本日の献立/6月30日(木)・ミックス海藻のサラダ ・さくらんぼ ・牛乳 栄養価 エネルギー 820kcal、たんぱく質 27.3g、脂質 25.0g ☆さくらんぼ(桜坊)☆ サクランボは、桜の果実の総称です。食用となるのは桜桃(おうとう)と呼ばれる実桜(みざくら)類の果実で、トルコおよびコーカサス地方が原産と考えられています。食用の歴史は古く、プリニウス(23〜79年ごろ)の著書「博物誌(77年)」によると、ルキウス・リキニウス・ルクッルスが第三次ミトリダテス戦争(紀元前75〜65年)において、黒海南岸のケラソスに滞在した際にサクランボの木を発見し、ローマへ持ち帰ったとされています。その後、ヨーロッパ各地に伝わり、16世紀以降になって本格的な栽培が始まったようです。日本へは、1872〜73(明治5〜6)年に導入され、雨により実が割れやすいことから収穫期に雨の少ない東北地方や北海道を中心に栽培されるようになりました。国内生産の8割程度が生食用で、その他は缶詰などの加工用となっています。生食用の出荷が5〜7月にほぼ限定されることから、初夏を告げる代表的な果物となっています。 通常は果実ができないソメイヨシノにもまれに実ができることがありますが、これは他の桜の花粉を受粉するなどの理由によるものと考えられています。しかし、あまりおいしいものではなく、果物として食べることができるような味ではないようです 今日の給食では、山形産のサクランボを提供しています。 本日の献立/6月29日(水)・三度豆とコーンのサラダ ・てぼ豆のスープ ・コッペパン、ブルーベリージャム、牛乳 栄養価 エネルギー 765kcal、たんぱく質 38.4g、脂質 25.5g ☆てぼ豆(手亡豆)☆ てぼ豆は、白い色をしたインゲン豆の一種で、大福豆などとともに「白いんげん」ともいわれ、明治時代に北海道の十勝地方で栽培が始まりました。通常のインゲン豆は蔓性(つるせい)であるため、栽培時に手竹と呼ばれる支柱が必要ですが、当時のてぼ豆の品種が半蔓性(はんつるせい)で手竹が必要なかったことが「手亡豆」の名の由来となったそうです。 白いんげんの仲間は、日本では大部分が白あんの原料となり、料理では甘煮に使用されるなど甘い味付けが多いようですが、西洋料理では、日常的にスープや煮ものなど様々な料理に使用されています。 炭水化物やたんぱく質、鉄、カルシウムなどを含むほかビタミンB群、食物繊維なども多く含んでいます。今日の給食では、スープの具として使用しています。 本日の献立/6月28日(火)・きゅうりのバジル風味サラダ ・豆乳スープ ・黒糖パン、牛乳 栄養価 エネルギー 791kcal、たんぱく質 31.6g、脂質 28.3g ☆バジル☆ バジルは、シソ(紫蘇)の仲間の植物で、熱帯アジアが原産とされるハーブです。イタリア料理のソース類、サラダ、シチュー、スープなどによく使われており、生または乾燥させた葉や、これを砕いたものが利用されます。イタリア語では「バジリコ(Basilico)」、英語では「スイートバジル(Sweet basil)」と呼ばれています。 日本へは中国を経由して江戸時代に伝わったそうですが、当初は種子を漢方薬として輸入していたようです。バジルの種子は水につけると膨張し、ゼリー状の粘液でおおわれ、これが目の汚れを除く目薬となっていたため、日本では「目箒(めぼうき)」とも呼ばれています。 今日の給食では、ワインビネガー、砂糖、塩、しょうゆ、綿実油に乾燥品のバジルを加えて風味をつけたドレッシングをつくり、蒸したきゅうりにあえています。 本日の献立/6月27日(月)・厚揚げのピリ辛じょうゆかけ ・もやしの中華あえ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 728kcal、たんぱく質 32.3g、脂質 20.5g ☆トウバンジャン(豆板醤)☆ トウバンジャンは、中国の代表的な発酵調味料です。揚子江の流域各地で多く使用され四川料理には欠かせない調味料で、ソラマメを主原料としてつくられます。ソラマメを水に浸して皮を除き、これを蒸して麹(こうじ)をつくり、食塩水を加えて発酵・熟成させ、醤(ジャン)をつくります。これにトウガラシを混ぜ合わせて辛味をきかせたものを「トウバンラージャン(豆板辣醤):とうがらしみそ」といい、これを一般的に「トウバンジャン(豆板醤)」と呼んでいます。 料理に鮮やかな赤色と強い辛みをつけるとともに、ソラマメのこくと香りを添えます。マーボー豆腐や炒めものなどの味つけや、テーブル調味料として、幅広く料理使用されます。 今日の給食では、トウバンジャン、砂糖、しょうゆを合わせて煮てタレをつくり、焼いた厚揚げにかけています。 本日の献立/6月24日(金)・きゅうりのサラダ ・スープ ・おさつパン、牛乳 栄養価 エネルギー 765kcal、たんぱく質 32.0g、脂質 27.3g ☆よくかんで食べましょう☆ 食事のときによく噛むことは、健康を保つために8つの効果があると考えられ、これらの頭文字をとって「卑弥呼の歯がいーぜ」という標語で表現されています。古代食の復元調査をしたところ、弥生時代の人々は現代人の6倍以上も噛んでいただろうということが推測され、そのため古代人は歯並びがよく、歯周病もほとんどなかっただろうと考えられています。 健康的な生活を送るため、よく噛んで食べるということを習慣づけましょう。 |
|