本日の献立/1月29日(金)ミズナは、日本原産とされるアブラナ科の野菜で、京都で古くから栽培されている京野菜の1つです。山城国(現在の京都府南部)の地誌である雍州府志(ようしゅうふし/1682年)には「水菜」の名で記載がありますが、それ以前からすでに栽培が行なわれていたようで、人糞などを使わず、畑に流水を引き入れて栽培したことから、この名がついたようです。関西以外では、「京菜(きょうな)」の名で呼ばれることが多いです。よく似た野菜の壬生菜(みぶな)は、京都の壬生で寛政年間(1789〜1801年)のころに、葉に切れ込みのない変種として見つかりました。 カロテンとビタミンCが豊富で、冬場のカゼ予防にぴったりです。そのほかカルシウムや鉄、カリウムなどのミネラル成分や食物繊維も多く、栄養バランスのとれた緑黄色野菜です。 冬が旬で、鍋もの、サラダ、あえもの、漬物などいろいろな料理に使われ、大阪では水菜の歯ざわりを生かした「はりはり鍋」が有名です。 今日の給食では、豚肉とともに、だし汁、砂糖、薄口しょうゆで味つけして煮、「煮びたし」として使用しています。 本日の献立/1月28日(木)・ごぼうサラダ(マヨネーズ) ・パインアップル(輪切り缶) ・牛乳 栄養価 エネルギー 921kcal、たんぱく質 28.5g、脂質 26.8g ☆大阪府国産農林水産物学校給食提供事業について☆ 新型コロナウイルスの感染症拡大に伴い、需要の減少や輸出の停滞により、在庫が増加し、深刻な状況となっている和牛肉及び国産水産物を学校給食へ提供するため、「大阪府国産農林水産物学校給食提供事業」が創設されました。 大阪市でもこの事業を活用した食材を提供することとなり、今年度の1月から3月の一部の献立で「近江牛」と「泉だこ」を使用することになりました。 近江牛は、本日の「牛肉と金時豆のカレーライス」、2月9日の「すき焼き煮」、3月9日の「カレーシチュー」で使用します。泉だこは2月8日「泉だこのやわらか煮」で使用します。 今日の近江牛は、神戸、松坂と並ぶ三大和牛の一つといわれ、滋賀県東部を中心に、県内の幅広い地域が生産拠点になっています。口の中で脂が溶けやすく、あっさりとして柔らかい食感が特徴といわれています。 本日の献立/1月27日(水)・カリフラワーのピクルス ・桃のクラフティ ・コッペパン、バター(キューブ)、牛乳 栄養価 エネルギー 878kcal、たんぱく質 34.0g、脂質 30.7g ☆カリフラワー(花椰菜/はなやさい)☆ カリフラワーは、キャベツやブロッコリーなどと同じアブラナ科で、花蕾球(からいきゅう)といわれる花の蕾(つぼみ)を食べる野菜です。原産地は地中海の東部とされています。ブロッコリーとよく似ていて、混同されることがありますが、もともと18世紀ごろまでは、同一のもので、19世紀になって改良され、今のようなカリフラワーになったそうです。日本では明治時代の初めに「花椰菜(はなやさい)」という名前で栽培が始まりましたが、当時はあまり広まらず、第二次大戦後の食生活の変化とともに利用が高まってきました。 今では、年中出荷されていますが、旬は11〜3月ごろで、この時期には味や品質も良くなり、出荷量も多くなります。よく見かけるのは白い色のものですが、紫色や黄緑色、黄色の品種もあります。 栄養面では、ビタミンC・B6、葉酸などが含まれ、中でもビタミンCは野菜の中でもトップクラスで、キャベツの約2倍です。ビタミンCは、ウイルス等に対する抵抗力を高める働きがありますので、冬場の感染予防への効果が期待されます。 今日の給食では、コーンと合わせて、砂糖、塩、ワインビネガーで味つけし、ピクルスとして提供しています。 本日の献立/1月26日(火)・厚揚げと野菜の煮もの ・ごまひじき ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 880kcal、たんぱく質 30.0g、脂質 31.1g ☆ごまひじき☆ 「ごまひじき」は、ふりかけや佃煮のようにご飯に添えて食べてもらう一品です。今日の給食では、乾燥のだいこん葉、ひじきを各々ぬるま湯でもどし、油で炒め、砂糖、みりん、濃口しょうゆ、少量の湯、いりごまを加えてさらに水分が減るまで炒めています。ごまのプチプチとした感じがたいへんおいしく、家庭でも簡単に作ることができます。だいこん葉がない場合は、青じそ、水菜、にんじん、ごぼう、しいたけ、ちりめんじゃこなどお好みの材料を使ってもできますし、ひじきだけでもおいしくできます。また、ご飯だけでなく、豆腐や肉類にのせるなどいろいろな応用ができます。 本日の献立/1月25日(月)・焼きじゃが ・ウインナーとキャベツのスープ ・黒糖パン、牛乳 栄養価 エネルギー 718kcal、たんぱく質 33.3g、脂質 20.2g ☆じゃがいもの品種☆ じゃがいもは17世紀の初めごろにインドネシアから伝わり、それ以降、日本の食生活においては重要な食品となっています。 現在使用されている品種は、海外から導入された「男爵(アメリカ)」と「メークイン(イギリス)」が主流になっています。男爵は、ほくほくとした食感の粉質で、コロッケや粉ふきいもなどに向き、メークインは、煮崩れしにくい粘質で煮込み料理に向いています。 そのほか目的に応じていろいろな品種が国内で育成され活躍しています。国内で育成された品種には、でん粉用の「コナフブキ」、ポテトチップス用の「トヨシロ」、フライドポテト用の「ホッカイコガネ」、黄色い色で火が通りやすい「キタアカリ」、皮や果肉が紫色で彩りの良い「キタムラサキ」、甘味が強く果肉が鮮やかな黄色の「インカのめざめ」などがあります。 今日の「焼きじゃが」には、北海道産のメークインを使用し、塩とオリーブ油をまぶし、スチームコンベクションオーブンで蒸し焼きにしています。 |