北津守の学力向上 vol8 「理科の学習」〜生活と関連させた学習〜
今回の北津守の学力向上は、4年生の理科の学習についてお話します。学習単元は、「ヒトの体のつくりと運動」です。
ヒトには、様々な関節があり、関節を上手に使いながら生活をしています。生活で使う道具や機械にも、ヒトの間接と同じように動かすものがあります。例えば、ゲームのコントローラー、ショベルカー、電気スタンドなどです。ヒトと同じように、関節になる部分を回りしたり、曲げたりすることで、使いやすくなっています。 今回の学習でも、一人一台パソコンを活用しました。Teamsという機能を使って、様々な道具や機械の画像を見ながら、直接書き込んで関節部分を探しました。また、グループで相談しながら、子ども同士の対話的な学びを深めいていきました。 もうすでに、一人一台パソコンを活用して、自主学習をしたり、調べ学習をしたり、自分の想いを書き込んだり、友だちと意見を交換したり、遠く離れた友だちや指導者とつながって学びを深めたりすることができています。パソコンは、子どもたちにとって、もはや文房具の一つとなっているのです。 パソコンやインターネット、SNSの使い方も同時に学ばせながら、子どもたちの主体的で対話的で深い学びを実現できるように指導していきたいと考えています。 次回の「北津守の学力向上」は、3年生の算数の授業についてです。11月16日(火)の配信予定です。 北津守の学力向上 vol7 「学びのピラミッド」私たちが、子どもの頃に受けていた講義型の一斉授業では、なかなか学びが定着しないことがわかります。一方、仲間とともに学び合う、教え合う協働的な学習では、学びの定着率が高いというデータが示されています。もちろん、個人差がありますので、すべての人に当てはまるということはありません。 一方、全国学力学習状況調査の結果では、友だちと話し合う活動をしている子どもほど、学力が高いというデータが出ています。北津守小学校では、今後も友だちと学び合う学習を進めていくことで、対話的で深い学びのできる授業を展開していきます。 次回の北津守の学力向上は、「理科の公開授業」についてお話します。11月12日(金)の配信予定です。 北津守の学力向上 vol6 「算数科の授業」〜分数の学習〜分数の割り算は、ひっくり返して計算するという方法を覚えておられたでしょうか。分母が8×3。分子が1×2となります。24分の2となり、約分して答えは12分の1となります。では、なぜひっくり返して計算するのかという説明ができるでしょうか。これは難しいですね。教員を目指す大学生に聞いても、説明できる人は少ないそうです。 11月4日には、算数科の分数の公開授業が行われました。今回も大阪市教育委員会より、算数科の専門の講師の方に授業をご覧いただき、ご指導を賜りました。 上の写真にあるように、グループでの学習でした。自分の意見を友だちに伝え、意見を交換しながら、学びを深めていく姿が見られました。講師の先生からは、 ・子どもたちが先生の話を聴く態度が素晴らしい。 ・グループでの話し合いが上手にできている。 といった点について、お褒めの言葉をいただきました。 3枚目のデータは、学びがどのように定着していくのかを示したものです。1〜3の中には、どのような学び方があてはまるでしょうか。保護者の皆様も、一度、お考えください。答えは、11月10日(水)に配信予定の北津守の学力向上vol7でお話します。 北津守の学力向上 vol5 「単位量あたりの大きさ」〜最も難しい学習〜この学習は、単位量あたりの大きさを子どもたちが抽象的に理解することが難しく、丁寧に指導することが求められます。子どもたちは、与えられた課題に対して、みんなで考えていました。この授業でも、グループで相談して、互いに話し合い学ぶ合う姿が見られました。 大阪市教育委員会から、公開授業のたびに来ていただける算数科がご専門の講師の先生からは、以下のような子どもたちへのお褒めの言葉をいただきました。 ・子どもたちが丁寧にノートをまとめている。 ・子どもたちがたくさん挙手して、自分の考えを発表できている。 ・話し合い活動がうまくできている。 ・グループでの発表がわかりやすく上手にできている。 子どもたちが楽しく学習をしている姿が印象的でした。とても難しい単元ですが、みんなで協働的な学びをしながら、理解を深めてほしいと考えています。 北津守の学力向上 vol4 「国語科の授業」〜友だちとは〜
今回の北津守の学力向上は、国語科の研究授業のお話です。6年生の国語科の学習で、大阪大谷大学教授の今宮信吾先生を講師としてお招きし、研究授業が行われました。
今回の授業でも、ポイントとなったのは、主体的で対話的で深い学びの授業が展開されていたかどうかでした。6年生の子どもたちは、先日、「北津守の学力向上 vol3」で紹介したように、自分の考えをグループで話し合い、学び合って学習していました。一人一人が自分の考えを友だちに伝えることができる6年生は素敵です。 子どもたちは、物語を通して、自分たちの生活や学級や友だちのことを考えることができました。友だちとは何かについて、それぞれが自分の生活や言動を振り返り、今後の仲間づくりに活かされる授業となりました。 今宮先生からは、国語科の物語文の指導のあり方や評価の方法、子どもたちへの課題の提示の仕方など、多くのご教示をいただきました。この研究授業の反省を全員で共通理解し、子どもたちにとって楽しくて、わかりやすい授業とは何かを追求し、主体的で対話的で深い学びの授業を目指して、教職員全体で取り組んでまいります。 |
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