本日の献立/5月13日(木)・キャベツのひじきドレッシング ・バナナ ・黒糖パン(1/2)、牛乳 栄養価 エネルギー 743kcal、たんぱく質 27.8g、脂質 22.3g ☆バナナ☆ バナナは、東南アジア、マレー半島付近を原産とするバショウ科の植物で、数メートルの高さにも成長するため、木と思われることが多いですが、草に分類されます。したがって、園芸学の上では、イチゴ、メロン、スイカなどのように野菜として分類されます。ただし、農林水産省では、2年以上栽培する草本植物および木本植物は「果樹」として扱われるため、バナナの場合は果物の扱いになり、イチゴ、メロン、スイカ等は「果実的野菜」として扱われます。しかし、栄養学の上では、糖度や味、その食品としての扱い方により分類されますので、「果実」として扱われます。したがって、果物であるといっても、野菜であるといっても、どちらも間違いではありません。 本日の献立/5月12日(水)・きゅうりの甘酢づけ ・豆腐のスープ ・ミニフィッシュ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 755kcal、たんぱく質 32.6g、脂質 19.2g ☆ミニフィッシュ☆ ミニフィッシュは、カタクチイワシの稚魚を砂糖や水あめなどで味つけし、乾燥させ袋詰めされた製品です。 6つの食品群で分類した場合、一般の魚類は1群のたんぱく質の多い食品として分類されますが、小魚の場合、廃棄する部分もなく、骨ごと食べることができますので、カルシウムなどの無機質が多い食品として2群に分類されます。 今日のミニフィッシュは、1袋当たり味付けも含めて5gで、カルシウムは80mg含まれています。牛乳の場合1本(206g)あたり227mgですので、計算上は、わずか1袋で牛乳の約3分の1本分のカルシウムをとることができます。言い換えるとミニフィッシュを3袋食べると、牛乳1本分のカルシウムをとれることになります。 現代の食生活では、カルシウムが不足しやすいので、その不足解消としても小魚類の使用は効果的であると言えます。 本日の献立/5月11日(火)・かぼちゃのしょうゆ焼き ・湯葉のすまし汁 ・牛乳 栄養価 エネルギー 749kcal、たんぱく質 29.0g、脂質 15.9g ☆ゆば(湯葉/湯波)☆ ユバは、豆腐やみそのように大豆から作られる加工品のひとつで、鎌倉時代に中国から僧侶によって伝えられ、お寺を中心に発達しました。江戸時代には巻き湯葉や糸巻き湯葉などの加工湯葉もつくられるようになり、現在では京都や日光が名産地となっています。 作り方は、大豆を水につけて柔らかくし、これに水を加えながらすりつぶしてしぼると、「豆乳」ができます。これを固めると豆腐となりますが、この豆乳を80度くらいに温めると表面に薄い膜ができます。ちょうど牛乳を温めた時にできる膜のようなもので、この膜をすくい上げたものが「湯葉」となります。この中には、豆乳中のたんぱく質や脂肪、炭水化物などが取り込まれており、最初の10枚くらいがおいしいユバになるそうです。できたてを生のまま食べるものは「生湯葉」、乾燥させたものは「干し湯葉」といいます。独特の歯触りと淡白な味が特徴で、日本の料理では、干したものを汁物や煮もの、揚げもの、蒸しもの、鍋料理など、様々な料理に使います。 今日の給食では、干し湯葉をすまし汁の具に使用しています。 本日の献立/5月10日(月)・キャベツときゅうりのサラダ ・河内晩柑(かわちばんかん) ・おさつパン、牛乳 栄養価 エネルギー 833kcal、たんぱく質 32.6g、脂質 21.7g ☆河内晩柑(かわちばんかん)☆ 河内晩柑は、熊本市の河内町(かわちまち)で発見されたかんきつ類で、文旦(ブンタン)の仲間であると考えられています。収穫時期が春先以降になる晩成の柑橘類であることと、発見された地名をとって「河内晩柑」と名付けられました。見た目から和製グレープフルーツと呼ばれるほか、各地域によって、熊本では「ジューシーオレンジ」「ジューシーフルーツ」、鹿児島では「サウスオレンジ」、愛媛では「美生柑(みしょうかん)」「愛南コールド」など、様々な呼び名で出荷されています。 寒さに弱いため、年間通じて暖かい地域で栽培され、5月ごろに花が咲き、実が膨らんだまま冬を越し、3月ごろから夏にかけて収穫されます。 苦みの少ないあっさりとした味が特徴で、4月から8月ごろまでおいしく食べることができます。 ※配布文書欄に食育つうしん(2021年5月)を掲載しました。 こちらからどうぞ⇒食育つうしん(2021年5月) 本日の献立/5月7日(金)・若竹煮 ・豚汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 792kcal、たんぱく質 29.0g、脂質 22.0g ☆きびなご(黍魚子、黍女子、吉備奈仔など)☆ キビナゴは、マイワシやニシンと同じニシン科の魚です。房総半島以南から朝鮮半島、オーストラリアにかけての熱帯水域に広く分布しており、日本では房総以南の外洋に群れをなして生息しています。全長は10cmくらいで細長く、頭部はとがった形で、おもにプランクトンを食べて生活しています。産卵期は5〜7月で、大群をつくって内湾に入り、海藻などに卵を産みつけます。本州の太平洋沿岸中部以南から九州にかけて漁獲され、鹿児島では特産品となっています。体側に金色と青色の帯模様があり、鹿児島県南部地方でおびのことを「きび」ということから「帯(きび)のある小魚(なご)」ということから「きびなご」と呼ばれるようになったそうで、漢字の方は当て字のようです。 旬は食べ方により3回あるといわれ、塩焼きにしておいしいのが脂ののった12月、刺身でおいしいのが寒の入った2月、そして卵や白子がたっぷりあり、天ぷらにしておいしいのが初夏の5月から7月ごろといわれています。 今日の給食では、天ぷらに加工されたものを使っています。 |