本日の献立/10月18日(火)・みそ汁 ・牛ひじきそぼろ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 697kcal、たんぱく質 31.4g、脂質 17.1g ☆赤魚(あかうお)☆ 赤魚は、宮城県以北、北海道からベーリング海、アラスカ湾など北太平洋の100〜300mくらいの深い海に生息しています。フサカサゴ科の魚で、正式和名は「アラスカメヌケ」といいます。メバルなどの仲間で、体長は50cm程度になります。メヌケという名は、フサカサゴ科で深海に生息し、40〜60cmくらいになる大型の魚につけられており、ほかにはサンコウメヌケ、バラメヌケといった種類があります。これらは漁獲される際に、深海から急激に引き上げられ、水圧の低下により目玉が飛び出してしまう現象が起こることから「目抜け(メヌケ)」と呼ばれるようになりました。 白身で味にくせがないので、煮つけ、揚げ物、みそ漬けなど幅広く料理に使われます。一般にメヌケの仲間は、秋から冬にかけてが旬で、脂がのりより一層味がよくなります。 今日の給食では、塩焼きした赤魚に、だいこんおろし、みりん、しょうゆ、ゆず(果汁)を合わせて煮たたれをかけています。 本日の献立/10月17日(月)・もやしとピーマンの炒めもの ・白菜のスープ ・パンプキンパン、牛乳 栄養価 エネルギー 745kcal、たんぱく質 39.5g、脂質 22.2g ☆パセリ☆ パセリはセリ科の野菜で、日本名では「オランダぜり(和蘭芹)」と呼んでいます。原産地は、南イタリアおよびアルジェリアといわれ、古代ローマ時代から使用されていたようです。日本へは、18世紀の終わりごろにオランダから長崎に持ち込まれ、栽培が始まりました。本格的な栽培が始まったのは明治時代以降で、今では全国的に栽培がおこなわれています。旬は1〜2月ごろですが、ハウス栽培などにより年中出回っています。 栄養価は、他の野菜と比べてビタミン類、ミネラル類いずれも非常に高く、緑黄色野菜として分類されています。ただ、香りがたいへん強く、ハーブとして使用されることがほとんどなので、一回の使用量が少ないことが多く、その栄養価を活かされにくくなっています。また、日本では、飾りとしてのイメージが強いためか、料理に添えられていた場合などは、食べずに残されることも多く、たいへん残念な野菜といえそうです。 今日の給食では、みじん切りにして、スープの香りづけとして使用しています。 本日の献立/10月14日(金)・切干し大根のごま辛味づけ ・焼き豚とワンタンの皮のスープ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 692kcal、たんぱく質 34.4g、脂質 13.5g ☆食物繊維について☆ 食物繊維は栄養素として分類すると、炭水化物である糖質の一部に分類されますが、その中で人間の消化器官では分解されないもののことを言います。従来は食べ物の残りカスとしてあまり重要視されていませんでしたが、生活習慣病の予防など健康維持に役立つことがわかり、「第6の栄養素」とも呼ばれて注目を浴びるようになりました。 食物繊維は、水溶性と不溶性に分けることができ、それぞれ特徴を持っています。 水溶性食物繊維は、水を吸収してゲル状になるもので、有害な物質等を排泄する作用があり、海藻類、果物類、芋類、納豆などに多く含まれます。不溶性食物繊維は主に植物の細胞壁を構成する物質で、水分を吸収してかさを増やし腸の働きを活性化する作用があり、根菜類、穀物の外皮、豆類、きのこ類などに多く含まれます。それぞれの働きにより、食物繊維全体として、排便をスムーズにするだけでなく、免疫力の向上、血圧上昇の抑制、ガン予防などの効果も期待されています。 本日の献立/10月11日(火)・厚揚げと野菜の煮もの ・おかか菜っ葉 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 855kcal、たんぱく質 31.6g、脂質 31.5g ☆だいこん葉☆ だいこんは、葉の部分と根の部分では、それぞれ含まれる栄養素に異なった特徴があります。特に葉の部分には、ビタミンAとなるカロテンを多く含むため、だいこん葉は緑黄色野菜として位置づけられています。ほかにもカルシウムや鉄などのミネラル成分やビタミンB群、ビタミンCなども含まれています。しかし、最近ではあまり利用されなくなり、ほとんどの場合、葉の部分を除いて販売されています。 大阪市の学校給食では、葉の部分のみを乾燥させた製品を使用し、汁物や炒め物などの献立に使用しています。 今日の給食では、かつお節やいりごまとともに油で炒めて味付けし、「おかか菜っ葉」の名で、手作りのふりかけとして使用しています。 本日の献立/10月7日(金)・きゅうりの甘酢づけ ・ミニフィッシュ ・発酵乳 ・コッペパン、いちごジャム、牛乳 栄養価 エネルギー 812kcal、たんぱく質 36.2g、脂質 24.1g ☆タンタンめん(担担麺)☆ タンタンめんは、中国四川省の成都が発祥といわれる麺料理で、麺の上に辛い味付けの挽肉やザーサイなどをのせて食べる料理です。当初はこれを天秤棒に材料や道具をぶら下げて担ぎ、売り歩いていたそうです。この天秤棒を成都の方言で、「担担」と呼んでいたことから、「担担麵(タンタンめん)」と呼ばれるようになったそうです。 日本では、スープの入ったものが一般的になっていますが、これは、四川省出身の陳健民という料理人が日本向けにアレンジして広めたもので、もともと担いで売り歩いたことから、汁気のない麵料理で、四川省では今もこれが主流となっています。 今日の給食では、豚骨スープにチンゲン菜、もやし、にんじんなどの野菜と中華麵を加えて味付けしたスープ麺に、テンメンジャンやみそなどで味付けした挽肉をのせて食べてもらうようにしています。 |
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