北津守の学力向上 vol18 「物語の研究」
今回の北津守の学力向上は、3年生の国語科の物語教材の研究授業の様子について、お話します。
「モチモチの木」という物語の教材です。臆病な豆太という主人公が、おじいさんの病気を機に成長するというお話です。 3年生の子どもたちは、夢中になって音読をしていました。この物語にのめり込んでいる様子が伝わってきました。保護者の皆さんも、小学生の頃に学んだ物語の教材を覚えておられませんか? 例えば、以下のような教科書に載っていた物語です。 ・スイミー ・かさこじぞう ・サーカスのライオン ・ごんぎつね ・世界一美しいぼくの村 ・大造じいさんとがん ・注文の多い料理店 1つでも、覚えておられる物語があれば、小学生の頃に、のめり込んで音読をしていたのかもしれませんね。私は、スイミーを学んだことを、今でも覚えています。スイミーの劇をした記憶もあります。物語にのめり込んで好きになることは、国語の勉強を好きになることにつながります。そして、これからの人生の豊かな本との出逢いを導いてくれます。保護者の皆さんも、子どもたちの教科書を、少しだけ覗いてみませんか。 次回の北津守の学力向上は、「プログラミング教育」についてです。「また、校長は、難しいことを言ってるな。」と思われている保護者の方もおられると思います。できる限りわかりやすく説明します。1月24日(月)の配信予定です。 北津守の学力向上 vol17 「児童アンケートの分析 その2」
今回の北津守の学力向上は「児童アンケートの分析 その2」です。
今年度は、国語科の授業研究と並行して、エビデンスベースの学校改革を進めてきました。具体的なデータを示して根拠を大切にし、本校の教育を改革していくようにしました。この取組についても、大阪教育大学の先生からご指導を賜りました。 児童アンケートの質問項目で、目標としていたのは、次の2つです。 7「授業中に友だちと話し合うことは好き」 8「自分にはよいところがあると思う」 この2つの質問項目の肯定的な評価の割合を高めるために、友だちと話し合いながら、自分や友だちの考えや良いところを知るように努めてきました。 児童アンケートの結果は、以下の通りです。 7「授業中に友だちと話し合うことは好き」 昨年度より+10% 8「自分にはよいところがあると思う」 昨年度より+4% 今後も、授業中に友だちと話し合いながら、自分の意見を述べたり、友だちの考え方に共感したりしながら、自分や友だちの良さを認め、児童の自尊感情を育んでいきたいと考えています。 北津守の学力向上 vol16 「児童アンケートの分析」
今回の北津守の学力向上は「児童アンケートの分析」です。
今年度は、国語科の授業を中心にして、北津守の学力向上を図ってきました。教員の自主研修会、国語科が専門の大学教授による講話や研究授業の観察と助言など、教員の国語科の指導力向上に取り組んでまいりました。 児童アンケートで国語科に関わる質問項目の肯定的な評価の割合を示します。 ○「国語の学習が好き」 昨年度 61% 今年度 69% +8% ○「国語の授業は、わかりやすい」 昨年度 83% 今年度 89% +6% このように国語科に関する児童アンケートの結果は、昨年度よりも向上しています。児童が国語科の学習を好きになって意欲が高まり、わかりやすいという結果につながったと考えております。 3学期にも、研究授業が予定されております。研究授業の様子と学力向上の手立てについては、今後も「北津守の学力向上」で配信する予定です。ご覧いただくと、たいへん嬉しです。どうぞ、よろしくお願いします。 次回の北津守の学力向上は、「児童アンケートの分析 その2」です。1月14日(金)の配信予定です。 北津守の学力向上 vol15 「音読の楽しさ」
今回の北津守の学力向上は、1年生の国語科「おとうとねずみ チロ」の研究授業についてお話します。
1年生の保護者の皆さんは、教科書に載っているこのお話の音読を、お子さんの宿題で聞いたことがあるかもしれません。おとうとねずみであるチロの心情の変化を、音読を通して表現することが楽しい学習です。 1年生の子どもたちは、表情豊かに、声色を変えて、声の大きさに変化をつけて、身振り手振りを使って音読をしていました。とても素敵な音読でした。その多様な音読を通して、おとうとねずみチロの心情の変化を読み取ることができたようです。 これからも、音読の宿題が出るときがあると思います。その時には、 ・「元気な声で音読ができているね。」 ・「間違わずに音読ができたね。」 ・「表情が素敵だよ。」 ・「声の抑揚があって、想いが伝わるよ。」 ・「身振り手振りがあってわかりやすいね。」 といったように、子どもたちの音読を具体的に褒めていただくと、子どもたちも嬉しくなって、さらに意欲的に音読をすると思います。 子どもたちの楽しい音読を聴くことは、大人にとってもリラックスする時間になると考えてみてはいかがでしょうか。少しの時間、耳を傾けてみてください。 2学期の「北津守の学力向上」はの配信は、今回で終わりです。3学期も引き続き、様々な学力向上に関する情報を配信していきます。保護者・地域の皆様には、ホームページをご覧いただき、ありがとうございました。 北津守小学校 校長 辻 信行 北津守の学力向上 vol14 「実験の楽しさ」
今回の北津守の学力向上は、5年生の理科の公開授業についてのお話です。単元は「流れる水のはたらき」です。
実際に、実験道具を使って小山を作り、水を流していく実験をしました。これが、なかなかおもしろくて、子どもたちも興奮していました。 学習の進め方スムーズでした。 1 子どもたちは、実験の結果を予想します。 2 実験の役割分担を決め、準備をします。 3 実験をして、結果をまとめます。 今回の授業は、ここまででした。次の時間に、結果を発表し、互いの結果や意見について話し合い、学び合いの授業が展開されます。 保護者の皆さんの中にも、子どもの頃に、たくさんの実験をした楽しい思い出がある方もおられると思います。今、電子黒板を使ってデジタル教科書を活用したり、タブレットパソコンを使って調べ学習をしたりと学習形態は、大きく変わりつつあります。 それでも、時代が変わっても、子どもたちにとって、実験という学習は、とっても楽しいものであることに、変わりはないようです。実験をしているときの子どもたちの輝く瞳が、それを証明していたように思います。 次回の北津守の学力向上は「音読の楽しさ」のお話です。12月20日(月)の配信予定です。 |
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