校長室の窓vol7 「算数の探検」もし、お子さんの答えが正解だったら、どうしてわかったのか、どのように解いたのかを聞いてください。そうすることで、説明する力、他者に教えるためのコミュニケーション力が身につきます。どのように正解を導き出したのかを振り返ったり、他者に説明したりすることで、学力は確実に定着していきます。 次回の校長室の窓vol8は、「朝食」についてです。 7月16日(木)に配信する予定です。 北津守小学校 校長 辻 信行 校長室の窓vol6「携帯電話・スマホと学力」1日にどれくらいの時間、携帯電話又はスマートフォンを使用しているのかを聞き、その時間と学力との関係を示しています。4時間以上使用している層と30分以内の層とでは、算数A(主として「知識」を問う問題)で、16点以上の差があります。図からは、携帯電話又はスマートフォンを使う時間が短いほど、学力が高いということがわかります。 お子さんが、携帯電話又はスマートフォンを持っているご家庭では、使う時間や時間帯、使う場所を決めている場合もあるかと思います。私の家では、タブレットパソコンを使う場合の約束を、子どもたちと話し合って決めました。なかなか守ることは難しいようですが・・・。時間はかかりますが、その都度、話し合う必要がありますね。皆さんのご家庭でも、様々なご苦労があるかと思いますが、根気強く、お子さんと話し合ってみてください。 次回の校長室の窓vol7は、お子さんとチャレンジする「算数の探検」です。 7月13日(月)の配信予定です。 北津守小学校 校長 辻 信行 校長室の窓vol5「携帯電話・スマートフォン」について校長室の窓をご覧の皆さんの中には、この記事を見られた方もいるかもしれません。数年前、アメリカマサチューセッツ州のある母親が、13歳の息子に、iphoneをクリスマスプレゼントとして贈りました。その箱の中に母が作った使用契約書が入っていたのです。 この使用契約書は、SNS等を通して話題になりました。もちろん、賛否両論があります。携帯やスマホのルールの考え方の一つとして受け止めていただければと思います。 使用契約書は全部で18項目あるのですが、半分の9項目について紹介しています。 皆さんのご家庭では、お子さんは「携帯電話」か「スマートフォン」を持っていますか。また、ルールのような決め事はあるでしょうか。なかなか難しい問題ですよね。 携帯やスマホは、とても便利な反面、扱い方を誤ると事件や被害に巻き込まれることもあります。また、SNSを利用した人権侵害やいじめの問題が、毎日のように起こっています。私たち大人が、スマホや携帯の使い方、SNSとの付き合い方について、子どもたちと一緒に話し合っていく必要があります。 現在、お子さんが、スマホや携帯を持っているご家庭でも、今後、持たせる可能性があるご家庭でも、スマホや携帯の使い方について、子どもたちとお話をしていただく機会を設けていただければと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。 次回の校長室の窓vol6は、「スマートフォン・携帯電話と学力」についてです。 7月9日(木)の配信予定です。 北津守小学校 校長 辻 信行 校長室の窓vol4「いじめ」について文部科学省は、急激に「いじめ」の認知件数が増加した理由について、「学校がいじめの初期段階から対応するようになっている」と評価しています。けんかやふざけ合いも状況次第でいじめになる可能性があり、放っておくと深刻ないじめにつながっていきます。 残念なことですが、学校や社会では、いじめが起こっています。いじめに関わる事案は、どこにでも、誰にでも起こりうるという意識をもつことが大切なのです。 先日のいじめを考える日。子どもたちに私の小学校時代の経験を話しました。 ・小学校4年生のとき、友だちをいじめてしまったこと ・小学校5年生のとき、友だちにいじめられたこと ・小学校6年生のとき、友だちをいじめから守ったこと 子どもたちは、真剣な眼差しで、私の話を聞いてくれました。その後、各学級でも学習が行われ、いじめについて考えました。 ご家庭でお願いしたいのは、「まさか、うちの子に限って」という意識ではなく、「うちの子も、いじめに関わるかもしれない」という視点で、子どもたちと接していただきたいのです。いじめは、当事者同士という関係だけでなく、子どもたちが第三者の立場になる場合もあります。 お子さんがお家の方に、いじめに関することを話したときには、必ず学校にご相談ください。いじめの早期発見が早期解決につながります。家庭と学校が連携して、「いじめを必ず解決する北津守小学校」を創っていきます。 同時に、「いじめを起こさない」ことも大切です。友だちを大切に思う心があれば、いじめをすることはありません。そのためにも、子どもたちの自尊感情を育む必要があります。校長室の窓vol3「自尊感情を育む言葉」をご覧いただき、「ミホさん」、「カヨさん」となって、家庭でも学校でも、子どもたちの自尊感情を育み、「いじめを起こさない北津守小学校」を創っていきます。皆さまのご支援とご協力をお願いいします。 次回の校長室の窓vol5は、「携帯電話・スマートフォン」です。 7月7日(火)の配信予定です。 北津守小学校 校長 辻 信行 校長室の窓vol1「自尊感情」について
北津守小学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。ホームページを通して「校長室の窓」というコーナーを設け、子どもたち、保護者の皆様、地域の方々に、教育に関わる様々な情報を発信していきたいと思います。どうぞ、よろしくお願いします。
「校長室の窓」vol1は「自尊感情」についてです。自尊感情とは、「自分を好きになる」、「自分を大切に思う」感情です。そして、「自分をかけがえのない存在」だと感じることです。 自尊感情は、保護者や家族、友だちや教職員、本人と関わっている人々から ・褒められる 「よくできたね」 ・認められる 「頑張っているらしいね」 ・感謝される 「ありがとう」 ・喜ばれる 「うれしい」 ことで育まれます。 自尊感情の高い子どもは ・「自分の長所や短所もありのままに受け入れられる」 ・「自分の失敗を受け入れられる」 ・「失敗を恐れず、前向きに取り組むことができる」 などの長所が見られます。また、友だちや他者を大切に思い、優しく接することができます。 学校でも、子どもたちの良いところをいっぱい見つけ、たくさん褒めて、ともに共感していきたいと思います。ご家庭でも、お子様のちょっとした頑張りや、当たり前かもしれないけれど毎日頑張っていることを褒めていただき、共感してもらえればと思います。 昨日の児童朝会。私は子どもたちが「毎朝の校門でのあいさつがよくできるようになったきた」ことを褒めました。そして、私が「嬉しい気もちになった」ことも伝えました。 子どもたちの自尊感情が少し高まり、あいさつができるようになってきたことを実感しています。 北津守小学校 校長 辻 信行 |