☆テスト期間中は 給食提供がありません。ご家庭にて昼食のご準備をお願いします。・・・・・・・・・健康観察、換気の確保、手洗い・消毒等の手指衛生、咳エチケットと場面に応じたマスクの着用、「十分な睡眠」・「適度な運動」・「バランスのとれた食事」で抵抗力を高め、感染症予防を継続してください。

6/17_全校集会

校長先生のお話
『人の恩は忘れない』

 3年生は19日から東京方面に修学旅行に出かけます。
先生が以前の学校に勤務しているときに行った
修学旅行でのエピソードを同窓会に行ったときに聞くことができたので、
その話をしたいと思います。

 同窓会の席上、九州修学旅行の話になったとき、
Nさんという女の子が、Kさんという女の子に
「あの時はありがとう」と言い出しました。

言われたKさんは、10年以上もなるので覚えていないのか
「何かあった」と言いました。

するとNさんがこんな話を始めました。
修学旅行2日目、阿蘇山のふもとをバスが走っている時、
私は突然おなかが痛くなりトイレが我慢できなくなってきたんです。
でも、一番先頭を走っているバスが止まれば、
後のバスもみんな止まるし、みんなが見ている中でトイレに行くと、
きっと男子から「N、うんこしてきた」などと
冷やかされるのではと思うと、どうしてもトイレに行きたいと
いえずに我慢していたそうです。
 
 その時、Nさんの横に座っていたのがKさんでした。
異変にきずいたKさんは「どうしたの」と
小さな声で聞いてくれたそうです。
事情が分かるとKさんは小さな紙にメッセージを書き、
周りの女子に回しました。

 回し終わると突然、普段は物静かなKさんが「
先生、トイレ我慢できません」と大声を出しました。
案の定、男子の数名から笑い声が聞こえたそうです。
そのとき、1人2人と」何人もの女の子が「先生トイレ」
「私も我慢できません」「バス止めてください」
と次々と声が上がりました。
Kさんが紙を回してお願いしていたようです。 
バスは近くのガソリンスタンドで停車、
10人近い女子が本当はトイレなんかしたくないけど
Nさんと降りてくれたそうです。
おかげで中村さんはトイレに行き、
楽しい修学旅行を続けられたというそんな話でした。

 Kさんは、その話を聞くと「あっ〜」
あの事かという感じですっかり忘れていたようでしたが、
親切にされたNさんの心にはいつまでも
Kさんの友情が忘れられず残っていたそうです。

 人間というのは、受けた友情はいつまでも
良い思い出として残っているようです。
親切にした人は忘れているものです。
 
以前、ある心理学者がこんな話をしていました。
人間は、6割の楽しい思い出と3割のどっちでもない思い出と
1割の嫌な思い出を持ちながら生きている動物だ。
嫌な思い出を増やさないためにも、
楽しい思い出を増えるようにすることが大切ですが、
その楽しい思い出は自分だけでは作れない。
人に作ってもらうものだといっていました。
 
 人に親切にされるとその人の中に、
それが6割の良い思い出として残っていくものです。
3年の人たちは修学旅行を通して、たがいに親切にしあい、
6割の一生忘れることのない良い思い出を作りあってほしいと思います。

 1・2年生もこれから開かれる合唱コンクール・文化祭・体育大会や
部活動で学校生活の良い思い出作りを行ってほしいものです。
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