本日の献立/9月13日(月)・さごしの塩焼き ・豚肉とじゃがいもの煮もの ・キャベツの梅風味 ・牛乳 栄養価 エネルギー 801kcal、たんぱく質 34.3g、脂質 17.4g ☆さごし(狭腰)☆ サゴシというのは、サバ科の魚で、鰆(さわら)の若魚です。サワラは大きくなるにつれて呼び名が変わる出世魚で、50cmくらいまでを関西では「サゴシ」、関東では「サゴチ」と呼び、70cmくらいまでのものを「ヤナギ」、そして70cmを超えるようになるとサワラと呼ばれるようになります。サワラは全長1mにもなる大型の魚で、腹の部分が膨らんでおらず、細長い形をしていることから、「腹(はら)が狭い」という意味で「狭腹(さはら)」から「さわら」と呼ばれるようになったようです。そして、その若魚についても同じように、今度は腹ではなく「腰(こし)が狭い」という意味で、「狭腰(さごし)」と呼ばれるようになったようです。 サワラは漢字で書くと、魚へんに春の字があてられ、「鰆」と書くため、旬については暖かくなる3〜4月ごろと思われがちですが、この春は暦の上での春をあらわし、「寒鰆(かんざわら)」と呼ばれる立春前後の1から3月ごろのものがおいしい時期となります。また、一般にサワラは、大型のため切身もそれなりに大きくなります。しかし、体長による味の変化はほとんど見られないので、弁当など使う目的によって、小さい方が良い場合は、サゴシが利用されます。どちらも味にくせがなく、塩焼き、照り焼き、みそ漬け焼きなど焼き物にするとおいしく、また洋風の料理ではでムニエルやグラタンなどにも使用されます。 今日の給食では、料理酒と塩で味つけし、スチームコンベクションオーブンで蒸し焼きにしています。 本日の献立/9月10日(金)・トック ・枝豆 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 782kcal、たんぱく質 28.4g、脂質 18.8g ☆プルコギ、トック☆ 「プルコギ」は、韓国・朝鮮の肉料理の一つで、しょうゆベースで甘口の下味をつけた薄切りの牛肉をプルコギパンという専用の鍋で、野菜や春雨などとともに焼く、あるいは煮る料理です。「プル」は火を「コギ」は肉をあらわし、直訳すると「焼き肉」となりますが、どちらかというと「すき焼き」に近い料理で、「韓国風すき焼き」と呼ばれることもあります。 「トック」も同じく韓国・朝鮮の料理の一つで、おもにうるち米を原料とした歯切れのよい餅を使用したスープです。「トッ」は餅で、「クッ」が汁をあらわします。 どちらもとても人気が高く、日本でもおなじみの料理となっています。 食育つうしん(2021年9月)を配布文書のコーナーに掲載しました。 こちらからどうぞ⇒食育つうしん(2021年9月) 本日の献立/9月9日(木)・ケチャップ煮 ・キャベツのバジル風味サラダ ・コッペパン、マーマレード、牛乳 栄養価 エネルギー 902kcal、たんぱく質 32.0g、脂質 30.3g ☆チキンレバーカツ☆ 今日の「チキンレバーカツ」の原材料は、鶏肉、鶏レバー、たまねぎ、パン粉、小麦粉、でん粉、砂糖、食塩、カレー粉です。鶏などのレバー(肝臓/かんぞう)には鉄やビタミンAが多く含まれています。 鉄は、体内で赤血球に約2/3が、残りの約1/3は内臓や各細胞に存在しており、全身の各組織や細胞に酸素を送り、身体を活性化させる重要な働きがあります。不足すると体が酸欠状態となり、息切れや貧血などの原因となります。日々消費されるため、毎日食事でとる必要がありますが、意識してとらないと不足しがちになる栄養素の1つです。厚生労働省の食事摂取基準によると12〜14歳の推奨量は1日に10mg、文部科学省の学校給食摂取基準では1食あたり4mgとなっており、今日のレバーカツ1個(50g)で、1mgの鉄をとれるようになっています。 また、レバーは、その食感やにおいから、苦手な人も多いですが、ほのかなカレー味をつけたミンチカツ風にして食べやすくなっています。 本日の献立/9月8日(水)・五目汁 ・高野豆腐の炒り煮 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 726kcal、たんぱく質 36.1g、脂質 15.5g ☆鮭(さけ/しゃけ)☆ サケはマスと同じ仲間の魚で、サケ・マス類としてひとくくりにして分類されることが多いです。また、その種類は多く、サケとマスの区別も特には決まっていません。鮭の呼び名が付くものには、シロザケ、ベニザケ、ギンザケ、タイセイヨウザケなどがありますが、日本で一般的にサケというと「シロザケ」のことをいいます。サケ・マス類の魚の特徴としては、川で生まれ、海で育って大きくなり、再び産卵のために生まれた川に戻るという性質を持っています。このような性質の魚を「遡河魚(そかぎょ)」といいます。中には海へ下らずに川で一生を過ごすものもあり、海で育つ「降海型」に対して、「残留型」または「陸封型」と呼びます。このときベニザケの残留型はヒメマス、サクラマスはヤマメ、サツキマスはアマゴというように呼び名が変わります。残留型のものは渓流釣りの対象として人気があり、糸を引く感覚、そして見た目の美しさや美味しさに魅了されます。しかし、シロザケについては今のところ残留型は確認されていないようです。 川を上る時期は、種類や場所によって違いがありますが、シロザケの場合は9月から1月ごろにかけて1日に15kmほどの速さで上り、親魚はエサも食べずにただひたすら上り続け、産卵を終えるとその命を落としてしまいます。卵は2か月ほどでかえり、6cm程度に成長するとまた川を下って海で大きく育ちます。 おいしいとされるのは、秋から冬にかけて、川を上る前にたっぷりと栄養を含んだもので、この時期のシロザケをとくに「秋味」と呼んでいます。 今日の給食では、しょうゆと料理酒で下味をつけて焼き、あっさりとした味にしています。 本日の献立/9月7日(火)・グリーンアスパラガスとキャベツのサラダ ・洋なし(カット缶) ・黒糖パン(1/2)、牛乳 栄養価 エネルギー 749kcal、たんぱく質 28.5g、脂質 23.0g ☆洋なし(洋梨)☆ 洋なしは西洋なしとも呼ばれ、温帯ヨーロッパ、西アジアなどが原産と考えられています。 栽培の歴史は古く、古代ギリシアにさかのぼります。現在では、ヨーロッパ、北アメリカ、オーストラリアなど、日本を含めて世界各地で栽培されています。日本に伝わったのは、明治初期で、気候の適する山形県などのごく一部で栽培に成功し、現在では、東北地方や信越地方などの寒冷地で栽培されています。 日本のなし(和なし)は、球形に近い形をしていますが、洋なしは縦に長く、ヒョウタンのような形をしています。肉質は柔らかで、和なしのようにシャキッとした食感はありません。 今日の給食では、山形県産の「ラ・フランス」という品種の洋なしを缶詰にしたものを使用しています。 |
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