本日の献立/5月24日(金)・中華スープ ・パインアップル(カット缶) ・おさつパン、牛乳 栄養価 エネルギー 759kcal、たんぱく質 31.7g、脂質 18.0g ☆パインアップル(カット缶)☆ パインアップルの原産地は、南アメリカ大陸中央部のブラジル、パラグアイ、アルゼンチンあたりとされ、これらの地域では、1000年以上前から栽培されていたようです。世界各地へ伝わったのは、1493年にコロンブスの第二次探検隊が、西インド諸島で発見したことがきっかけとなったようです。日本へは江戸時代末期の1845年にオランダ船により伝えられたとされています。 パインアップルは、小さい果実がたくさん集まって一つになったもので、見た目が「松かさ(pinecone/パインコーン)」に似ていることと、風味が「りんご(apple/アップル)」に似ているということから名付けられたそうです。 フィリピンなどからの輸入が多いですが、国内では沖縄で生産され、年中生産がおこなわれています。 今日の給食では、沖縄で収穫されたものを食べやすくカットし、缶詰に加工した製品を使用しています。 本日の献立/5月23日(木)・厚揚げと里いものみそ煮 ・あっさりキャベツ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 794kcal、たんぱく質 31.6g、脂質 21.2g ☆ちくわ(竹輪)☆ チクワは竹や木、金属などの棒や管に、魚のすり身を巻き付け、あぶり焼きにしたものです。チクワの起源は弥生時代から平安時代にかけてとされ、はっきりしていませんが、神功皇后(じんぐうこうごう/生没年未詳、170〜269年との説あり)とされる人物が三韓渡航(さんかんとこう)の途中で、九州生田の杜(もり)で、魚肉を鉾(ほこ)に塗って食べたという伝説があるそうです。そして、焼いた様子が蒲(がま)の穂に似ていることからこれを「蒲鉾(かまぼこ)」と呼んでいました。しかし、室町時代あたりから板にすり身をつけたものが作られはじめ、これと区別するために、棒を抜いた形が竹に似ていることから「竹輪蒲鉾(ちくわかまぼこ)」となり、板付きのものはそのままカマボコの名で呼ばれました。そして、いつのまにかカマボコの名が省略され、単に「竹輪(ちくわ)」と呼ぶようになりました。 全国各地で名産品としても作られ、豊橋ちくわ(愛知)、野焼き(島根)、豆腐ちくわ(鳥取)、豆ちくわ(岡山)、竹つきちくわ(徳島)などがあります。一般に中央部に焼き色が付き、両端が白いものをよく見かけますが、これは、1873年(天保8)に愛知県でつくられた「豊橋ちくわ」を原型として広まったようです。 今日の給食では、天ぷらの衣に青のりを加えて風味をつけ、「磯辺揚げ」としています。 本日の献立/5月22日(水)・みそ汁 ・抹茶ういろう ・牛乳 栄養価 エネルギー 746kcal、たんぱく質 31.3g、脂質 14.4g ☆抹茶(まっちゃ)☆ 茶の木は、ツバキ科の常緑低木で、この葉を摘み取り、蒸して乾燥させたものが茶となります。日本では、5月から6月の上旬ごろが茶摘みの時期になり、中でも最初に摘み取られる「一番茶」は極上の新茶として出回ります。 抹茶は、葉を摘む20〜30日前ごろに、布やよしずなどの覆いをかぶせて、強い日光をさえぎって栽培する「被覆栽培」によって栽培された葉を原料とした「碾茶(てんちゃ)」を粉末にしたものです。ビタミンや食物繊維が豊富で、飲用として使用するほか、和菓子や洋菓子、料理の材料として利用されています。 今日の給食では、白いんげんのペースト、上新粉、砂糖、水と混ぜ合わせて、スチームコンベクションオーブンで蒸し、手づくりの「ういろう(外郎)」にしています。 本日の献立/5月21日(火)・キャベツのスープ ・みかん(缶) ・黒糖パン、牛乳 栄養価 エネルギー 803kcal、たんぱく質 36.3g、脂質 23.0g ☆グラタン☆ グラタンは、フランスの南東部にあるドーフィネ地方と呼ばれる地域が発祥とされる料理です。グラタン(gratin)という名は、鍋などに張り付いたおこげをあらわすことから、オーブンなどで料理の表面を焦がした料理や、その調理法を意味するようになったようです。料理の仕方によって、加熱していない材料にソースをかけてじっくり焼く「グラタン・コンプレ」、マカロニなどのパスタにソースを絡めてバターやパン粉をかけて焼く「グラタン・レジェ」、加熱調理した材料にソースをかけて軽く焼く「グラタン・ラピット」などに分類されることもあります。 今日の給食では、米粉のマカロニのほか、鶏肉、たまねぎ、グリンピースなどを使用して、ホワイトソースで煮たものに、粉末チーズ、米粉のパン粉をかけてオーブンで焼いています。 ※配布文書に6月分の献立表を掲載しました。⇒「2024年6月分中学校給食献立表」 本日の献立/5月20日(月)・ひじきの炒め煮 ・豚汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 702kcal、たんぱく質 34.1g、脂質 16.5g ☆ひじき(鹿尾菜)☆ ヒジキはおよそ1万年前の縄文時代遺跡からも見つかっており、かなり古くから利用されていたと考えられます。平安時代の「延喜式(えんぎしき/927年)」や「倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう/934年)」、「伊勢物語」などには、「鹿尾菜」、「六味菜」の名で記載されています。 北海道南部から南西諸島にかけて、波の荒い岩礁上の低潮線付近に生える海藻で、夏の終わりから秋にかけて芽を出し、春になると急に伸びだします。夏になると硬くなってしまうので、3〜4月ごろの柔らかいうちに収穫します。生のままでは渋味も多く、有害な成分も含まれるので、数時間かけて水煮して灰汁(あく)を抜き、乾燥させます。「生ひじき」として販売されているものもありますが、実際は生ではなく乾燥ヒジキを蒸したものです。料理するときは、油を使うと調味料の吸収が良くなり、風味も増すので、調味前に油で炒めることが多く、また、うす揚げとともに使うことも多いです。 栄養面では、カルシウム、カリウム、ヨウ素などのミネラル成分や、食物繊維も多く含んでいます。また、昔から鉄分の多い食品と考えられてきましたが、これは水煮するときに鉄釜を使用していたためで、今ではステンレス製の釜を使用することも多く、この場合の鉄分は10分の1以下にまで減ってしまいます。 今日の給食では、うす揚げ、にんじんとともに炒め煮にしています。 |
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