本日の献立/7月12日(月)・じゃがいもとトマトのチーズ焼き ・きゅうりのサラダ ・黒糖パン、牛乳 栄養価 エネルギー 783kcal、たんぱく質 34.8g、脂質 21.2g ☆トマト☆ トマトの原産地はアンデス山脈西側のペルー、エクアドル、ボリビアにかけての高原地帯で、現地では古くから食用とされていました。膨らむ果実という意味で「トマトル」の名で栽培されていたことがトマトの語源となったようです。新大陸発見によりヨーロッパ各地へ伝わり、当初は観賞用として栽培されていましたが、19世紀になってイタリアやギリシャを中心として、トマト使った料理や加工品などもつくられるようになったようです。日本へは、江戸時代の初期にオランダより長崎に伝えられましたが、強い香りが好まれず、観賞または薬用として用いられました。明治時代に入って、アメリカから食用品種として改良されたものも伝わりましたが、やはり酸味や香りが日本の食卓にはなじまなかったようです。しかし、第二次大戦後の食生活の洋風化にともない、栽培技術の発展とさらなる品種改良がおこなわれたことによって消費量も増加し、今では重要な野菜の一つとなっています。 トマトはカロテンを多くとりやすいことから緑黄色野菜となっています。また、鮮やかな赤色はリコピンによるもので、有害な活性酸素を除去する抗酸化作用があるとされ、さまざまな効果が期待されています。そのほか食物繊維やカリウムなどいろいろな栄養素が含まれており、健康的な野菜として人気があります。 今日の給食では、生のトマトをじゃがいも、ベーコンと合わせて、塩、こしょうで味つけし、細切りのチーズをのせてスチームコンベクションオーブンで蒸し焼きにしています。 本日の献立/7月9日(金)・冬瓜のみそ汁 ・白花豆の煮もの ・牛乳 栄養価 エネルギー 803kcal、たんぱく質 30.8g、脂質 20.2g ☆牛丼☆ 牛丼は、薄切りの牛肉とたまねぎなどをしょうゆ、みりん、さとうなどを使用して甘辛く煮込んだ具をご飯にかけた人気の高い料理です。 牛丼のもととなったのは牛鍋で、江戸時代末期の1862年に横浜の居酒屋が店の半分を仕切って牛鍋屋を開業したのが始まりとされています。当時は牛肉も硬く、臭みもあったためみそ味で提供していたそうですが、肉質が良くなるにつれ、しょうゆと砂糖などでつくった割下が主流になり、明治10年(1877年)ごろには大流行し、東京では、500軒を超える牛鍋屋があったそうです。その後、明治20年(1887年)ごろには、豆腐や白滝なども使用されるようになり、これが関東風のすきやきの原型になるとともに、1890年代になって牛鍋をご飯にかけた「牛めし」が提供されるようになりました。これが現在の牛丼となり、1923年の関東大震災後には、さらに多数の屋台や露店ができ、安価で、手軽に食べられる料理として繁盛しました。しかし、まだこのころは、東京を中心に関東特有の料理でしたが、1970年代になってチェーン店が全国展開したことから、全国的に親しまれるようになりました。 本日の献立/7月8日(木)・グリーンアスパラガスとキャベツのサラダ ・発酵乳 ・黒糖パン(1/2)、牛乳 栄養価 エネルギー 727kcal、たんぱく質 30.4g、脂質 23.0g ☆発酵乳☆ 発酵乳の発祥は、チグリス・ユーフラテス川に挟まれた地域で、メソポタミア文明が生まれるもっと以前の紀元前8000年頃、牛や羊の飼育とともに、様々な乳製品や保存するための加工品の一つとして考え出されたといわれています。そして、そのすばらしい技術は全世界に広がり今もなお受け継がれて人々のために役立っています。 発酵乳は牛乳に含まれる栄養素が摂取できるというだけでなく、乳酸菌によって次のようなはたらきがあるといわれています。 ・他の細菌の増殖を抑えることで、保存性を高める。 ・乳酸や香気成分が作られさわやかな風味になる。 ・腸内の善玉菌が活性化し、腸内バランスが向上する。 ・タンパク質やカルシウムが吸収されやすくなる。 ・発酵により乳頭が分解されるため、おなかがゴロゴロしにくくなる。 ・免疫力が高まる。 このほかにもいろいろと言われていますが、あまりよくわかっていないことも多いようです。 本日の献立/7月7日(水)・もやしのおひたし ・みそ汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 817kcal、たんぱく質 32.2g、脂質 21.6g ☆もやし/ブラックマッペ☆ もやしの栽培は、日本では400年前ごろから始まり、軟化野菜の少ない九州地方や、冬場に野菜が不足しがちな東北地方などで利用されてきました。今では、全国的にも需要が高まり、一年を通じて市場に出回るようになりました。 もやしというのは、植物の名前ではなく、芽の出る様子をあらわす「萌やし(もやし)」または「生やし(おやし)」から来たものといわれ、緑豆(りょくとう)、大豆、小豆などの豆類やダイコン、カラシナ、ソバ、ヒマワリなどの種子を利用し、光をさえぎった状態で発芽させ、その芽がある程度伸びたものを野菜として食べる食品です。 現在もやしの原料として、最も多く使用されているのは、ブラックマッペです。 ブラックマッペは、小豆(あずき)の仲間で、正式名はケツルアズキ(毛蔓小豆)と呼ばれ、同じくもやしの原料となる緑豆と近縁で、黒緑豆とも呼ばれています。インドからミャンマーなどにかけて分布しており、古くから栽培化され、豆または粉にひいて利用するほか、未熟なさやをさやいんげんのように利用されることもあるようです。日本では、主にミャンマーなどから豆を輸入され、ほとんどがもやしとして利用されています。 今日の給食では、ブラックマッペ砂糖、しょうゆで味つけし、おひたしにしています。 本日の献立/7月6日(火)・キャベツのサラダ ・冷凍みかん ・牛乳 栄養価 エネルギー 760kcal、たんぱく質 31.5g、脂質 22.7g ☆なすの旬☆ なすは日本全国で、露地栽培だけでなくハウス栽培も行なわれており、一年中市場に出回ります。本来は、夏から秋にかけてが旬の野菜で、露地栽培のものが6月ごろから10月ごろにかけて出回り、旬の時期が長く感じられます。これは、初めの収穫が終わった後、次の実もどんどん大きくなってきます。その際、余分な葉を取り払い風通しを良くし、更にのびてくる枝を切り取り、肥料を与えてしばらく収穫を休むことで、秋にもう一度おいしい実を収穫することができるようになるそうです。 今日の給食では、「夏野菜のカレーライス」に使用しています。 ※食育つうしん(2021年7月)を配布文書のコーナーに掲載しました。 こちらからどうぞ⇒食育つうしん(2021年7月) |
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