本日の献立/5月2日(火)・キャベツのスープ ・みかん(缶) ・コッペパン、いちごジャム、牛乳 栄養価 エネルギー 795kcal、たんぱく質 36.4g、脂質 22.8g ☆ジャム☆ ジャムは、果物や果汁に砂糖やハチミツを加えて加熱濃縮し、保存性を高めた食品です。その起源は、今から1万年以上前の旧石器時代の人類が、はちみつを使って果物を煮てつくったと考えられており、最古の保存食品とも言えます。その後の記録では、紀元前320年ごろ、アレクサンダー大王がインドから砂糖を持ち帰ってジャムがつくられ、珍重されたとの記録があるそうです。また、その後、十字軍のオリエント遠征(1096〜1270年)により、大量の砂糖が持ち帰られ、一般にもジャムづくりが広まったようです。 英語でジャム(jam)という言葉は、「グチャグチャかむ」というような意味の「cham」という古い言葉が語源ではないかとされ、今では、「押しつぶす」「詰め込む」というような意味になっています。このことから、ジャムは、主に果物の原型がなくなるまで、加熱したものとなり、果物の原型が残っているものは、「プレザーブ(preserve)」と呼びます。また、主に柑橘類を原料とし、果皮が含まれるものは「マーマレード(marmalade)」、果汁を原料としたものは、「ゼリー(jelly)」という風に使い分けられています。 今日の給食では、袋入りのいちごジャムをパンに添えています。 ※食育つうしん(2023年5月)を配布文書のコーナーに掲載しました。 こちらからどうぞ⇒「食育つうしん(2023年5月)」 本日の献立/5月1日(月)・きゅうりの甘酢づけ ・豆腐とわかめのスープ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 706kcal、たんぱく質 30.9g、脂質 19.3g ☆焼き豚☆ 焼き豚は、もともと中国の料理で「チャーシュー(叉焼)」と呼ばれており、豚の肩ロースなどを使用し、香辛料や様々な調味料で漬け込み、あぶり焼きにしたものです。焼くときに使用する金串を「叉(チャー)」と呼ばれることからこの名がついたようです。 日本では、ラーメンのトッピングや焼きめしなどにもよく使用されています。ただ、日本では、味付けして煮込んだ「煮豚」も、焼き豚またはチャーシューと呼ばれており、どちらかというとこちらが主流となっているようです。 今日の給食では、国産の豚もも肉を原材料とし、味付けして煮込んだ製品をスープの具として使用しています。 本日の献立/4月28日(金)・きゅうりとコーンの甘酢あえ ・もやしとピーマンのごま炒め ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 747kcal、たんぱく質 31.8g、脂質 22.8g ☆マーボー豆腐(麻婆豆腐)☆ マーボー豆腐は、中国の四川料理の一つです。発祥には諸説があり、およそ150年前に、成都で料理店を営む陳さんの妻が、生活の厳しい状況の中、あり合わせの材料で、来客に安い代金で提供できる豆腐料理として考案し、その後店の名前も「陳麻婆豆腐店」となり国営企業にまでなったといわれています。また、「麻(マー)」は山椒のしびれるような辛さ、「婆(ボー)」はおばあさんをあらわし、その昔、あるおばあさんが旅人にこの豆腐料理をごちそうし、たいへん喜ばれたことからこの名がついたなどとも言われています。 今では、日本でも人気の中華料理となっています。 本日の献立/4月27日(木)・キャベツのピクルス ・ミニフィッシュ ・黒糖パン、牛乳 栄養価 エネルギー 791kcal、たんぱく質 36.0g、脂質 21.8g ☆キャベツ☆ キャベツは、ヨーロッパの地中海および大西洋沿岸が原産とされ、古代ギリシャ・ローマ人も食用としていた最古の野菜の一つです。今では葉菜の中では世界で最も生産量が多く、野菜全体の中でもトップクラスとなっています。日本へは江戸時代末期に伝わり、「甘藍(かんらん)」、「玉菜(たまな)」などと呼ばれ、明治から大正時代にかけて「とんかつ」の流行とともに、キャベツの生食が普及したようです。 日本のキャベツは、出荷時期によって「春キャベツ」、「夏秋キャベツ」、「冬キャベツ」に大きく分けられています。中でも12〜4月にかけて収穫される冬系の「寒玉」が流通の大半をしめており、とくに関西ではお好み焼き用として人気があります。また、最近では3〜6月ごろに収穫される春系の品種も、食感が柔らかいことからサラダ用として人気が高まっています。 栄養面では、ビタミンCやカルシウムが豊富で、そのほか、胃腸の粘膜を正常に整えるといわれるビタミンUなども含まれています。 今日の給食では、砂糖、塩、ワインビネガー、うす口しょうゆで味つけし、ピクルスとして使用しています。 本日の献立/4月26日(水)・すまし汁 ・ちまき ・牛乳 栄養価 エネルギー 708kcal、たんぱく質 26.7g、脂質 13.1g ☆ちまき(粽)☆ 今日は少し早いですが、端午の節句(こどもの日)の行事献立として、「ちまき」を献立にとり入れています。 ちまきは、中国から伝わったもので、米粉でつくった餅などを植物の葉で包み、蒸してつくります。包むのに使用する葉は、笹や竹、茅(チガヤ)、真菰(まこも)などが使用されますが、昔は茅の葉で包むことが多かったことから、「茅巻き(ちがやまき)」が転じて「粽(ちまき)」と呼ばれるようになったそうです。 端午の節句にちまきを食べるのは、中國の風習がそのまま伝わったものです。そのはじまりは、中国が「楚」であった時代の政治家であり詩人でもあった屈原(くつげん)という人物が、紀元前278年5月5日に汨羅江(べきらこう)という河川で命を落としたことによるもので、人々がその供養のためのお供え物を川に住む悪龍に奪われずに屈原の元に届くようにと、厄除けの意味で、葉で包んだもち米を投げ入れたのがはじまりといわれています。 このことから、日本では、邪気を払い、子どもたちの健康を願うという意味をこめたようです。 今日の給食では、冷凍加工された製品をスチームコンベクションオーブンで蒸して提供しています。 |
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