本日の献立/6月27日(木)![]() ![]() ・さごしのおろしじょうゆかけ ・野菜炒め ・みそ汁 ・牛乳 栄養価 エネルギー 714kcal、たんぱく質 33.5g、脂質 18.0g ☆さごし(狭腰)☆ サゴシというのは、サバ科の魚で、鰆(さわら)の若魚です。サワラは大きくなるにつれて呼び名が変わる出世魚で、50cmくらいまでを関西では「サゴシ」、関東では「サゴチ」と呼び、70cmくらいまでのものを「ヤナギ」、そして70cmを超えるようになるとサワラと呼ばれるようになります。サワラは全長1mにもなる大型の魚で、腹の部分が細長い形をしていることから、「腹(はら)が狭い」という意味で「狭腹(さはら)」となり、これが「さわら」になったようです。そして、若魚の場合は腹ではなく「腰(こし)が狭い」という意味から、「狭腰(さごし)」となったようです。 関西では年中おいしい魚とされていますが、関東では冬がおいしいとされ、冬の鰆をとくに「寒鰆(かんざわら)」と呼びます。 サワラは漢字で書くと、魚へんに春で「鰆」と書くのは、瀬戸内海のあたりでは。3〜5月になると産卵のため沿岸に多く集まってくることから、春の季語となり、このことからこの当て字が使われるようになりました。 一般にサワラは、大型のため切身もそれなりに大きくなります。しかし、体長による味の変化はほとんど見られないので、弁当など、使う目的によって小さい方が良い場合は、サゴシが利用されます。どちらも味にくせがなく、塩焼き、照り焼き、みそ漬け焼きなどに、また洋風の料理ではでムニエルやグラタンなどにも使用されます。 今日の給食では、焼いたさごしに、しょうゆ、みりんで味付けした大根おろしをかけています。 本日の献立/6月26日(水)![]() ![]() ・チンゲン菜ともやしの甘酢あえ ・抹茶大豆 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 757kcal、たんぱく質 30.0g、脂質 20.9g ☆はるさめ(春雨)☆ はるさめは、めん類の一種で、でんぷんを原料としてつくられた食品です。中国では1000年以上前からつくられていたとされ、日本、韓国・朝鮮、ベトナム、タイなど周辺各国へも広がっているようです。中国では、緑豆のでんぷんを使用しますが、それぞれその国によっていろいろなでんぷんを使用しているようです。 日本へは鎌倉時代に伝わり、葛(くず)や片栗(かたくり)のでんぷんでつくったものが「水繊(すいせん)」という名で食べられていたようです。その後昭和10年ごろになり、じゃが芋とさつま芋のでんぷんを混合した原料で製造したものが開発され、第二次世界大戦後に春雨(はるさめ)の名で一般化しました。この名は製造過程で機械から押し出されてくる様子が、静かに降る春雨のようだということから、当時の製造会社が名付けたといわれています。日本ではこのはるさめが主流となっており、サラダやあえもの、炒めものなどに使用されています。 今日の給食では、「マーボー春雨」として使用しています。 本日の献立/6月25日(火)![]() ![]() ・中華スープ ・ヨーグルト ・パンプキンパン、牛乳 栄養価 エネルギー 826kcal、たんぱく質 39.1g、脂質 24.6g ☆えびのチリソース☆ 「えびのチリソース」は、日本では中華料理として「えびチリ」の名でもよく親しまれ、人気のある料理です。もとになったのは、四川料理の「乾焼蝦仁(カンシャオシャーレン)」という料理のようで、これを中華料理人の陳建民(1919〜1990年)が、豆板醤(トウバンジャン)の辛さに慣れていない日本人向けに、ケチャップやスープなどを用いて辛味をおさえたものを考案したのが始まりのようです。ここから「チリソース」というとトマトソースをベースにして、トウガラシ類、砂糖、酢、しょうゆなどをあわせてつくったソースを言うようになったようです。「チリ」というのは、メキシコ原産のトウガラシのことで、メキシコ先住民の言葉で辛味をあらわす「チリ(chili)」に由来するものです。中華料理になぜチリソースの名がついたのかはよくわかりませんが、今ではアジアン料理として紹介される料理にもこの名が使われていることもあります。 今日の給食では、たまねぎ、しょうが、にんにくを炒めて、トウバンジャン、砂糖、しょうゆ、ケチャップで味付けしたチリソースをから揚げにしたえびにからめています。 本日の献立/6月24日(月)![]() ![]() ・切干し大根の炒め煮 ・すまし汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 710kcal、たんぱく質 32.0g、脂質 19.3g ☆切り干し大根☆ 切り干しだいこんは、生のダイコンを裁断機などで細く切り、天日で乾燥させたものです。関西では「千切りだいこん」とも呼びます。江戸時代のころには一般に広まっていたようで、乾燥させることで、保存性が高まるだけでなく、独特の風味や食感が生まれ、日本料理の食材として親しまれてきました。当初は尾張(現在の愛知県西部あたり)が主産地となっていましたが、明治時代ごろから青首大根が広まるにつれて宮崎県が主産地となり、現在にも引き継がれています。 生の大根と成分表で比較すると、カルシウムは約22倍、鉄や食物繊維は約16倍となります。これはそれぞれ100g中の成分量をあらわしたもので、乾燥により水分などが減ったことにより、同じ重量で比べた場合に、成分が凝縮されたようになっています。 料理として水で戻して食べた場合は、完全に元の状態に戻るわけではありませんので、カルシウムや鉄、食物繊維などについては、生を使った場合より多くとることができ、煮ものなどでは、2〜3倍、炒め物で3〜4倍程度とることができます。しかし、すべての栄養素が凝縮されるのではなくビタミンB群、Cなど、生のものより減ってしまう栄養素もあります。 今日の給食では、うすあげ、にんじんとともに、炒め煮として使用しています。 本日の献立/6月18日(火)![]() ![]() ・三度豆とコーンのサラダ ・スープ ・コッペパン、アプリコットジャム、牛乳 栄養価 エネルギー 722kcal、たんぱく質 40.8g、脂質 20.2g ☆三度豆(さんどまめ)☆ 三度豆は、サヤインゲン(莢隠元)とも呼び、インゲン豆の若いさやを野菜として食べる食品です。三度豆と呼ぶのは、主に関西での呼び名で、生育が早く1年に3回も収穫ができるということがこの名の由来となっています。原産地は、中央・南アメリカとされ、新大陸発見以降ヨーロッパ全域、そして世界へと広まりました。日本へは1654(承応3)年に隠元禅師(いんげんぜんじ/1592〜1673)が、明(みん)から伝えたとされます。しかし、関西ではフジマメのことをインゲン豆と呼ぶ地方もあるため、隠元禅師が伝えたのはどちらなのか明確にはなっていません。当初は豆として利用されており、さやごと食べるようになったのは、江戸時代末期にサヤインゲン用の品種が伝わってからのようです。 豆を未熟な状態で食べるため、豆類と野菜両方の栄養的特徴を持っており、豆類にはあまり見られない、カロテンやビタミンCなども含んでいます。年中出荷されますが、旬は6〜9月ごろとされています。 今日の給食では、コーンとともにサラダとして使っています。 ※配布文書に7月分の献立表を掲載しました。⇒「2024年7月分中学校給食献立表」 |
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