本日の献立/12月15日(木)・鶏肉とじゃがいものスープ煮 ・みかん ・黒糖パン、牛乳 栄養価 エネルギー 805kcal、たんぱく質 35.1g、脂質 21.7g ☆みかん(蜜柑)☆ 現在、一般に「みかん」として出回っているのは「温州(うんしゅう)みかん」という品種です。これは江戸時代初期に、中国と交易のあった鹿児島の長島で、中国系のみかんとクネンボと呼ばれるみかんとの交配により、偶然に発生したと考えられています。その後、明治時代になって、江戸時代の代表的な柑橘類であった「紀州みかん」に代わって栽培されるようになりました。秋から冬にかけて収穫され、出荷時期によって9月ごろは「極早生(ごくわせ)温州」、10〜11月ごろは「早生(わせ)温州」、12月ごろから「普通温州」というように呼び分けされています。 栄養の面では、1個食べると1日に必要なビタミンCの半分程度が取れるので、風邪などの予防効果が期待されます。また、白い筋や薄皮には、毛細血管を強くするビタミンPや、腸の働きを促す食物繊維も多く含まれています。きれいに取り除いてしまう人もいますが、健康のためには一緒に食べたほうが良いかもしれません。 本日の献立/12月14日(水)・高野豆腐の煮もの ・みそ汁 ・焼きのり ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 685kcal、たんぱく質 29.4g、脂質 14.1g ☆鰯(いわし)☆ 一般にイワシと呼ばれている魚は、マイワシ(真鰯)、カタクチイワシ(片口鰯)、ウルメイワシ(潤目鰯)などがあり、日本で最も多く出回っているのは、マイワシです。マイワシは、日本各地の沿岸や、樺太、東シナ海などに分布しており、冬から春にかけて産卵し、幼魚期までは浅海で育ち、成魚になると群れを成して餌を求めて、日本近海を南北に回遊します。大きくなると25cm程度になり、体側の上部に7個の黒い斑点が並んでいるのが特徴です。 イワシ類には、たんぱく質のほか、脂質の含有量が多く、とくに成人病などの予防効果が高いといわれるEPAやDHAなどの成分が多く含まれています。また。骨ごと食べる料理法や加工品などではカルシウムもかなり多くとることができるので、健康面でも注目されている魚です。 今日の給食では、小さめの鰯を使用し、砂糖、酢、しょうゆ、料理酒で味付けし、千切りのしょうが、細切りの昆布を加えてしょうが煮にしています。 本日の献立/12月13日(火)・きゅうりのしょうがづけ ・いり黒豆 ・黒糖パン(1/2) 、牛乳 栄養価 エネルギー 648kcal、たんぱく質 34.4g、脂質 21.0g ☆かつおぶし(鰹節)☆ かつおぶしの「ふし(節)」というのは、下処理した魚を60〜90分ゆでて、殺菌や酵素を不活性化させる煮熟(しゃじゅく)という工程のあと、ナラやクヌギなどの薪を燃やした炉で乾燥させる焙乾(ばいかん)という工程を経て乾燥させたものです。さらにこの後にカビづけなどを行うものもあります。これらの工程により、原料の魚を乾燥、殺菌、酸化防止するとともに風味をつける日本独特の加工技術です。主に赤身の魚を使用し、その中でカツオ(マガツオ)を使用したものを「鰹節(かつおぶし)」と呼び、カツオ以外を使ったものを「雑節(ざつぶし)」として呼び分けています。 節の元になった素干しや煮干しのようなものは、弥生から古墳時代には作られていたと考えられ、室町時代に焙煎の技術も加わりましたが、カビの発生には悩まされていたようです。しかし、江戸時代になって、よいカビをつけることで、悪いカビを防ぐという方法が考案されました。また、このカビによってさらに乾燥がすすみ、よい風味が付くこともわかり、よりおいしい「枯節(かれぶし)」が作り出されました。ただ、一般庶民にとっては高価な食品であったため、薄く削って使用されるようになり、これが「花かつお」となったそうです。 今日の給食では、焼きそばの上にかけて、風味を添えるようにしています。 本日の献立/12月12日(月)・小松菜の煮びたし ・すまし汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 687kcal、たんぱく質 31.2g、脂質 19.5g ☆みぞれかけ☆ みぞれ(霙)は、雪が空中で溶けかかり、雨と雪が混じった状態で降ってくる気象現象です。 料理では、すりおろした大根などが、水を含んだ雪のようで、空から降るみぞれを連想させることから、料理名に「みぞれ」と表現することがあります。 今日の給食では、鯖の切り身を塩焼きにして、大根おろし、みりん、うす口しょうゆ、ゆず果汁を合わせて煮たたれをかけています。 本日の献立/12月9日(金)・豚肉と干しずいきのみそ煮 ・焼きかぼちゃの甘みつかけ ・うすくず汁 ・牛乳 栄養価 エネルギー 709kcal、たんぱく質 26.4g、脂質 15.2g ☆ずいき(芋茎)☆ ズイキは、サトイモの葉柄(ようへい)の部分です。イモの品種によっては、えぐ味の強いものもあるため、えぐ味が少ない品種が選ばれます。中でもハスイモは、いもは小さくて食用になりませんが、葉柄のえぐ味がほとんどないため、ズイキ専用として栽培されます。ほかには、アカメ、カライモ、ヤツガシラなどが、芋・葉柄の兼品種として利用されます。 葉柄が伸び始めると利用でき、さらに大きく伸びて若いうちの初夏のころが旬となっています。また、乾燥させた干しずいきは、イモガラとも呼ばれ、長期保存できるので、1年間を通して利用できます。生のものは、ゆでて酢の物やあえ物、煮物などに、干しずいきは熱湯で戻し、煮物、汁物などに利用されます。 今日の給食では、干しずいきを豚肉、うす揚げ、青ねぎとともにみそ煮にしています。 |
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