本日の献立/5月8日(水)・きゅうりの梅風味 ・白玉だんご(きな粉) ・牛乳 栄養価 エネルギー 753kcal、たんぱく質 28.1g、脂質 15.5g ☆きな粉(黄粉)☆ きな粉は、大豆を焙煎して冷却し製粉したもので、黄色い色をしていることから「黄なる粉」を語源として「黄粉(きなこ)」と呼ばれるようになったそうです。 原料の大豆は弥生時代に中国から日本に伝わったとされています。奈良時代あたりになると、大豆の加工がはじまり、しょうゆなどの加工品がつくられ始めており、その中で奈良時代初期には、大豆を粉にする加工も行っていたとされています。その後、平安時代の書物「倭名類聚抄」には、大豆を粉にしたものとして「未女豆岐(まめつき)」との名で記述があるそうです。一般に広まったのは、菓子作りが盛んになった江戸時代になってからで、団子屋や餅屋などのひろがりとともに「安倍川餅」などの材料として使用されるようになりました。 原料が大豆であり、そのまま粉に加工しているので、たんぱく質をはじめとし、鉄などのミネラル成分や食物繊維など大豆とほぼ同じ栄養素を豊富に含んでいます。 今日の給食では、白玉だんごにかけて食べてもらうようにしています。 本日の献立/5月7日(火)・ミネストローネ ・豆こんぶ ・スライスチーズ ・コッペパン、いちごジャム、牛乳 栄養価 エネルギー 912kcal、たんぱく質 38.5g、脂質 37.5g ☆ミネストローネ☆ ミネストローネ(Minestrone)は、イタリアの代表的なスープで、一般的には具がたくさん入ったトマト味のスープのことを言います。イタリア北西部のロンバルディア地方が発祥とされ、ミネストローネには「具だくさん」や「ごちゃ混ぜ」というような意味があるそうです。 作り方に特にきまりはなく、トマトやにんにく、オリーブ油のほか玉ねぎ、じゃがいも、にんじん、キャベツ、セロリ、ズッキーニ、三度豆、ベーコンなどがよく使用され、パスタや米を入れることもあります。 今日の給食では、料理ワインで下味をつけた鶏肉、にんにく、キャベツ、玉ねぎ、にんじんをオリーブ油で炒め、トマト(缶)、トマトピューレ、チキンブイヨン、砂糖、塩、こしょう、ローレル、しょうゆなどを使用して仕上げています。 本日の献立/5月2日(木)・豆腐とわかめのスープ ・きゅうりの甘酢づけ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 702kcal、たんぱく質 30.4g、脂質 19.1g ☆牛肉(ぎゅうにく)☆ 牛肉の味や栄養素の含まれる割合は、品種や部位によってかなり違いがあります。豚肉や鶏肉と比べると赤い色が強いですが、これはミオグロビンという色素たんぱく質の含有量が多いことによるもので、豚肉と比べるとおよそ8倍にもなります。このミオグロビンには、鉄分がヘム鉄という形で含まれており、野菜などに含まれる鉄分と比べて吸収されやすい形になっています。さらに造血のビタミンともいわれるビタミンB12も多く含まれるので、貧血などの予防効果が期待されます。また、脂肪の分解を促進しエネルギーに変える働きをもつカルニチンという成分も含まれています。肉を食べると太りやすいと考える人も多いですが、実は食肉の中にも脂肪燃焼を促進する成分も含まれています。そのほか、抗がん作用や体脂肪を減らす効果があるといわれるリノール酸や、LDLコレステロールを減少させ動脈硬化の予防や血圧を下げる働きがあるといわれるオレイン酸なども含んでいます。もちろん筋肉など体の様々な部分をつくる良質のたんぱく質も多く含んでいます。ただし、だからといって牛肉ばかりに偏るのは、栄養全体のバランスをくずすことになるので良いとは言えませんが、野菜など他の食品とうまく組み合わせることで、健康維持のためにとても役立つ食品の1つになると思います。 今日の給食では、プルコギとして使用しています。 ※食育つうしん(2024年5月)を配布文書のコーナーに掲載しました。 こちらからどうぞ⇒「食育つうしん(2024年5月)」 本日の献立/5月1日(水)・変わりピザ ・ミックスフルーツ(缶) ・黒糖パン、牛乳 栄養価 エネルギー 803kcal、たんぱく質 36.5g、脂質 24.2g ☆ピザソース☆ ピザソースは、その言葉の通りピザを調理するときに使用するソースです。これといった決まりはありませんが、一般的にはトマトソースをベースにして、玉ねぎなどの野菜やにんにく、香辛料などを使用して、チーズや具材に合うように調整します。今ではピザの種類も多くなり、トマトソースをベースにしたもの以外にも、バジルソース、ホワイトソース、照り焼きソースなど様々な味のものがあります。 今日の給食では、トマトソースをベースにしてつくられた製品を使用して、「変わりピザ」のソースとして使用しています。 本日の献立/4月30日(火)・豚肉と野菜の煮もの ・きゅうりの赤じそあえ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 834kcal、たんぱく質 37.8g、脂質 22.0g ☆じゃがいも☆ ジャガイモは、植物としては、ナスの仲間になりますが、果実ではなく、地中の茎に栄養がたまってできる「塊茎(かいけい)」という部分を食用とします。日本へは慶長年間(1596〜1615年)に、オランダ船によって、ジャガタラ(現在のインドネシア、ジャカルタ)から長崎へと伝えられたことが、ジャガイモの名の由来になったようです。また、「馬鈴薯(ばれいしょ)」とも呼ばれ、こちらの方は、小野蘭山(1729〜1810年)という学者が、中国でいう馬鈴薯(現在のホドイモ)と勘違いしたためと考えられています。しかし、1912年になって、中国でもジャガイモを馬鈴薯と呼ぶようになったそうです。馬鈴薯の名は、馬の首につける鈴の形に似ていることが由来となっています。 日本では明治時代になって、本格的な栽培が始まり、現在では主要な作物として年中出回るようになりましたが、もっともおいしいのは4〜7月ごろとされています。 主成分はデンプンですが、ビタミンCも豊富で、ミカンと同程度含まれています。また、ジャガイモのビタミンCは、でんぷんに包まれているため、加熱や保存によっても壊れにくいことが特徴となっています。 今日の給食では、豚肉、こんにゃく、たまねぎ、にんじん、しいたけ、枝豆などとともに和風の煮ものとして使用しています。 |
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