本日の献立/7月5日(金)・ハムと春雨のスープ ・きゅうりの中華あえ ・おさつパン、牛乳 栄養価 エネルギー 883kcal、たんぱく質 33.8g、脂質 35.4g ☆熱中症を予防しましょう☆ 大阪の梅雨明けが待ち遠しい頃となりましたが、湿気に加え気温の高い日が続いています。また、梅雨が明けるとさらに暑くなり、猛暑になることが予想されます。 こんなとき、高温の環境下では、私たちは汗をかくことで体の熱を逃がしているため、知らず知らずのうちに汗とともに水分やミネラル成分が失われています。そのため、いつの間にか水分不足の状態に陥り、熱中症を発症する原因となります。このようなことを防ぐため、こまめに水分やミネラルを補給する必要があります。 水分補給には、水やお茶などで水分をとることも大切ですが、大量に汗をかくと、塩分などのミネラル成分なども同時に失われるため、水分だけを補給していると体液が薄まった状態となり、けいれん、頭痛、吐き気などの症状が起こることもあります。塩分のとりすぎには注意が必要ですが、状況に応じて補給することも大切です。 そのためには、経口補水液、スポーツドリンク、水分と合わせて塩分を補給するタブレットなどの利用も有効ですが、食事のときに、スイカ、きゅうり、トマトなどの水分の多い食品や、みそ汁、スープなどの汁物を利用することも効果的です。とくに汁物は塩分を含むとともに、具として野菜や海藻などを使うことでミネラル成分もしっかりとることができますので、たいへん効果的です。食事と水分をうまくとることで、熱中症を予防しましょう。 本日の献立/7月4日(木)・厚揚げのみそだれかけ ・オクラのおかか炒め ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 775kcal、たんぱく質 31.7g、脂質 22.3g ☆オクラ☆ オクラの原産地は、東北アフリカとされ、エジプトでは2000年以上前から栽培されていたようです。18世紀ごろになってアメリカ南部でも栽培が始まり、日本へは江戸時代の終わりごろにアメリカから伝わりました。当時は「ネリ」と呼ばれるトロロアオイの一種と近い仲間であったので「アメリカネリ」または「オカレンコン(陸蓮根)」などの名で呼ばれていたようです。利用がすすんだのは沖縄や鹿児島など一部の地域でしたが、1960年代以降になって、「オクラ」の名で全国的に普及しました。オクラというのは英語名で、語源はガーナのトゥイ語での呼び名「nkrama(ンクラマ)」が語源となったそうです。シシトウガラシに似ていますが、ハイビスカスと同種のアオイ科の仲間で、うすい黄色の花を咲かせることから観賞用としても親しまれています。 食品としては、緑黄色野菜に分類され、カロテンを多く含むほか、カルシウム、鉄、カリウム、マグネシウムなどのミネラル成分や、ビタミンB群、Cなどもバランスよく含んでいます。 今日の給食では、かつお節とともに、しょうゆ、みりんで味付けして炒めています。 ※食育つうしん(2024年7月)を配布文書のコーナーに掲載しました。 こちらからどうぞ⇒「食育つうしん(2024年7月)」 本日の献立/7月3日(水)・きゅうりのサラダ ・みかんゼリー ・牛乳 栄養価 エネルギー 783kcal、たんぱく質 26.7g、脂質 20.1g ☆きゅうり(胡瓜)☆ きゅうりは瓜の仲間の野菜です。原産地は、インドのヒマラヤ山脈あたりとされ、3000年前には栽培されていたようで、ヨーロッパ、中国を通じて世界各方面へと広がりました。日本へは平安時代に、中国南部よりイボの黒い品種が伝わった後、江戸時代になって、中国北部より現在の主流となっているイボの白い品種が伝わり、本格的な栽培が始まりました。きゅうりの名は、実が熟すと黄色くなるため「黄瓜(きうり)」と呼ばれたことが語源となったようです。 年中出回る野菜ですが、旬は夏で、おいしいのは6〜9月ごろとなります。 成分は約95%が水分で、利尿作用やむくみ、だるさの解消に効果があるカリウムや、ビタミンCなどが程よく含まれています。そのほか少量ではありますが、ビタミンA・Kや、ナトリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル成分もバランスよく含まれていますので、生のまま食べると夏場の水分補給としてもおすすめの食品です。 今日の給食では、ゆでたきゅうりに、砂糖、塩、ワインビネガー、うす口しょうゆ、綿実油を合わせてつくったドレッシングをかけています。 本日の献立/7月2日(火)・ウインナーとキャベツのスープ ・すいか ・黒糖パン、牛乳 栄養価 エネルギー 749kcal、たんぱく質 33.3g、脂質 19.5g ☆パエリア☆ パエリアは、スペイン東部のバレンシア地方が発祥の料理で、その歴史は古く9世紀ごろから作られていたようです。パエリアの名は、バレンシア語で鍋やフライパンをあらわす言葉がもとになっています。両側に取っ手のある浅くて丸い専用のパエリア鍋で、魚介類や肉類、野菜を炒め、そこに米、水、そして黄色く色づけるサフランなどを加えて炊き上げ、これを取り分けて食べるのが一般的になっています。 今日の給食では、鶏肉、たまねぎ、コーン、ピーマン、トマトなどを具材とし、色付けにはサフランの代わりにカレー粉を使用してスチームコンベクションオーブンで炊き上げました。 本日の献立/7月1日(月)・ゴーヤチャンプルー(かつお節) ・揚げ焼きじゃが ・五目汁 ・牛乳 栄養価 エネルギー 754kcal、たんぱく質 34.0g、脂質 18.9g ☆チャンプルー☆ 「チャンプルー」というのは沖縄の方言で「ごちゃ混ぜ」というような意味があるそうで、「ちゃんぽん」とも語源は同じではないかと考えられています。沖縄の料理では、豆腐や野菜などを使用して油で炒め、塩、しょうゆ、かつおだしなどで味付けすることが多く、このような料理をチャンプルーと呼ぶそうです。使用する主材によってゴーヤチャンプルー、豆腐チャンプルー、マーミナチャンプルー(もやしを主材にしたもの)などとも呼ばれますが、とくに呼び方に定義はないようです。 今日の給食では、豚肉、もやし、ゴーヤ(にがうり)を使用して油で炒め、塩、しょうゆで味付けし、喫食時にかつお節をかけて食べるようにしています。ゴーヤは主材というほど使用していませんが、沖縄のイメージが強い野菜なので、給食では、「ゴーヤチャンプルー」の名で献立に取り入れています。 |