本日の献立/10月26日(火)・帆立貝とトマトのスープスパゲッティ ・きゅうりとコーンのサラダ(ノンエッグドレッシング) ・黒糖パン、牛乳 栄養価 エネルギー 868kcal、たんぱく質 36.4g、脂質 26.6g ☆帆立貝(ほたてがい)☆ ホタテ貝は、千島列島、サハリン、北海道、本州北部、朝鮮半島北部などの水深10〜60mの海底に生息している扇型をした二枚貝です。殻の開閉によってある程度泳いで移動することができます。この行動は、危険を感じた時などに起こすもので、一晩に数百メートル移動したという報告もあります。この移動する習性から、殻を帆のように立てて海上を移動しているのではないかと考えられていたため「帆立貝」と呼ばれるようになったようです。 昭和30年代くらいまでは、高価な貝でしたが、養殖技術の進歩により、生産量が増えたため価格が下がり、以前よりも購入しやすくなりました。現在の生産地は漁獲と養殖を合わせて第一位は北海道、第二位は青森県となっています。10月から冬場にかけてうまみ成分も多くなり、おいしい旬の時期となります。 今日の給食では、貝柱の部分をスープスパゲッティの具として使用しています。 本日の献立/10月25日(月)・大学いも ・ミニフィッシュ ・パンプキンパン、牛乳 栄養価 エネルギー 879kcal、たんぱく質 34.3g、脂質 27.1g ☆大学いも☆ 大学いもは、乱切りにしたサツマイモを油で揚げ、砂糖と水、その他の調味料などを煮つめてつくった糖蜜をからめたものです。これは、大正から昭和にかけて、当時の学生街で、今で言うと、ファーストフード的なものとして人気が高まったことから、このように呼ばれるようになったようです。中華料理の抜絲紅甘薯(パースーホンシュウ:さつまいもの飴煮)に似ていますが、これは、砂糖を煮詰めた飴をからめ、熱いうちに水にくぐらせますが、たくさんつくって長い時間置くと飴が固まって販売時に分けにくく、また食べにくくもなります。そのため、おいしく簡単につくることができ、冷めても分けやすく、食べやすいように考案されたものではないかと思われます。また、サツマイモには、体の抵抗力を高め、風邪などの予防に役立つビタミンCが多く含まれていますので、当時の学生たちの健康維持にも役立っていたのかも知れません。 本日の献立/10月22日(金)・一口がんもと野菜の煮もの ・おかか菜っ葉 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 915kcal、たんぱく質 32.1g、脂質 32.8g ☆一口がんも☆ 一口がんもは、精進料理で知られるがんもどき(雁擬き)を一口サイズにしたものです。 がんもどきは、豆腐をくずして水を切り、にんじん、れんこん、ひじき、ごまなどを加えて練り、油で揚げた大豆製品です。鳥類のガンの肉に似ているということが、その名の由来とされており、関西では、ひりょうず(飛竜頭)、ひろうすとも呼ばれ、竜の頭の形に似ていることからこの名になったといわれています。しかし、どちらも別のものだったという説もあり、今のところ謎となっています。 いずれにせよ、現在では大豆製品の1つとなっていますので、良質のたんぱく質やカルシウム、鉄などを多く含む栄養価の高い食品となっています。 今日の給食では、はくさい、こぼう、にんじん、三度豆、しいたけとともに和風の煮ものにしています。 本日の献立/10月21日(木)・鶏肉とじゃがいものスープ ・きゅうりのサラダ ・黒糖パン、牛乳 栄養価 エネルギー 783kcal、たんぱく質 40.7g、脂質 19.5g ☆綿実油☆ 綿実油は、その名の通り、「綿の種子」を絞ってつくられる油です。加熱時に酸化しにくいことからスナック菓子や、揚げ料理、ツナの油漬けなどにも使用されています。大阪市の学校給食では、サラダ油として精製されたものを炒めものや、ドレッシング、焼き物の敷き油などに使用しており、今日の給食では、サラダのドレッシングに使用しています。 綿実油は国内では、約2万トンが消費されており、そのうち約3分の1が国内で生産されています。この国内生産分は、現在では唯一、大阪柏原市の精油会社の生産販売となっています。さらに、私たちの住む平野区は、綿業の町として発展してきた歴史もあり、「わたの花」は平野区の花として選定されています。(下の写真は、平野区ホームページより) ※区の花についての詳細は、平野区のホームページをご覧ください。⇒https://www.city.osaka.lg.jp/hirano/page/0000040410.html 本日の献立/10月20日(水)・かぼちゃのいとこ煮 ・豆腐のみそ汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 773kcal、たんぱく質 28.5g、脂質 14.7g ☆いとこ煮☆ 「いとこ煮」というのは、小豆に野菜やいも類などを合わせて煮た料理で、煮えにくいものから追い追い加えて煮ることから「甥々(おいおい)」、めいめいに煮ることから「姪々(めいめい)」をかけたものであるといわれています。また、豆と野菜などが植物としては近縁のようであるという考えから「いとこ」と表現されたという説や、「御事始(おことはじめ)」や「御事納(おことおさめ)」に野菜やいも、豆などを加えてつくった「御事汁(おことじる)」がなまったものなどいろいろな説があります。 今日の給食では、小豆とかぼちゃを使って「いとこ煮」にしています。 |
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