北津守の学力向上 vol15 「音読の楽しさ」
今回の北津守の学力向上は、1年生の国語科「おとうとねずみ チロ」の研究授業についてお話します。
1年生の保護者の皆さんは、教科書に載っているこのお話の音読を、お子さんの宿題で聞いたことがあるかもしれません。おとうとねずみであるチロの心情の変化を、音読を通して表現することが楽しい学習です。 1年生の子どもたちは、表情豊かに、声色を変えて、声の大きさに変化をつけて、身振り手振りを使って音読をしていました。とても素敵な音読でした。その多様な音読を通して、おとうとねずみチロの心情の変化を読み取ることができたようです。 これからも、音読の宿題が出るときがあると思います。その時には、 ・「元気な声で音読ができているね。」 ・「間違わずに音読ができたね。」 ・「表情が素敵だよ。」 ・「声の抑揚があって、想いが伝わるよ。」 ・「身振り手振りがあってわかりやすいね。」 といったように、子どもたちの音読を具体的に褒めていただくと、子どもたちも嬉しくなって、さらに意欲的に音読をすると思います。 子どもたちの楽しい音読を聴くことは、大人にとってもリラックスする時間になると考えてみてはいかがでしょうか。少しの時間、耳を傾けてみてください。 2学期の「北津守の学力向上」はの配信は、今回で終わりです。3学期も引き続き、様々な学力向上に関する情報を配信していきます。保護者・地域の皆様には、ホームページをご覧いただき、ありがとうございました。 北津守小学校 校長 辻 信行 北津守の学力向上 vol14 「実験の楽しさ」
今回の北津守の学力向上は、5年生の理科の公開授業についてのお話です。単元は「流れる水のはたらき」です。
実際に、実験道具を使って小山を作り、水を流していく実験をしました。これが、なかなかおもしろくて、子どもたちも興奮していました。 学習の進め方スムーズでした。 1 子どもたちは、実験の結果を予想します。 2 実験の役割分担を決め、準備をします。 3 実験をして、結果をまとめます。 今回の授業は、ここまででした。次の時間に、結果を発表し、互いの結果や意見について話し合い、学び合いの授業が展開されます。 保護者の皆さんの中にも、子どもの頃に、たくさんの実験をした楽しい思い出がある方もおられると思います。今、電子黒板を使ってデジタル教科書を活用したり、タブレットパソコンを使って調べ学習をしたりと学習形態は、大きく変わりつつあります。 それでも、時代が変わっても、子どもたちにとって、実験という学習は、とっても楽しいものであることに、変わりはないようです。実験をしているときの子どもたちの輝く瞳が、それを証明していたように思います。 次回の北津守の学力向上は「音読の楽しさ」のお話です。12月20日(月)の配信予定です。 北津守の学力向上 vol13 「エビデンスベース報告会」
今回の北津守の学力向上は、11月24日(水)に大阪市教育委員会の主催で行われた「エビデンスベースの学校改革」の北津守小学校の報告についてお話します。
9月中旬に、大阪市教育委員会より、北津守小学校の取組を大阪市のすべての幼・小・中・高に報告してほしいという依頼がありました。とてもありがたいお話でしたので、快諾しました。 当日は、Zoomという双方向通信の機能を活用して、本校から全市に生配信をしました。配信した内容は、以下の通りです。 ・本校のぐんぐんタイムの様子 ・2年生の「ありがとうの木」と「うれしい花」の学習の様子 ・6年生の学力向上の取組報告 ・校長の些細な挑戦 ・本校教員によるエビデンスベースについての座談会 大阪市教育委員会に本校の様々な実践や取組を評価していただき、ぜひ、大阪市の学校園に報告してほしいという依頼は、とても嬉しいものでした。 子どもたちの一生懸命に学ぶ姿をご覧いただき、教職員が思考錯誤しながら取り組んできた実践を報告することができました。 北津守小学校の校長として、これまでの本校の取組に対して、ご支援とご協力をいただきました保護者と地域の皆様に感謝申しあげます。そして、今後も、一人一人の子どもに寄り添いながら、子どもたちの最善の利益とは何かを追求した教育を進めいまいります。 北津守小学校 校長 辻 信行 北津守の学力向上 vol12 「若手教員の育成」
今回の北津守の学力向上は、「若手教員の育成」のお話です。全国的に、学校の先生は若年化が進んでいます。本校でも、教員経験が10年未満の先生方がとても多いです。
若手教員の授業力や指導力を高めることは、そのまま児童の学力を向上させることにつながります。また、若手教員を指導する中堅〜ベテランの教員にとっても、指導することで自分の授業実践を振り返ったり、指導内容を見直したりする機会となります。 以前、北津守の学力向上 vol7でも、ご紹介した学びのピラミッド(下図参照)にもあるように、子どもに限らず、大人であっても、教員であっても、他者に教えることで学びは定着し、自分の考えに自信を持つことができるようになります。 本校では、今年度から「校内若手研修プログラム」を計画し、実行しています。プログラムの内容は、先輩教職員からの講話や示範授業、若手教員による公開授業やディスカッションなど多岐にわたります。 これらの取組で、若手教員が新たな気づきや多様な価値観を学び、先輩教員が自らの指導や授業を振り返ることで、学校全体の教育力が高まると考えています。 私も「今の若い人は○○だ。」と嘆く前に、逆に、若い人たちから多くのことを学びながら、私が先人から学んだ知識や、25年もの間に培ってきた教師としての経験を伝えていけたらと考えております。何歳になっても、謙虚になることは大切なんだと、改めて感じる今日この頃です。 次回の北津守の学力向上は、「エビデンスベース報告会」についてです。11月30日(火)の配信予定です。 北津守の学力向上 vol 11 「教員の自主研修会」今年度も、4月に一人一台タブレットを活用した双方向通信の研修会を教員で行いました。パソコン等のICTを活用した授業が得意な教員もいれば、苦手な教員もいます。その中で、研修会では全員が双方向通信を方法を理解できるように、研修担当が丁寧に説明していました。先生の得手不得手によって、子どもの学びに支障のないように、みんなで学び合いながらICTを活用した授業について研修を深めています。 上図の写真は、「国語科の音読の指導」に関する研修会の様子です。先生役と児童役に分かれて、実際の授業のように展開していきました。教員も楽しみながら研修を進めていました。勉強も研修も楽しみながら取り組むことが大切ですね。 次回の北津守の学力向上は、「若手教員の育成」についてです。11月24日(水)の配信予定です。 |