校長室の窓 其の弐 vol7 「それぞれの運動会」一方、保護者の皆様の参観は、制限を設けたものとさせていただきました。保護者の皆様に感染が拡大した場合、子どもたちは自分が感染していなくても出席停止となります。修学旅行などの今後の行事のことを考え、子どもの最善の利益のために、保護者の皆様のご理解とご協力を賜りましたことに対して、校長として改めてお礼申しあげます。 保護者の皆様には、すべての競技をご覧いただくことはできませんでしたが、子どもたちの一生懸命に頑張る美しい姿に感動されたことと思います。 私たち教職員は、様々な試行錯誤を重ねながら運動会の実施に向けて取り組んでまいりました。子どもたちの競技内容、新型コロナウイルス感染症への対応、当日の保護者の参観のあり方と安全対策など、反省する点は数多くあると感じております。 9月30日に緊急事態宣言が解除され、打ち合わせをする間もなく、PTA役員の皆様には受付等の役割でご負担をおかけしました。当日、臨機応変に対応いただきましたことに対して感謝申しあげます。 最後に北津守小学校の子どもたちへ、想いを伝えます。 「一生懸命なあなたたちの美しい姿」に感動しました。ありがとう! 令和3(2021)年10月2日 北津守小学校 校長 辻 信行 校長室の窓 其の弐 vol6 「一生懸命に頑張ることが美しい」子どもたちの、保護者の皆様の、私たち教職員の願いが通じたのではないかと感じています。 本校には、運動の苦手な子どもたちもいます。すべての子どもが運動会を楽しみにしているとは言えないかもしれません。けれど、大切なことは、「一生懸命に頑張ること」、「最後までやりきること」だと私は思います。 私は、昨年度の運動会の開会式で、子どもたちに「一生懸命に頑張ることほど美しいものはない」という話をしました。それが見ている人の心を打ち、感動を呼びます。明日の運動会で、是非、「一生懸命に頑張る子どもたちの姿」をご覧いただき、大きな拍手で声援を送っていただければと思います。 最後に、「あーした、てんきになぁれ!」 校長室の窓 其の弐 vol5「〇〇に叱られるから」上図は、よく見かける学校での子どもたちの会話です。どこの学校でも、このような子どもたちの会話は聞かれると思います。 この会話を見て、どのように感じますか。「チャイムがなったから、勉強が始まるので教室に戻ろう。」という会話だと、どうして教室に戻る必要があるのかという基準が明確ですよね。それが、「先生に叱られるから。」という基準になっているところに修正の余地があると私は考えています。 ご家庭でも、子どもたちが「お家の人に叱られるからやめよう。」と考えることがあるかもしれませんね。子どもたちの日々の行動や言動について、どうして駄目なのか、なぜそのようなことをしてはいけないのかという基準を、子どもたちが理解できていると、より良い行動や言動につながっていくのではないかと私は考えています。 次回の校長室の窓は、「オンライン学習」についてです。4月28日(水)の配信予定です。 校長室の窓 其の弐 vol4「たくましく心優しい6年生」上の写真は、1年生との対面式で6年生が1年生と一緒に入場している様子です。優しい笑顔と声かけで1年生を導いてくれました。6年生の皆さん、ありがとうございます! もう一枚の写真は、今日のタブレットパソコンを使っての学習の様子です。新型コロナウイルス感染症が拡がりを見せています。今後、実施されるかもしれないオンライン学習に向けて「teams」にというネット上の学級に入る練習をしていました。うまく「teams」に入れない児童に優しく教えている姿が見られました。6年生のみんなは、ほんとに優しいなと感じた瞬間でした。 6年生は、これからローマ字をまだ習っていない低学年の児童に、「teams」に入る練習のお手伝いもしてくれる予定です。6年生のみなさん、よろしくお願いします。「プールの掃除もしたい」と話してくれる友だちもたくさんいましたね。お願いするかもしれませんので、その時はよろしくね。 5年生の時に、在校生代表として卒業式に参列し、立派に役割をやり遂げた皆さんの姿は、とてもかっこよかったです。校長先生は、あの日、皆さんにお礼を言いましたね。みんなが仲良く、低学年に優しいという北津守小学校の伝統は、君たちに引き継がれました。あなたたちなら、きっと大丈夫だと信じて言います。最高学年として、たくましく心の優しい6年生になることを期待しています。 大阪市立北津守小学校 校長 辻 信行 校長室の窓 其の弐 vol3「動機付け」子どもも大人もやる気になったり、頑張ろうとする気になったりするためには、動機付けが必要になってきます。動機付けには、2種類あります。上記の「内発的動機付け」と「外発的動機付け」です。 例えば宿題を例に挙げましょう。宿題をするときに、 A 「かしこくなりたいから、自分のために宿題をしよう」 B 「お家の人や先生に叱られるから宿題をしよう」 どちらの動機付けの方が良いでしょうか。これはAの方が良さそうですね。Aは「内発的動機付け」です。 僕は5人の子どもの保護者ですが、時には「外発的動機付け」をするときがあります。おもちゃなどを買うという動機付けです。しかし、この動機付けには限界があって、お金も掛かりますし、どんどん子どもの要求がエスカレートするということもありますね。 私は、「内発的動機付け」をする方が良いと考えています。日々、将来の夢や目の前にある目標に向かって努力することの大切さを子どもたちに語りかけることが大切になってきます。毎日は、難しいですが、時々、「内発的動機付け」を意識して、保護者の皆様も子どもたちに声掛けをしていただけたらと思います。 次回の校長室の窓は「〇〇に叱られるから」です。4月23日(金)の配信予定です。 |
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