン酸などが豊富に含まれています。 今日の給食では、中華おこわの風味付けに使用しています。 本日の献立/2月14日(金)・もやしとにんじんの甘酢あえ ・白花豆の煮もの ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 765kcal、たんぱく質 30.4g、脂質 16.3g ☆白花豆(しろはなまめ)☆ 白花豆は、ベニバナインゲン(紅花隠元)の仲間で、種類が多いインゲン豆の中の一種です。中央・南アメリカの高地が原産とされ、新大陸の発見以降16世紀から17世紀にかけてヨーロッパ全域に広がりました。日本へは徳川時代の末期に伝わりましたが、きれいな花を咲かせるので、観賞用とされていたようです。食用としての栽培は、明治時代になってからで、主産地となっている北海道では1914年(大正3)ごろから始まりました。そして、赤い花に混在する白い花の品種を選別して、花も実も白いことから「白花豆」としての栽培も広がりました。一方、赤い花の豆は、赤紫に黒斑があり、こちらは「紫花豆」として呼び分けられています。どちらも大粒で品質も良く、煮豆や菓子の材料に利用され、特に白花豆は大粒甘納豆の原料として好まれています。 栄養の面では、低脂肪、高たんぱく質で、ビタミンB1やカルシウム、鉄、食物繊維なども多く含んでおり、とても健康的で栄養価の高い食品です。 今日の給食では、砂糖、しょうゆ、塩の味付けで煮ものにしています。 本日の献立/2月13日(木)・キャベツのサラダ ・洋なし(カット缶) ・コッペパン、りんごジャム、牛乳 栄養価 エネルギー 836kcal、たんぱく質 31.9g、脂質 23.2g ☆りんご酢☆ リンゴ酢はその名の通り、リンゴ果汁を原料とした酢で、リンゴの本場アメリカでは、酢といえば、リンゴ酢が主流となっているようです。さっぱりとした風味になっているので、ドレッシングなど料理に使うほか、健康効果が期待され、飲み物としてもよく使われています。リンゴを原料としているのでカリウムを含み、塩分の排泄を助けることから高血圧の予防や、クエン酸による疲労回復効果、リンゴエキスによる整腸作用などがあるとされています。そのためか、無理をしてまで飲まれる方もおられるようですが、それよりも、まずは栄養バランスのよい食事をこころがけることのほうが大切だと思います。 今日の給食では、「キャベツのサラダ」に使用しています。 本日の献立/2月12日(水)・小松菜の煮びたし ・さつまいものみそ汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 733kcal、たんぱく質 30.1g、脂質 15.5g ☆柚子(ゆず)☆ ユズは、中国の揚子江上流が原産とされるミカン科の柑橘類です。日本へは飛鳥時代(592〜710年)から奈良時代(710〜794年)のあたりに渡来したとされています。柑橘類の中では寒さや病害虫に対して強く、青森県あたりにまで分布しており、日本各地に半野生の樹木の集まりや自家用などの小規模の栽培が見られます。主な産地は高知、徳島で、その他、愛媛、宮崎、大分などで多く栽培されています。果実の約半数は、生果として11〜2月に出荷され、残りの半数は加工品原料として利用されます。 酸味が強く甘味は少ないのでそのまま食べることはほとんどなく、さわやかな特有の香りを料理や、冬至のユズ風呂などに利用されています。果実の表面は粗めですが、黄色い部分を薄く切り取って吸い物や鍋物に入れたり、果肉を搾って焼き魚などの料理にたらしたりして、風味を楽しむのが一般的です。また、果肉部分をくりぬいて器として利用する柚子釜としても利用されます。果汁はユズ酢として加工され、香り高い酸味料として飲料水やドレッシング、ジャムなどにも使用されます。果皮はマーマーレードなどに加工されるだけでなく、乾燥させて、古くから七味唐辛子の材料としても利用されています。 今日の給食では、ゆずの果汁と塩を鶏肉の焼きものの下味として使用しています。 |