本日の献立/4月25日(火)![]() ![]() ・きゅうりのサラダ ・甘夏かん ・黒糖パン、牛乳 栄養価 エネルギー 807kcal、たんぱく質 32.7g、脂質 26.8g ☆甘夏かん☆ 「甘夏かん」は、夏みかんの「枝変わり※」として、1935年(昭和10年)に、大分県津久見市の川野氏の農園で発見され、1950年(昭和25年)に「川野夏橙(かわのなつだいだい)」として品種登録されました。一般的には、「甘夏(あまなつ)」とも呼ばれています。 皮は厚くてむきにくく、強めの酸味に苦味もありますが、夏みかんより甘味が強く、味のバランスが良いことから人気があるようです。生食のほかジャムなどの加工品にも利用されています。 おもな産地は、鹿児島、熊本、愛媛などで、1〜6月ごろに出回り、3〜5月が最盛期となっています。最近では、甘夏かんの枝変わりとして、さらに甘みの強い「新甘夏」という品種も出回っています。 ※枝変わり…植物のある枝だけに起こる突然変異のような現象で、この枝を挿し木などの方法で、育成することができれば、新しい品種となる可能性があります。 本日の献立/4月24日(月)![]() ![]() ・豚肉と野菜の煮もの ・キャベツの赤じそあえ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 837kcal、たんぱく質 37.9g、脂質 22.1g ☆鮪(まぐろ)☆ 一般にマグロというのはサバ科マグロ属の魚の総称です。マグロの仲間は代表的な回遊魚で、索餌(さくじ:餌を探し求めること)、産卵、越冬のために、熱帯域から温帯域、外洋部から沿岸部へと広範囲に異動します。紡錘形の体形は、海洋を高速で移動するのに適しています。国内で消費される主なマグロは、背側が黒いクロマグロ、体側とヒレが黄色い色をしたキハダ、目が大きいメバチ、鬢(びん:胸ビレ)が長いビンナガ、しりびれの後ろ側から尾びれにかけて細長いコシナガ、南半球にのみ生息するミナミマグロなどで、それぞれの特徴をとらえた名がつけられています。 マグロ類は肉質で言うと代表的な赤味魚で、たんぱく質が25%以上含まれ、生鮮食品中では最高ランクです。血合肉の部分は味があまり良くないので、捨てられたり、ペットフードの原料に使用されたりしますが、ビタミン、鉄、タウリン、EPA、DHAなどが豊富に含まれています。冷凍や養殖による流通が多いため、季節感は感じにくくなっていますが、国産の天然ものでは、脂がのっておいしくなる10月ごろから冬場にかけてが旬となります。 今日の給食では、しょうが、料理酒で下味をつけ、でんぷんをまぶしてから揚げにしたものに、ケチャップ、砂糖、赤みそを合わせて煮たオーロラソースをからませています。ちなみに、このオーロラソースは、大阪市の学校給食が発祥です。 本日の献立/4月21日(金)![]() ![]() ・厚揚げのしょうゆだれかけ ・紅鮭そぼろ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 722kcal、たんぱく質 33.0g、脂質 16.3g ☆紅鮭そぼろ☆ 「そぼろ」というのは、こんがらがった様子やものが乱れた様子を表す言葉で、料理では、挽肉やゆでてほぐした魚肉、とき卵などを汁気がなくなるまでパラパラに細かく炒ったものをいいます。「でんぶ(田麩)」のように、より細かくしたものは「おぼろ(朧)」と呼び、粗いおぼろの意味で「粗朧(そおぼろ)」から「そぼろ」になったようです。 今日の「紅鮭そぼろ」は、大阪市の給食の中でもけっこう人気のある「手づくりのふりかけシリーズ」の一つです。紅鮭のフレーク、いりごま、青のりを加え、料理酒、みりん、しょうゆ、少量の水で味つけしてパラパラになるまで炒ってつくっています。 本日の献立/4月20日(木)![]() ![]() ・焼きかぼちゃ ・コーンとキャベツのスープ ・コッペパン、ブルーベリージャム、牛乳 栄養価 エネルギー 816kcal、たんぱく質 32.7g、脂質 26.1g ☆ブルーベリージャム☆ 「ブルーベリー(blueberry)」は、北アメリカ大陸が原産とされるツツジ科の果樹またはその果実のことで、果実の色が青紫色をしていることからこの名がついたようです。ストロベリー、ラズベリー、クランベリーなど「ベリー(berry)」の名がつく果物はいろいろとありますが、それぞれ同種の植物というわけではなく、一般的には、小さくて多肉で多汁のどちらかというと食用の果実をあらわしています。 ブルーベリーの主産国は、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどで、日本でも1951年ごろから導入され、現在では関東地方を中心に栽培されています。 生でそのまま食べるほか、ジャムやピューレなどの加工品もよく利用されています。 今日の給食では、カナダ産のブルーベリーを加工したジャムをコッペパンに添えています。 本日の献立/4月19日(水)![]() ![]() ・チンゲン菜ともやしの甘酢あえ ・中華スープ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 821kcal、たんぱく質 29.4g、脂質 29.4g ☆酢(す)☆ 酢は酒と並ぶ最古の調味料と考えられ、紀元前5000年ごろのメソポタミア南部にあったバビロニア(現在のイラク辺り)の古文書に、デーツ(ナツメヤシ)や干しブドウを利用して酢をつくっていたという記録が残っているそうです。日本に酢が伝わったのは、酒造りの技術と前後する4〜5世紀ごろに中国から伝わったとされています。 現在、日本でよく利用されるのは米からつくる米酢で、「延喜式(927年)」に記録があり、平安時代にはつくられていたようです。この頃はまだ卓上調味料として使われていたようで、鎌倉から室町時代になって料理の味つけにも使われるようになりました。そして江戸時代になると酒粕を利用して酢をつくる方法も考えられ、庶民にも広まり「にぎりずし」などの料理もできたそうです。 酢をつくるには、米酢の場合は、まずその前身となる酒を造り、そこに種酢を加えて表面に食酢菌膜を植え、酢酸発酵させます。これを熟成させて酸味をまろやかにした後、ろ過、殺菌をして仕上げます。このとき使用した酒の原料によって、米酢、りんご酢、ワインビネガーなど異なる種類の酢になります。 今日の給食では、米酢に砂糖としょうゆを合わせて甘酢をつくり、ゆでた野菜にあえています。 |
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