昨日6月23日は、「沖縄戦慰霊の日」

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 昨日、6月23日はどのような日か知っていますか?
今から79年前の1945年8月15日、太平洋戦争が終わりました。
 終戦の約2ヶ月前の6月23日、沖縄での戦いが終わり、多くの犠牲者を出して、沖縄戦が終結した日とされています。
 その頃アメリカ軍は、日本本土を攻略するための拠点として沖縄を確保しようと、圧倒的な軍事力を持って攻撃してきました。日本軍としては、この沖縄を占領されるとアメリカ軍の本土上陸をも許すことになってしまうので何としても阻止したい。しかし、日本軍にはもうやり返すだけの戦力はなかったので、1日でも本土への上陸を遅らせるために、沖縄の地で長期戦に持ち込むよう持久作戦をとるしかありませんでした。沖縄戦が長引いた結果、女性や子どもを含む多くの住民を巻き込み、自決(自殺)等で多くの人の命をなくしました。日米合わせた戦死者は20万人以上でしたが、その6割に当たる12万人は沖縄県民でした。(ちなみに城東区の人口が約17万人です)
 また、沖縄戦では年頃の若者もたくさん動員されました。県内にあった21の全ての中等学校・師範学校の10代からの生徒が学徒隊として戦場にかりだされました。女子は主に看護活動(ひめゆり学徒隊)、そして男子は物資運びや伝令・橋の補修などのほか、自爆攻撃を命じられたこともありました。この沖縄戦で、2,000人以上の生徒が亡くなったということです。
 広島、長崎、そしてこの大阪の大空襲でも多くの人が亡くなりましたが、日本で一番犠牲者を出した戦場が沖縄です。
 今、日本は対外的に、いろいろな問題を抱えています。ただ、先の戦争で失った尊い人たちの犠牲のうえで、「二度と戦争のない国に」という思いで、日本国憲法が作られました。
 尊い犠牲のもとに、今の日本の繁栄があります。そのことをしっかりと考えて欲しいと思います。この憲法をもとに、安心・安全な国づくりが、行われました。
 世界では、いまだに戦争はなくなっていません。戦争は、赤ちゃんや、小さな子ども達も犠牲になり、年頃の子ども達までが、銃を持つことになります。
 そんな戦争は、正しいでしょうか?
近頃、残念ながら人を人と思わず、平気で人を傷つける発言や行動が城東中学校でも見られます。そんな考えが、戦争を生み出し、人の生命を平気で奪う人になるのではないでしょうか?
「人の痛みや人を思いやれる。人の苦しみを自分も感じられる人」になってほしいと思います。
 一日でも早く、戦争・争いのない平和な世界にするために、一人ひとりが自分に何ができるかを考える機会にしてほしいと思います。
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