本日の献立/6月13日(火)・きゅうりのピクルス ・棒チーズ ・黒糖パン(1/2)、牛乳 栄養価 エネルギー 665kcal、たんぱく質 29.3g、脂質 24.2g ☆きゅうり(胡瓜)☆ きゅうりは瓜の仲間の野菜です。原産地は、インドのヒマラヤ山脈あたりとされ、3000年前には栽培されていたようで、ヨーロッパ、中国を通じて世界各方面へと広がりました。日本へは平安時代に、中国南部よりイボの黒い品種が伝わった後、江戸時代になって、中国北部より現在の主流となっているイボの白い品種が伝わり、本格的な栽培が始まりました。きゅうりの名は、実が熟すと黄色くなるため「黄瓜(きうり)」と呼ばれたことが語源となったようです。 年中出回る野菜ですが、旬は夏で、おいしいのは6〜9月ごろとなります。 成分は約95%が水分で、利尿作用やむくみ、だるさの解消に効果があるカリウムや、ビタミンCなどが程よく含まれています。そのほか少量ではありますが、ビタミンA・Kや、ナトリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル成分もバランスよく含まれていますので、生のまま食べると夏場の水分補給としてもおすすめの食品です。 今日の給食では、スチームコンベクションオーブンで蒸し、砂糖、塩、ワインビネガー、うす口しょうゆを合わせた調味液につけ、ピクルスにしています。 本日の献立/6月12日(月)・切り干し大根の炒め煮 ・すまし汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 710kcal、たんぱく質 32.0g、脂質 19.3g ☆切り干しだいこん☆ 切り干しだいこんは、生のダイコンを裁断機などで細く切り、天日で乾燥させたものです。関西では「千切りだいこん」とも呼びます。江戸時代のころには一般に広まっていたようで、乾燥させることで、保存性が高まるだけでなく、独特の風味や食感が生まれ、日本料理の食材として親しまれてきました。当初は尾張(現在の愛知県西部あたり)が主産地となっていましたが、明治時代ごろから青首大根が広まるにつれて宮崎県が主産地となり、現在にも引き継がれています。 生の大根と成分表で比較すると、カルシウムは約22倍、鉄や食物繊維は約16倍となります。これはそれぞれ100g中の成分量をあらわしたもので、乾燥により水分などが減ったことにより、同じ重量で比べた場合に、成分の割合が増えているのです。 料理として水で戻して食べた場合は、完全に元の状態に戻るわけではありませんので、カルシウムや鉄、食物繊維などについては、生を使った場合より多くとることができ、煮ものなどでは、2〜3倍、炒め物で3〜4倍程度とることができます。しかし、ビタミンB群、Cなど、生のものより減ってしまう栄養素もあります。 最近では、健康的な食品として話題になっており、乾燥させることで栄養価がアップするというような表現がよく見られ、誤解を生むこともあるようです。ただし、一部のアミノ酸などで実際に増加するものもあるようです。 本日の献立/6月9日(金)・鶏肉と野菜のスープ ・クインシーメロン ・黒糖パン、牛乳 栄養価 エネルギー 773kcal、たんぱく質 33.7g、脂質 20.8g ☆クインシーメロン☆ メロンの原産地は、東アフリカともインドとも言われていますが、エジプトや中国などでも紀元前の記録が見られるなど、あまりよくわかっていません。メロンを大きく分けると、マクワウリなどの東洋系と、アールスメロンなどの西洋系に分けられます。東洋系のものは弥生時代には中国や朝鮮半島から伝わっていたようです。書物としては「古事記」や「万葉集」に記載があります。西洋系のものは明治以降にヨーロッパから伝わりましたが、1950年代くらいまでは高級品で、一般にはなじみのないものでした。しかし、1962年に東洋系と西洋系の雑種として「プリンスメロン」が発売されたことで人気も高まり、その後も品種改良が行なわれ、栽培も広がりました。現在では、西洋系のものが中心となり、多くの品種が出回っています。 西洋系によく見られる表面の網目は、硬くなった表皮が内部の成長によりひび割れが起こり、その傷をカバーしようとする組織が模様になったもので、人間でいうと傷の後にできるかさぶたのようなものです。 クインシーメロンは、網目のある西洋系品種の中で、夕張メロンのように果肉に赤味を帯びた赤肉系といわれる品種で、その色の美しさから「クイーン(Queen)」、赤肉系にはカロテンを多く含み健康的であることから「ヘルシー(Healthy)」を組み合わせて、「クインシー」の名がつけられました。 今日の給食では、茨城県のJA茨城旭村より出荷されたクインシーメロンを使用しています。 本日の献立/6月8日(木)・さごしのつけ焼き ・キャベツの赤じそあえ ・みそ汁 ・牛乳 栄養価 エネルギー 704kcal、たんぱく質 30.0g、脂質 15.7g ☆さごし(狭腰)☆ サゴシというのは、サバ科の魚で、鰆(さわら)の若魚です。サワラは大きくなるにつれて呼び名が変わる出世魚で、50cmくらいまでを関西では「サゴシ」、関東では「サゴチ」と呼び、70cmくらいまでのものを「ヤナギ」、そして70cmを超えるようになるとサワラと呼ばれるようになります。サワラは全長1mにもなる大型の魚で、腹の部分が細長い形をしていることから、「腹(はら)が狭い」という意味で「狭腹(さはら)」となり、これが「さわら」になったようです。そして、若魚の場合は腹ではなく「腰(こし)が狭い」という意味から、「狭腰(さごし)」となったようです。 サワラは漢字で書くと、魚へんに春の字があてられ、「鰆」と書くため、暖かくなる3〜4月ごろが旬と思われがちですが、この春は暦の上での春をあらわし、立春前後の1から3月ごろのものがおいしい時期となり、この時期のものを「寒鰆(かんざわら)」とも呼びます。 一般にサワラは、大型のため切身もそれなりに大きくなります。しかし、体長による味の変化はほとんど見られないので、弁当など、使う目的によって小さい方が良い場合は、サゴシが利用されます。どちらも味にくせがなく、塩焼き、照り焼き、みそ漬け焼きなどに、また洋風の料理ではでムニエルやグラタンなどにも使用されます。 今日の給食では、料理酒、砂糖、みりん、しょうゆ、ゆず果汁で下味をつけて、蒸し焼きにしています。 本日の献立/6月7日(水)・きゅうりのしょうがづけ ・オレンジ ・焼きのり ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 749kcal、たんぱく質 32.0g、脂質 22.1g ☆食中毒を防ぎましょう!☆ 今年の大阪では5月29日に、早くも梅雨入りとなり、雨の多い日々が続いています。例年この時期は、暑さに加えて湿度も高まり、ジメジメとした日が続きます。私たちにとっては、あまり気持ちの良くない環境であっても、細菌たちにとっては最も良い環境となり、この時期は一年間で最も細菌性の食中毒が多くなります。おもな症状は、嘔吐、下痢、発熱などですが、場合によっては命にかかわることもあります。給食室でも細心の注意を払っていますが、ご家庭においても十分ご注意ください。 ※詳しくはこちらをご覧ください。⇒〈厚生労働省ホームページ/家庭での食中毒予防〉 |
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