本日の献立/4月28日(金)・きゅうりとコーンの甘酢あえ ・もやしとピーマンのごま炒め ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 747kcal、たんぱく質 31.8g、脂質 22.8g ☆マーボー豆腐(麻婆豆腐)☆ マーボー豆腐は、中国の四川料理の一つです。発祥には諸説があり、およそ150年前に、成都で料理店を営む陳さんの妻が、生活の厳しい状況の中、あり合わせの材料で、来客に安い代金で提供できる豆腐料理として考案し、その後店の名前も「陳麻婆豆腐店」となり国営企業にまでなったといわれています。また、「麻(マー)」は山椒のしびれるような辛さ、「婆(ボー)」はおばあさんをあらわし、その昔、あるおばあさんが旅人にこの豆腐料理をごちそうし、たいへん喜ばれたことからこの名がついたなどとも言われています。 今では、日本でも人気の中華料理となっています。 本日の献立/4月27日(木)・キャベツのピクルス ・ミニフィッシュ ・黒糖パン、牛乳 栄養価 エネルギー 791kcal、たんぱく質 36.0g、脂質 21.8g ☆キャベツ☆ キャベツは、ヨーロッパの地中海および大西洋沿岸が原産とされ、古代ギリシャ・ローマ人も食用としていた最古の野菜の一つです。今では葉菜の中では世界で最も生産量が多く、野菜全体の中でもトップクラスとなっています。日本へは江戸時代末期に伝わり、「甘藍(かんらん)」、「玉菜(たまな)」などと呼ばれ、明治から大正時代にかけて「とんかつ」の流行とともに、キャベツの生食が普及したようです。 日本のキャベツは、出荷時期によって「春キャベツ」、「夏秋キャベツ」、「冬キャベツ」に大きく分けられています。中でも12〜4月にかけて収穫される冬系の「寒玉」が流通の大半をしめており、とくに関西ではお好み焼き用として人気があります。また、最近では3〜6月ごろに収穫される春系の品種も、食感が柔らかいことからサラダ用として人気が高まっています。 栄養面では、ビタミンCやカルシウムが豊富で、そのほか、胃腸の粘膜を正常に整えるといわれるビタミンUなども含まれています。 今日の給食では、砂糖、塩、ワインビネガー、うす口しょうゆで味つけし、ピクルスとして使用しています。 本日の献立/4月26日(水)・すまし汁 ・ちまき ・牛乳 栄養価 エネルギー 708kcal、たんぱく質 26.7g、脂質 13.1g ☆ちまき(粽)☆ 今日は少し早いですが、端午の節句(こどもの日)の行事献立として、「ちまき」を献立にとり入れています。 ちまきは、中国から伝わったもので、米粉でつくった餅などを植物の葉で包み、蒸してつくります。包むのに使用する葉は、笹や竹、茅(チガヤ)、真菰(まこも)などが使用されますが、昔は茅の葉で包むことが多かったことから、「茅巻き(ちがやまき)」が転じて「粽(ちまき)」と呼ばれるようになったそうです。 端午の節句にちまきを食べるのは、中國の風習がそのまま伝わったものです。そのはじまりは、中国が「楚」であった時代の政治家であり詩人でもあった屈原(くつげん)という人物が、紀元前278年5月5日に汨羅江(べきらこう)という河川で命を落としたことによるもので、人々がその供養のためのお供え物を川に住む悪龍に奪われずに屈原の元に届くようにと、厄除けの意味で、葉で包んだもち米を投げ入れたのがはじまりといわれています。 このことから、日本では、邪気を払い、子どもたちの健康を願うという意味をこめたようです。 今日の給食では、冷凍加工された製品をスチームコンベクションオーブンで蒸して提供しています。 本日の献立/4月25日(火)・きゅうりのサラダ ・甘夏かん ・黒糖パン、牛乳 栄養価 エネルギー 807kcal、たんぱく質 32.7g、脂質 26.8g ☆甘夏かん☆ 「甘夏かん」は、夏みかんの「枝変わり※」として、1935年(昭和10年)に、大分県津久見市の川野氏の農園で発見され、1950年(昭和25年)に「川野夏橙(かわのなつだいだい)」として品種登録されました。一般的には、「甘夏(あまなつ)」とも呼ばれています。 皮は厚くてむきにくく、強めの酸味に苦味もありますが、夏みかんより甘味が強く、味のバランスが良いことから人気があるようです。生食のほかジャムなどの加工品にも利用されています。 おもな産地は、鹿児島、熊本、愛媛などで、1〜6月ごろに出回り、3〜5月が最盛期となっています。最近では、甘夏かんの枝変わりとして、さらに甘みの強い「新甘夏」という品種も出回っています。 ※枝変わり…植物のある枝だけに起こる突然変異のような現象で、この枝を挿し木などの方法で、育成することができれば、新しい品種となる可能性があります。 本日の献立/4月24日(月)・豚肉と野菜の煮もの ・キャベツの赤じそあえ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 837kcal、たんぱく質 37.9g、脂質 22.1g ☆鮪(まぐろ)☆ 一般にマグロというのはサバ科マグロ属の魚の総称です。マグロの仲間は代表的な回遊魚で、索餌(さくじ:餌を探し求めること)、産卵、越冬のために、熱帯域から温帯域、外洋部から沿岸部へと広範囲に異動します。紡錘形の体形は、海洋を高速で移動するのに適しています。国内で消費される主なマグロは、背側が黒いクロマグロ、体側とヒレが黄色い色をしたキハダ、目が大きいメバチ、鬢(びん:胸ビレ)が長いビンナガ、しりびれの後ろ側から尾びれにかけて細長いコシナガ、南半球にのみ生息するミナミマグロなどで、それぞれの特徴をとらえた名がつけられています。 マグロ類は肉質で言うと代表的な赤味魚で、たんぱく質が25%以上含まれ、生鮮食品中では最高ランクです。血合肉の部分は味があまり良くないので、捨てられたり、ペットフードの原料に使用されたりしますが、ビタミン、鉄、タウリン、EPA、DHAなどが豊富に含まれています。冷凍や養殖による流通が多いため、季節感は感じにくくなっていますが、国産の天然ものでは、脂がのっておいしくなる10月ごろから冬場にかけてが旬となります。 今日の給食では、しょうが、料理酒で下味をつけ、でんぷんをまぶしてから揚げにしたものに、ケチャップ、砂糖、赤みそを合わせて煮たオーロラソースをからませています。ちなみに、このオーロラソースは、大阪市の学校給食が発祥です。 |
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