本日の献立/10月25日(月)・大学いも ・ミニフィッシュ ・パンプキンパン、牛乳 栄養価 エネルギー 879kcal、たんぱく質 34.3g、脂質 27.1g ☆大学いも☆ 大学いもは、乱切りにしたサツマイモを油で揚げ、砂糖と水、その他の調味料などを煮つめてつくった糖蜜をからめたものです。これは、大正から昭和にかけて、当時の学生街で、今で言うと、ファーストフード的なものとして人気が高まったことから、このように呼ばれるようになったようです。中華料理の抜絲紅甘薯(パースーホンシュウ:さつまいもの飴煮)に似ていますが、これは、砂糖を煮詰めた飴をからめ、熱いうちに水にくぐらせますが、たくさんつくって長い時間置くと飴が固まって販売時に分けにくく、また食べにくくもなります。そのため、おいしく簡単につくることができ、冷めても分けやすく、食べやすいように考案されたものではないかと思われます。また、サツマイモには、体の抵抗力を高め、風邪などの予防に役立つビタミンCが多く含まれていますので、当時の学生たちの健康維持にも役立っていたのかも知れません。 本日の献立/10月22日(金)・一口がんもと野菜の煮もの ・おかか菜っ葉 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 915kcal、たんぱく質 32.1g、脂質 32.8g ☆一口がんも☆ 一口がんもは、精進料理で知られるがんもどき(雁擬き)を一口サイズにしたものです。 がんもどきは、豆腐をくずして水を切り、にんじん、れんこん、ひじき、ごまなどを加えて練り、油で揚げた大豆製品です。鳥類のガンの肉に似ているということが、その名の由来とされており、関西では、ひりょうず(飛竜頭)、ひろうすとも呼ばれ、竜の頭の形に似ていることからこの名になったといわれています。しかし、どちらも別のものだったという説もあり、今のところ謎となっています。 いずれにせよ、現在では大豆製品の1つとなっていますので、良質のたんぱく質やカルシウム、鉄などを多く含む栄養価の高い食品となっています。 今日の給食では、はくさい、こぼう、にんじん、三度豆、しいたけとともに和風の煮ものにしています。 本日の献立/10月21日(木)・鶏肉とじゃがいものスープ ・きゅうりのサラダ ・黒糖パン、牛乳 栄養価 エネルギー 783kcal、たんぱく質 40.7g、脂質 19.5g ☆綿実油☆ 綿実油は、その名の通り、「綿の種子」を絞ってつくられる油です。加熱時に酸化しにくいことからスナック菓子や、揚げ料理、ツナの油漬けなどにも使用されています。大阪市の学校給食では、サラダ油として精製されたものを炒めものや、ドレッシング、焼き物の敷き油などに使用しており、今日の給食では、サラダのドレッシングに使用しています。 綿実油は国内では、約2万トンが消費されており、そのうち約3分の1が国内で生産されています。この国内生産分は、現在では唯一、大阪柏原市の精油会社の生産販売となっています。さらに、私たちの住む平野区は、綿業の町として発展してきた歴史もあり、「わたの花」は平野区の花として選定されています。(下の写真は、平野区ホームページより) ※区の花についての詳細は、平野区のホームページをご覧ください。⇒https://www.city.osaka.lg.jp/hirano/page/0000040410.html 本日の献立/10月20日(水)・かぼちゃのいとこ煮 ・豆腐のみそ汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 773kcal、たんぱく質 28.5g、脂質 14.7g ☆いとこ煮☆ 「いとこ煮」というのは、小豆に野菜やいも類などを合わせて煮た料理で、煮えにくいものから追い追い加えて煮ることから「甥々(おいおい)」、めいめいに煮ることから「姪々(めいめい)」をかけたものであるといわれています。また、豆と野菜などが植物としては近縁のようであるという考えから「いとこ」と表現されたという説や、「御事始(おことはじめ)」や「御事納(おことおさめ)」に野菜やいも、豆などを加えてつくった「御事汁(おことじる)」がなまったものなどいろいろな説があります。 今日の給食では、小豆とかぼちゃを使って「いとこ煮」にしています。 本日の献立/10月19日(火)・キャベツのひじきドレッシング ・さくらんぼ(缶) ・牛乳 栄養価 エネルギー 805kcal、たんぱく質 26.8g、脂質 17.5g ☆米粉(上新粉)を使ったハヤシライス☆ 大阪市学校給食の「ハヤシライス」は、通常、小麦粉を油で炒めてつくったブラウンルウを使用して調理していますが、今回は「食物アレルギー対応サポート月間」として小麦粉を使わずに米粉(上新粉)を使ってハヤシライス風に仕上げています。 米粉(上新粉)で仕上げにとろみをつけるイメージになりますので、ブラウンルウを使用しない分、あっさりとした味に仕上がり、比較的エネルギーは低めになります。好みによっては、こちらの方がおいしく感じるかもしれません。 |
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