本日の献立/7月16日(火)・冬瓜の煮もの ・みそ汁 ・焼きのり ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 719kcal、たんぱく質 38.1g、脂質 15.4g ☆冬瓜(とうがん)☆ 冬瓜は、きゅうりやスイカなどと同じウリ科の植物で、東南アジアやインドなどが原産とされる野菜です。日本へは古くから伝わり、平安時代には栽培が始まっていたようです。昔は「加毛宇利(かもうり)」と呼ばれ、夏が旬の野菜ですが、貯蔵性が高く、切らずにおいておくと冬でも食べることができるということから、「冬瓜」の名が付きました。 たいへん大きな野菜で、国産のもので、10kg程度にまでなるものもあります。およそ95%が水分で、低エネルギーではありますが、カリウムを多く含むので、高血圧や夏バテの予防に効果が期待されます。 味はとても淡白でくせがなく、煮物や汁物などの料理によく使用されています。 今日の給食では、鶏肉とともに、しょうが、みりん、塩、うす口しょうゆで味付けしただしで軟らかく煮て、でん粉でとろみをつけています。 本日の献立/7月12日(金)・鶏肉と野菜のスープ ・みかん(冷) ・黒糖パン、牛乳 栄養価 エネルギー 778kcal、たんぱく質 33.5g、脂質20.6g ☆かぼちゃ☆ かぼちゃはウリ科の植物で、アメリカ大陸が原産とされています。利用の歴史は古く、メキシコの洞窟で紀元前数千年の地層から種子が発見されているそうです。コロンブスの新大陸発見後、ヨーロッパから世界中へと広まりました。日本へは各地から主なものとして、日本かぼちゃ、西洋かぼちゃ、ペポかぼちゃなどが伝わり、現在一般に出回るものの9割程度が西洋かぼちゃとなっています。 最初に伝わったのは、日本かぼちゃで、16世紀中ごろにポルトガルから九州に伝わり、これがカンボジア産であるとして伝わったことが、「かぼちゃ」の語源となりました。西洋かぼちゃは、江戸時代末期にアメリカから伝わり、北海道を中心に全国に広がりました。ペポかぼちゃは、明治時代初期に中国から伝わり、色や形が個性的である反面、味にはあまり魅力のないものが多いため、料理の色添えや観賞用として利用されることが多くなっています。 かぼちゃはカロテンを多く含む緑黄色野菜の代表格で、輸入品の利用により年中出回りますが、国産品は6〜10月ごろに多く出回ります。旬は、一般的には5〜9月ごろとされ、夏野菜の1つとして利用されますが、品種によっては秋から冬においしくなるものもあります。 今日の給食では、ミートグラタンとして使用しています。 本日の献立/7月11日(木)・オクラの梅風味 ・ツナっ葉炒め ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 714kcal、たんぱく質 31.2g、脂質 16.1g ☆梅肉(ばいにく)☆ 梅肉というのは、梅干しの種を取り除き、すりつぶしたもので、おにぎりや、あえもの、煮もの、焼き物などの料理によく使用されています。 梅は中国が原産とされ、古くから観賞用や薬用などとして栽培されていました。およそ1500年前には梅の果実が塩漬けとして利用されていたという記録があるそうです。日本へも古くから観賞用として伝わっていたようですが、梅干しとして果実を利用するようになったのは平安時代の中頃と考えられており、村上天皇(926〜967年)が梅干しと昆布茶で病気を治したとの言い伝えがあります。戦国時代になると、梅干しは保存食としてだけでなく、食中毒予防や傷の消毒にも用いられたといわれています。今でもクエン酸などによる疲労回復効果や消毒効果、またアルカリ性の食品であるということなどから健康的な食品として好まれています。 今日の給食では、和歌山産の梅肉を使用し、砂糖、酢、うす口しょうゆと合わせて、蒸したオクラにあえています。 本日の献立/7月10日(水)・パワースープ ・トロピカルゼリー ・牛乳 栄養価 エネルギー 700kcal、たんぱく質 28.0g、脂質 13.3g ☆学校給食献立コンクール優秀賞作品☆ 本日の献立は、昨年度の学校給食献立コンクールで優秀賞となった献立で、本校校区である平野西小学校5、6年生(現小6、中1)の給食委員会として応募された献立です。 この献立は、明日から始まる杭全神社平野郷夏祭りに向けて考えられたそうで、「夏祭りのだんじりを盛り上げるために、給食で夏野菜をたくさん食べて体力をつけることができるように工夫しました。また、お祭り気分を味わえるように彩りも考えました。」とのことです。 本日の献立/7月9日(火)・グリーンアスパラガスとキャベツのサラダ ・発酵乳 ・芋けんぴフィッシュ ・ミニコッペパン、牛乳 栄養価 エネルギー 659kcal、たんぱく質 32.0g、脂質 20.1g ☆芋けんぴ☆ 「芋けんぴ」は、さつま芋を細長く切り、植物油で揚げ、砂糖などでつくった蜜をからめた和菓子です。その発祥はよくわかっていませんが、一説によると江戸時代の中頃にさつま芋が薩摩(鹿児島県)から土佐(高知県)に伝わったのちに考案されたものではないかと考えられています。また、土佐には平安時代から伝わるお菓子で、小麦粉を練って細長く棒状に焼いた「けんぴ」という干菓子があり、これに形状が似ていることから芋けんぴの名がつけられ全国に広がったと考えられています。ただし、鹿児島などでは、かりんとうに似ているということから「芋かりんとう」などの名で呼ばれることもあるようです。 お菓子として古くから伝わってきたものですが、現在では、さつま芋を原料としたお菓子であり食物繊維などが含まれることや、歯ごたえのある食品として、見直されているようです。 今日の「芋けんぴフィッシュ」は、小魚とあわせることで、食物繊維やカルシウムの強化と、歯やあごを強くする噛み応えのある食品として献立に取り入れています。 |
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